GASでメールを自動作成する
GASとは?
Google Apps Script(GAS)とは、Googleが開発・提供しているプログラミング言語です。プログラミング言語のJavaScriptと非常に似てる(似せている)構造になっています。JavaScript自体が非常にポピュラーな言語なので、少し調べると使い方が出ていますし、その気になれば独学も可能であると思います。
昨今、薬局ではIT化が遅れていると言われていますが、それを解決するために莫大な費用をかける必要はありません。このGASを使用すると、まったく業務が変わってしまうでしょう。
こういった、ツールをメーカーから購入するだけでなく、世の中にある低価(無料)のツールを組み合わせるなどして薬局業務の革新をすることをファムテック(PharmTech)と呼びます。
皆さんも、是非ファムテックを学び、薬局業務を楽しく革新していきましょう(^^)/
GASの始め方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
GASでメールを自動で作成する
まず、GmailはGASで動かすことができます。プログラミングは、繰り返す作業や規則性のある作業にはもってこいですので、毎月の報告や自動返信などはメールと相性がいいのでありがたいですね。
主に、Gmailを書き上げる関数は2つあります。
GmailAppクラスにあるcreateDraft()とsendEmail()です。実は、下書きをするか直接送るかの違いで、しっかりとしたものが作れるまではcreateDraft()で作った方がいいかもしれません。
createDraft(recipient, subject, body)の各パラメータは、recipient には、メールアドレス、subject には件名、body には本文を入れましょう。例えば、現在の時間をお知らせするメールを作るためには、以下のコードを書きます。
const now = new Date();
GmailApp.createDraft("mike@example.com", "ただ今の時間をお知らせします", "ただいまの時間: " + now.toString());
実際にできた下書きメールがこちらです。
このコードをポチっとするたびに、面白いくらい同じ下書きができます。定期報告や自動返信の定型文を作るだけでも、だいぶ業務効率が良くなりそうですね!
さて、次はメールの本文をもう少し工夫して、どんどん自動化するお話をしていきたいと思います。