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心のふるさと①車窓

9月。
もうすぐ10月になる頃
母の誘いで急だったけど
ばあちゃんちに遊びに行くことに。
三泊四日。

函館の少し上の町。隣町。
札幌から大体約300キロ。

今回はJRで行く。特急北斗。

乗車時間は、大体4時間。
ただ黙って乗っていれば、
そこへ連れて行ってくれる。
山が見える。畑が見える。
海が見える。
何もないものが見れる。

このノートでも何回も
言っているけれど
とにかくその何もない
地味な
見る人によっては
寂しいと思うようなその景色が
本当に好きなので
その車窓を載せていきます。

国道と並走する距離が長い。
海沿いが多く真っ直ぐな道。
バイク旅される方
車で行く方にも
おすすめしたい道です。
景色は暇ですが
本当に地味ですが
北海道らしいカラーと手触り
だと思います。

(できるだけ短めにはしたいと
思ってはおりますが、
よければお付き合いください)

(それと今回、子供のことは
「楓」と書くことにします
その方が書きやすいので)




旅のメンバー。
母と私と楓の3人。
会いに行くのは
母方のばあちゃん。

ばあちゃんが同居する息子夫婦が
所用で数日不在になる為
ばあちゃん1人だとちょっと
心配だから
代わりに私たちが見守りますよ
ということで。
同居ってね、色々大変でね。
ばあちゃんもガス抜きになるし
私たちも、おばさんも、それぞれ
自由に過ごせるという全員が
得をするような感じですね。


会いに行く時はいつも大体この3人。ノリがいいのがこの3人。
電車旅が好きなのもこの3人。
多分私たち3人は
相性がいいんだと思う。
いつもポジティブな旅になるから。



出発。


午前11時ごろ札幌駅に集合。
最寄りの駅から乗ることも
可能だったけど
楓が札幌駅で色んな車両を見てから乗りたいとのリクエストに
答えたかたち。



駅弁を買いに行く。
駅弁が買えるのも札幌駅だからこそ。
私はずっと食べてみたい駅弁があった。あるかなぁ?売ってるかな?


地元民は行く機会がないような
素晴らしく、素敵なお土産やさん。
お弁当が置いてあるその場所へ
行くとたくさん積まれていた!

あったあった!!!
購入。(写真はあとで)

お菓子のあんぽてと、購入。
わかさいも本舗の。
(おいしいのです)



札幌駅は今、新幹線の為の工事で
色々ごちゃついている。
平日の札幌駅はわりと穏やか。


重たいスーツケース。
持ち上げ頑張ってホームへ登る。
いや、ずいぶん階段疲れたなぁ
なんて思ってたら


向かい側から見慣れない
黄色いディーゼルが二台くっついて
入ってきた。


珍しいなぁ。なんだろうと思って
のんびり眺めていたら
連結された車両は



ロイヤルエクスプレス
!!!!!!
北海道でみれるの??!
どうしてきた?!
軽くパニック。

ぴっかぴかで
大きくて豪華で
かっこいい
中が見えるけどなんて豪華なんだろう


急いで顔を見に走った。(後ろ)
大人1人駆ける。
その時
自分が乗る北斗がお迎えに。
まさかのお顔が二つ並びますか?!
と思いきや


残念。笑

後で調べたら
ロイヤルエクスプレスは
横浜~伊豆急下田間で運行されている
けれど、ここ数年は
北海道ツアーも開催している
みたいだ。
今年は8月、9月に計9回の運行。
ちょうど今日はツアーのときで
ちょうど出発の時間だった。
ラッキー!
なんだか楽しい旅が
始まる予感。


さて、北斗、お久しぶり。
一年ぶりかな。
よろしく頼むよ。


乗車。
座席をボックスにさせてもらう。
ぐるり。

出発。
お膝の上でさっきのお弁当を開く。
がさがさ。


駅弁。
開封。


これはずっと
食べてみたかった。
フォローさせて頂いてます
くろしおさんがおいしいと
記事で言ってらしたので…
ついに食べれる日が。
お店でもどんどこ売れてってました!

これです、にしんみがき弁当
蓋をあけると
わかめと数の子とにしん

潔く整列。眩しい。。

お次。

こちらは大沼牛のお弁当。
大沼牛の大沼は七飯町(ななえ)に
ある湖。
あとででてきます。


これは母と楓が食べてました
一口もらった、美味しかった
よくばりました、もうひとつ。
小さめだったから。
食べれるよね?って母と半分こ。
列車の魔法
駅弁の罠


いかめしには結構こだわりあります。昔からよく食べてるので、好きなので。優しめの味でした。餅米の甘味も。美味しい。マヨネーズほしいなって。マヨ七味もおいしいよ。
いかめしにはマヨネーズつけるんですよ。


全部、おいしかった。
みがきにしん、最高に美味しくて
感動ものでした。
なんでこんなおいしいもの
知らなかったんだろう
間違いなく、今後このお弁当が
あったらこれしか買わないかも
しれない
もう1箱食べたいな位の気持ち。
出会えてよかったぁ。



食べるもの食べたら気持ちも
すっきり。笑


さあ。
ここからゆっくり行きましょう。
海がたくさん見れるよ。
今日は天気もいいから
きれいだと思うなぁ。

札幌に近いところはたくさんの
住宅が見えて「街」だけれど
この先、どんどん
何もなくなっていく。
駅の周辺以外は。

多分ここは千歳かなぁ。
苫小牧の手前かなぁ。

まだここは曇りか。


この先、写真に撮れた駅を
順に載せますね。



次の停車駅は
苫小牧。大きな街。

 キハ40。来年3月で卒業。
やっぱりこのまま
いてほしいんだけどな




国道36号線と並走。
苫小牧から次の駅、白老へ。
ここから海の始まり。

この辺りの風景を見ると
聴きたくなるのが
「君が思い出になる前に」
音の風景とこの風景が
耳の奥で目の中で重なる感じ

何もなくて
広くて
どこか寂しくて
美しい
北海道のほとんどが
こういう質感
何もない方が好きな人は
合うと思う


次は、白老。

白老、大好き。
温泉あり、海の幸あり、白老牛あり
スイーツあり。
そしてさっきの海あり。
優しい穏やかな町。



次は登別。
登別温泉のある。
楓のトイレタイムに
付き添ったから写真なし…
素敵な駅なんだけどなぁ…
帰り撮れるかな…



列車のトイレって面白い。
揺れがアトラクションのようで。笑



次は東室蘭。大きな街。

やさしいさくらいろの車両。
737系。と青空


気持ちは、降りたい。

室蘭へは一生、片思いすると
決めている。

まだみんなにバレてない街。

6月の室蘭
フィルム。イタンキ浜。6月。
地球岬。6月。


東室蘭を出るとしばらく
海ギリギリを走る。
この海は
ちょっと別格な海。
この4時間の中で1番明るい海。


とても天気が良い。


そろそろ北舟岡駅を通る。
このnoteに
何回も登場するあの駅。
海が目の前の。
停車駅ではないから通過してしまう。



ご褒美の時間でした。


まもなく伊達紋別。

あの海を見た後の駅。
見惚れてどこかに行ってしまった
心がここで
ちゃんと戻ってくるような。


次は洞爺。とうや。


洞爺湖温泉があるから
たくさんの人が降りた。
洞爺湖もすごくいいのでオススメ。


洞爺駅前もとってもあったかい
雰囲気。


ここからは次の長万部駅までは
山を越えるから
崖とトンネルが多い。
国道だと静狩峠という山道。


どんどん高くなっていく。


天気が悪い日のこの海は
高く広く怖い。
でも今日は青く眩しい。

一瞬、高速で通過する
秘境駅、小幌駅の一部。



山を越えると
また海が見える。長万部。
噴火湾。
線路と並走する国道5号線。
寂しげで真っ直ぐで
大好きな道。
同じような景色が続いていく。
すごく地味だけど
地味であればあるほど
ぐっとくるなぁと。


次は、長万部。おしゃまんべ。
長万部駅につくころ、
またトイレタイムだったから駅を
撮れず。。残念。



海から離れたり近づいたり。


このあたりは曇りが多い。
曇りだとやっぱり灰色の海。
でも今日は晴れてるので。。


次は、八雲駅。

3歳頃まで、住んでいた町。
断片的だけど風景の記憶は
ちゃんとある。



次の森駅まで
またトイレに行ったり
手を洗う時に泡が噴射して
頭びしゃびしゃになったり
珍事件が起きたせいで
写真ありません。笑



次は、森。森駅。
ここの駅からの景色は
うまく言えないけれど
いつも特別な何かがある
気がする。

伊達の海より明らかに渋い。


フィルムで撮ったら良い感じに
なっただろうなぁ。
今回は持ってきてない。
iPhoneのみ。
そのかわりめいっぱい撮る。

iPhoneで補正なしでも
十分良い色だと思う。
景色がいいから。
秋の午後3時頃の色は
本当にいい色をしている。


こちら駒ヶ岳。こまがたけ。
この山が見えたら
もうすぐ列車旅は終わり。

雲がかかってないなくて
とんがった頭もよく見える。
曇りだと存在すら消える。


見る角度によって
形をかえるんですよね。


また違う日に駒ヶ岳、
形を変えて出てきます。


次、大沼公園。


湖です。
大沼国定公園。駒ヶ岳は角度的に
入らなかった…

もう着きます。
降りる準備。
次が新函館北斗駅。
(その駅は北斗市)

良い車窓だったなぁ
全然見飽きない。
4時間、足りないなぁ。


到着。新函館北斗駅。
在来線ととなりに北海道新幹線の
ホームもあります。
今回は時間的にはやぶさは見に
行けなかったから
すぐに在来線に乗り換えて
となりの七飯駅に行く。


右側の建物に新幹線のホームが。


この下に一両の列車がやってくる。

今回の地。
心のふるさと。
静かな町。
でもそんなに田舎ではない。
でも都会ではない。
ちょうど良いのです。

ホームから


おっ、来た。
わーい。

車内。


秋の午後4時頃の光。
いいなぁ。

新幹線の線路。

後ろの方に乗っていたから
こんな贅沢な写真が撮れた。
秋色の景色、いいなぁ。
この昭和感漂う質感。



到着。ただいま。半年ぶりかな。


ここからは
まだ所用で出発していない
叔母さんのお迎えで
お家へ向かった。


このあとのお話。


ばあちゃんちには犬がいる。
老犬。
それは猛犬。。

その犬と夕方のお散歩をした
写真たちを載せたいなと
思います。


ろいやるえくすぷれす だって


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