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カラー版。明治と昭和の繋がるところ。

「旧永山武四郎邸及び旧三菱鉱業寮」

白黒フィルム、イルフォードXP2スーパー400で撮影した時。
同じくiPhoneでも撮っていたものが何枚かあるので、
カラーだと、実際だと、こんな色か!と、比べると面白くて、なんだかハッとして驚くなぁ、と思ったので両方、載せてみます。

「北海道建築」という本を読んでいて、それがすごく興味深くて楽しくてたまらないのですが、それを読みながら改めてこの建物を見ていると、本当に貴重で素晴らしい造りだとわかってきて、じわじわと感動しています。(その本ではこの旧永山邸のことは載ってはいませんでしたが、明治前半期の北海道、日本の住宅史上、価値の高い建物だそうです。)

旧永山邸側。
同じ場所からではないけれど、洋室の方はこう。
私邸と考えると、すごい家です。




二階和室。


図書室。
白黒ではとっていないけれど、どうしても載せたい写真も2枚追加。笑
白黒のことを書いた記事にある、
「立てかけてあって、両思いだと思ってしまった」様子。

支笏湖が生まれた場面なんて考えたことがなかったけれど、はじまりはあるんだよなぁと。静かなこの絵がとても気に入ったので。


席に持ってきて、座って読んだ時。


和洋折衷喫茶。ナガヤマレスト。


撮ったのはこれくらい。
目が覚めるような色ばかりですね。床のこのブルーがとてもいいです。
品のある青。
建具や内装、素材や色など、どれも明治や大正あたりを感じて素敵でした。

私的には白黒で撮って良かったかなと思っています。建物そのものの美しさを、歴史を感じやすい気がして。
偶然にもお試しで初めて撮った、使ったフィルムがイルフォードXP2で、とてもクリアに写されていた感じもなんとなく、この高貴な雰囲気にも合ってたかもなぁと

写真が出来上がって手に取って見た時は、随分そっけないな、なんて感じてしまったけれど、見れば見るほど、実は全然そんなことなかったかもしれないと、日に日に思っています。「北海道建築」を読んでいることも大きく影響していますが、
北海道開拓の歴史を思いながら白黒写真たちを見る時間は、開拓の苦労、戦争、寒さや雪など、様々な辛いこと、困難を乗り越え、今もそこに居てくれる強さとたくましさを感じる、とても優しい時間な気がしています。

「北海道建築」を頼りに、今年はたくさん歴史的な建築を見に、フィルムカメラを持って、行きたいなと思います。

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