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旅日記〜室蘭という街〜

2024年6月22日、23日
室蘭市で行われた
"撮りフェスin室蘭"という
フォトイベントに
参加してきました。

恋焦がれる室蘭に
久々に会いに行くことが
できました。

そこで撮りフェスについての
説明や出来事や思い出を

室蘭という街についての説明なども
含めて
色々と書いていたら
ものすごく長くなりそうだったので
今回はまず


「室蘭について」
「室蘭との出会い」
「私が思う室蘭」

という
室蘭に片思いし続ける
切ない気持ちを
一旦ここにたくさん綴って、笑

それから
先日室蘭へ行ってきたことを
記事にしていきたいなと
思います。

過去に室蘭で撮った写真
(過去の写真の方が街の
説明に向いている気がするので)
と一緒に
ご紹介していきたいなと
思います。

(全ての写真は
ちょっと古い
デジタル一眼レフで撮影
加工も補正もしていません。
ありのままの色です。)



赤いところが室蘭です
わかってはいますが
北海道でかすぎ笑


室蘭市内
うすいグレー部分は全部工場です



室蘭は道民にも
あまり知られていない街だと
思います。
室蘭に旅行に行ってきたと言うと
大体みんなポカンとします。
なんか名所でもありました??
そんな感じです。笑

札幌から函館へ移動する時に
JRでも車でも
室蘭を通ることはできますが
JRは線路沿いだけですし
車だと高速道路を通ってしまうと
街から離れた山の上で
スピードも出しますし
トンネルが続くので
全く見えません。
もったいないんです…
わざわざ立ち寄らないと
見ることのできない
"隠された街"だと思っています。

前回の南小樽の旅と同じように
見ようと思わなければ
見ることができない
"見ようとする人にだけ見える"
まだみんなが
気がついていない街が
室蘭です。


続いて室蘭はどんな街か…


室蘭は始まりの歴史が
とても古く
今に至るまでに様々な歴史があります。
タモリさんがブラっとする
あの番組でも
室蘭は取り上げられているほどです。
(恋しくなると見ます)

また
当時5歳の芦田愛菜さんの出演作
として有名な
テレビドラマ「mother」
のロケ地にもなっています。
(ドラマの内容や雰囲気と街が
すごく合っていて
忘れられない作品です)

室蘭は北海道有数の重工業都市である。1887(明治20)年、英国のアームストロング社とビィカース社、北炭の3社合弁企業が日本製鋼所を創立。続いて輪西製鐵場(現・新日鐵住金)が設立され「鉄のまち」として発展してきた。
1892(明治25)年8月1日、北海道炭礦鉄道が夕張や空知の炭鉱から石炭を運ぶ室蘭線を開通し、室蘭港は小樽に並ぶ石炭積み出し港として繁栄した。

現在、港を取り囲むように、JXエネルギー、新日鉄住金セメント、新日鐵住金、日本製鋼所、函館どつくなど重化学工業の工場群が建ち並んでいる。


一方、太平洋側には、全国でも数少ない鳴り砂がある「イタンキ浜」をはじめ、「金屏風」「トッカリショの奇勝」「地球岬」「マスイチ浜」「銀屏風」など、100m前後の断崖絶壁が14kmも連なる風光明媚な景勝地。
崖の上に広がる丘陵地帯から工場群と大自然の対照的な絶景を360度楽しめるのも、室蘭の魅力である。

北海道マガジンKAIより
2017年5月 測量山展望台から
工場の存在感
大きな吊り橋が白鳥大橋です
晴れたり曇ったりの天気(同じ日)
2017年5月 トッカリショ展望台
2017年5月 地球岬
海が青いです
2017年5月 イタンキ浜
大好きな海です



室蘭の観光名所ですね。
工場の景色も海も
どこから見ても大好きです。
ご紹介したい景色はまだまだ
あります。
何度訪れても
まだまだ行ききれていない
くらいです。


食についてご紹介です。

室蘭のご当地グルメ
ソウルフードとして
メジャーなのは
「室蘭やきとり」
「室蘭カレーラーメン」
かと思います。

室蘭で「やきとり」と言えば、「豚肉」と「タマネギ」。昭和初期、豚のモツや野鳥などが屋台で串焼きにして多く食べられていて、次第に鳥肉よりも安く手に入る豚肉が「やきとり」の言われるようになったようです。タマネギは北海道が産地であるため、長ネギより安く手に入りやすく、しかも豚肉と相性もよいため定着したということです。

室蘭観光情報サイト
おっと!むろらんより


室蘭やきとりは
鶏肉とねぎではなく
豚肉とたまねぎに
からし
なのです。
(函館のやきとり弁当もまた豚肉)

からしをつけるのは諸説ある
みたいですが
おでんやトンカツにつけていたのを
やきとりにもつけたのが始まり?
とか…
工場で働く人々は
昔からこの豚肉のやきとりを
食べて活力にしていたそうです。

室蘭のカントリーサインの
マグネット
白鳥大橋とやきとり、からしも

「室蘭カレーラーメン」は、日本人の大好物であるラーメンとカレーをただ単に合わせたものではありません。
ラーメンと相性の良いカレースープを各店主が考えに考え抜いた味。鉄のまち室蘭ならではの風土が育てた庶民の味。
その味が、北海道特有のちぢれ麺やチャーシュー、様々な野菜やワカメなどとおいしさのハーモニーを奏でます。

当地域は、各エリアに点在する約50のラーメン店のうち、6割のお店でカレーラーメンを提供している道内一のカレーラーメン王国。
室蘭カレーラーメンの美味しさを室蘭から全道・全国に発信し、札幌の「みそ」、函館の「しお」、旭川の「しょうゆ」に続く北海道第四の味として、私たちは頑張ります。

室蘭カレーラーメンの会
公式WEBサイトより



室蘭は
"古くからの歴史と生活がある街"
"工場がたくさんある街"
"色んな姿の海が見れる街"
"室蘭やきとりとカレーラーメン"
が有名な街
(もちろんまだ有名というか人気の
食べ物はありますがメジャーなのは
こちらで、私自身食に関しては残念ながら未開拓なので語れないというのもあって食べ物についてはこの2つに
フォーカスしました)

それとまだまだ室蘭を代表する
様々なことがありますが
先ほど書いたように
自分で触れたことのあるものに
ついて書くのが良いかなと
思いますので
街の紹介は
ここまでにしておこうかなと
思います。


室蘭という街の
ざっくりとしたご紹介でした。
もっと紹介すべきものが
あるかもしれませんが
収拾がつかなくなるので
一旦それらは
眠っていてもらいましょう…



私は室蘭には住んだことも
長期滞在したこともないです。
知り合いも親戚もいません。

街の雰囲気や
感じる空気感は
ただの旅行者としての視点なので
実際に室蘭で生活をする方から
すると
ちょっと違うなぁとか
盛り過ぎじゃないか?とか
色々思われるかもしれませんが笑


室蘭との出会い

私が室蘭に初めて行ったのは
2010年くらいだと思います。

仕事の出張先でした。
2泊3日
東室蘭駅という室蘭で1番大きな駅の
すぐ側にある
"ホテルルートイン東室蘭駅前"
に泊まりました。

ルートインは天然温泉が
あるところも多いのかなと
思いますが
こちらも最上階に
洗い場5つ
お風呂1つの
シンプルで小さな
大浴場があり
早朝から夜中まで入れました。

仕事に行く前
朝5時に起きて
朝風呂に行った時
窓から見えた朝日がとても
キレイだったのです。

岬や街並み、遠く伸びていく線路を
オレンジに照らしていて
1人誰もいないお風呂から
見惚れていました。
(おそらくこの眺めは女風呂だけ
だと思います。)

ボーダー柄のすりガラスのような窓
だったので
その細いボーダーの隙間に
顔をくっつけて見るのですが笑

夜、帰りが遅くなっても
欠かさず行きました。
工場や
白鳥大橋
(東日本で1番大きな吊り橋)
など夜景も見えて
街の光が決して多くないのも
またとても良いのです。


私はお風呂好き両親の影響で
小さい頃から銭湯や温泉には
たくさん行きました。
大好きです。
温泉に泊まりにいくと
とにかくお風呂に入りにいく
のは子供の頃からなので
どんなにお風呂が小さくても
時間がなくても
入らない選択肢はありません
朝食を削っても
どんなに眠くても夜も朝も
必ず行きます。笑

室蘭出張はその後も何度かあり
必ずその宿でした。
仕事をしに行くより
このホテルのお風呂が楽しみで
行っている
そんな感じでした。
普通のビジネスホテルですが
ここのお風呂が
とにかく好きなのです。
ここから
室蘭への片思いが
始まりました。笑

2024年6月 

その後も工場夜景ツアーにも
参加したり
(今は一部工場の保安灯が消灯となってしまった為やっていません。
今はクルージングのツアーは
やっているようです)
泊まりがけで行ってみたり
ちょこちょこ行っています。


ここからは
過去の室蘭で撮った写真と
私が思う室蘭を…

先日行った写真も良いのですが
昔に撮ったものも
今見返すといいものがありましたし
夕暮れや夜のはじまりの写真は
先日の写真にはないので
ご紹介したいと思います。

日が暮れる頃の室蘭は
胸がキュンとします。


2015年工場夜景ツアーの
バスの中から
工場の真横を駆け抜けて行きます
この夕日が見れたのは幸運でした
山の上がチクチクしているのが
測量山です
これは2017年5月 宮越屋珈琲MUTEKIROUさんの
カウンターから
絵鞆岬(えともみさき)の海が目の前です
憧れのお店で、行った日にこの夕日と出会えたのはこれも幸運…
外のテラス席もあります…
お店の雰囲気も素敵なんです…
語り尽くせないです
グランドピアノがあります
時々LIVEもされています
お店の外観 
夕陽が落ちたあとの
この色と三日月…
絵鞆漁港(えとも)
道の駅みたら室蘭から
同じ場所から  
大黒島(だいこくじま)
振り返ると
白鳥大橋がやんわり光っています
白鳥大橋展望台から
常夜灯が
ただでさえ好きなのに
この色と静けさにも
胸がキュンとします
月がきれいで…

…タモリさんは
このような夕暮れから
夜になる景色と工場夜景を
船上から見て
"涙がでるね、お酒が飲みたいよ…"
と言ってました…


MUTEKIROU(むてきろう)さん
については
恋焦がれすぎて

日常
きれいな夕陽を見ると
ふと
"この夕陽はあの席から
どんな風に見えているかな…"と
想う時があります。
4歳児を連れてここへ行くのは
色々と違う気がするので
一人旅が許される日まで
胸の奥で想っています。

気になった方は
検索してみて下さい。
(お店のHPはやきとりの一平さんの中にありわかりづらくなるので載せませんでした。)


自分でも
振り返って
写真を見て
書いていて
恋しくて
切なくなってきました。。笑



室蘭は全国から
世界から観光客が来る程の
流行感はありません。
でも
北海道の他にはない
独特な街並みと雰囲気があります。

歴史的にも小樽や函館とも
近い気はしますが
室蘭はもう少し
"ひんやり"として
物思いにふける時の気持ちと
同じ温度で

消えてしまいそうな空間や
どこか孤独感もあるけれど

でも間違いなくそこには
"今"が生きていて
"生活"があって
"人"がいる
色んな質感や温度、色、匂いが
混ざり合っている

比較的ネガティブで
切なくて
寂しい
でも優しい色合いが
好きな自分と
近いものを感じたから
惹かれたんだと思います。
そんな気がします。


いい意味で
深く見ようとし過ぎてしまった
なかなか理解されない好きなものの
1つですが…


もっと自分に
語彙力、言語化能力があって
比喩表現もうまくできるなら
もっともっと室蘭の魅力を
伝えられるのに…

でも
同じ温度で
同じ深さで
物事を見て
感じて
生きる誰かが
この室蘭という"隠された街"が
新たに
誰かの
"恋焦がれる街"になり
"大切な場所"になってくれたら
いいなぁと思います。


次の記事で
"撮りフェス"に
参加した時の写真と
思い出を振り返ります。

"室蘭の質感"は
フィルムカメラでも
撮りたいと思ったので
いっぱいシャッターを
切ってきました。

言葉にしきれない
エモーショナルな気持ちを
抱えたまま
次回も
書き綴りたいと思います。


室蘭、大好きです。
次はいつ会えますか…?






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