見出し画像

福井県:越前打刃物

越前打刃物は、1337年(南北朝時代)京都の刀匠千代鶴国安が刀剣制作に
適した地を求め、府中(現越前市)に来住し、近郷の農民のために鎌を作ったことから始まったといわれています。国安は、日向国飫肥(おび)出身で、同郷の堀川国広の弟子と伝え、共に京都の一条堀川に住んでいたといわれている。堀川国安の刀は東京国立博物館に所蔵されており身幅が広く、
反りが浅く、鋒(きっさき)が大きく延びており、地鉄(じがね)は、板目肌に地沸(じにえ)がついて地景(ちけい)がよく入り、刃文(びた姿はもん)はのたれ刃に互の目刃(ぐのめば)を交えたものである。国安は刀を
造る度に研石を使って狛犬を彫り、井戸に沈めたといわれます。そこには、「刀は人を殺すための武器であってはならない、武士の象徴として存在してほしい」という職人としての願いが込められています。この精神は、最高の道具をつくるというカタチで越前打刃物の職人達に現在も引き継がれています。ステーキナイフSK08は、2013年フランス・リヨンで開催された世界最高峰のボキューズ・ドール国際料理コンクールで使用され、龍泉刃物の名を世界に轟かせたステーキナイフSK01、その後継モデルとなるステーキナイフで、更なる使いやすさと生産性の向上を目指して開発され、ハンドルはよりフィットする持ち心地、手元に重心を寄せることで更なる使いやすさを追求されています。余計なものを一切そぎ落としたそのシンプルで美しいステーキナイフは、使い心地はもちろん。「龍泉輪」模様が浮かぶ片刃仕上げの刃は、鋼同士を70層にも重ねたダマスカス材を使用、一本一本独自の技法で鍛え上げられています。最高の切れ味と魅了的な美しさを両立した逸品に仕上がっています、ご興味のある方は龍泉刃物でご検索をしてみてくださいね。
紫曜。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?