注目記事:新資格『障害者就労支援士』が目指す支援体制の充実
厚生労働省は、障害者の就労支援を行う人たちを対象に、新しい資格「障害者就労支援士」を作ることを発表しました。この資格は、障害者就労支援の実務経験が3年以上ある人や、ジョブコーチの養成研修を受けた人が試験を受けられるもので、障害者雇用や福祉政策、労働法などに関する知識を問う内容です。2025年度から試験問題の作成が始まり、早ければ2028年度に資格がスタートする予定です。
障害者雇用が増えている中で、就労支援のニーズも高まっています。しかし、支援を行う人材がまだ足りていないという声も多く聞かれます。この新しい資格は、その解決に向けて支援の専門職の質と量を向上させ、支援の重要性を広く知ってもらうことを目的としています。資格を取得した人は、福祉施設やハローワーク、企業など、さまざまな場所で活躍できるようになります。
障害者の就労支援をするための人材を増やすことは、今後ますます大切なことです。この資格を通じて、支援の質が高まり、より多くの人が安心して働ける環境が整うことを期待したいですね。
参考情報
厚生労働省 令和6年 障害者雇用状況の集計結果
https://www.mhlw.go.jp/content/11704000/001357856.pdf