シェアサロンって何？メリット・デメリットも解説

2024年9月10日 10:33

フリーランス美容師/Webライターのタムラユウです。

近年増え続けているシェアサロンってご存じですか？
独立後、自分のお店を持たないフリーランス美容師が
気軽に開業できる場所として人気です。

この記事では、シェアサロンで５年働く私が
どんなお店なのかを紹介します。
実際に感じたメリット、デメリットもお伝えしますので
ぜひ参考にしてください。

シェアサロンとは？

利用料金を支払うことでセット面や設備を借りて、お客様に施術ができます。
パーテーションで区切られていたり個室になっているので、
自分だけの空間で仕事をすることができます。

シェアサロンによって料金システムはさまざまですが、
大きくわけて２種類あります。

１．時間貸し
２．時間貸し＋売上の〇％

自分がどのくらい売り上げを上げられるか、
時間単価はどれくらいかをしっかり計算したうえで、
サロンを選ぶ必要があります。

著者が働いているシェアサロンは、時間単位ではなく月単位で利用料金を支払います。
自宅の家賃を払うのと同じ感覚です。
長時間働いても、旅行で長期休暇をとっても支払う料金は変わりません。

それぞれの売り上げに合わせてサロンを選ぶといいですね。

シェアサロンでは、施術のメニューや料金を自由に決めることができます。
独立前は単価が安いサロンで勤務していたため、経歴やスキルにあった報酬を貰えなかった、という美容師は多いでしょう。
シェアサロンでは納得のいく料金設定にすることができます。

著者の場合は自分が得意とするカラー、カットをメインにメニュー化しています。
苦手なヘッドスパやマッサージはメニューから除外することにより
得意をより活かせる仕事ができています。

では実際にシェアサロンを利用するメリットとは？
ここでは３つ紹介します。

シェアサロンは設備があらかじめ整っているため、自分で資金をかけなくても開業することができます。
自分でお店を一から作るとなると、物件選びから始まります。
機器の購入、内装工事、保健所の審査など、、
かなりの資金と時間がかかります。

自分のお店を持ちたいけど、今すぐは難しいという人でも
開業前のステップアップとして、働きながら資金を貯められます。

正社員のようなシフト制・固定勤務ではなく、自分で自由に働く時間を決められます。

著者は正社員時代、１日10時間勤務・月の休みが５日間というかなりブラックな勤務形態でした。
シェアサロンで働いてからは１日７時間、月の休みが10日間に。
自由な時間が増え、プライベートも充実しています。

ダブルワークと両立したり、平日だけ・土日だけといった働き方も叶えることができます。

シェアサロンでは、毎月決まったお給料はありません。
しかし指名客がたくさんいる場合や、正社員時代以上の集客ができる場合は手取り額がアップする可能性があります。

現に著者もシェアサロンで働いてからは、手取り額が大幅にアップしました。
自由な時間と手取りが増えるなんて、かなり魅力的ですよね。

魅力的なメリットがありましたがもちろんいい事だけではありません。
ここではデメリットも４つ紹介していきます。

シェアサロンでは基本的に、集客活動は自分で行う必要があります。

正社員であれば会社が集客してくれるので、そこが大きな違いでしょう。
すでにリピーターが多くいる美容師であれば集客の必要はないかもしれません。

ただ、シェアサロンによっては集客をサポートしてくれる会社もあるので、集客に自信のない人はそういったシェアサロンを選ぶといいですね。

これはシェアサロンによるのですが、薬剤などの仕入れを自分で行わなければならない場合があります。

うっかり仕入れを忘れてしまって薬剤が足りない・・・！といったアクシデントが起こる可能性も。

しかし私は仕入れに関してはメリットでもあると捉えています。
なぜなら自分で選んだこだわりの商材を使えるからです。
面倒に思う仕入れも、慣れてしまえばなんてことはありません。

シェアサロンでは、月給や手当が保証されていません。
リピーターが来なくなってしまった、怪我や病気で長期間休んでしまう・・・
といったことが起こると、その分収入が不安定になる可能性があります。

実際著者も、新型コロナウイルスが流行し始めた2020年の春頃はかなり苦しみました。
外出自粛の影響で、１か月の売り上げが12万円しかなかったことも・・・

自分の健康管理や、なにかあった時のための資金の確保は必要です。

メリット、デメリットをお伝えしましたが、私個人としてはシェアサロンで働いてよかったと思っています。
休みを自由に取ることができるのでプライベートも充実しています。
自分ひとりで集客や経理も行うため責任感もうまれました。
自己管理さえしっかりできていれば、デメリットもメリットに変えられます。

フリーランス美容師になってシェアサロンで働いたことで、
美容師という仕事がもっと好きになりました。

シェアサロンは全国的に増えていますし、様々な形態があります。
ぜひ自分に合ったところを見つけてみてくださいね。

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