東京都:平河天満宮
半蔵門駅近く、菅原道真公を祀る平河天満宮は、江戸時代に太田道灌
が建立した、500年の歴史を持つ由緒正しい神社です。
半蔵門のパワースポット、平河天満宮ってどんな神社?
東京都千代田区にある平河天満宮は、1478 年に江戸平河城主太田道灌が、
菅原道真公の夢を見て霊夢であるとの思いから建立した神社で、500年以上の歴史がある由緒正しい神社です江戸三大天神の一つと言われ、学業に
ご利益があると言われていることから、江戸時代の国学者・塙保己一や、
蘭学者・高野長英が深く信仰を寄せていたことが知られています。
また、平川天満宮は学業のご利益のほかにも、ペアで梅の実が実る
「縁結びの梅」と言われる梅の木があることから、恋愛成就にもご利益が
あると言われています。
全国の天満宮で行われる鷽替えとは?どんな意味があるの?
鷽替えは、菅原道真公を祀る天満宮で広く行われている神事。
ちなみに、鷽(うそ)は、首から頬にかけて美しい紅色で頭と尾が黒く、
背や腹は鼠色の小鳥のことです。
西暦901年に太宰府へと左遷された道真公が翌年1月7日に神事を行っている最中に蜂に襲われました。そのとき、鷽の大群が襲ってきて助かったと言われていることから、天神様ゆかりの鳥として親しまれてきました。
鷽(うそ)が嘘に通じることから、この鷽を木彫りにしたものを新しい鷽と取り替え、私たちが知らず知らずについた嘘を天神様の誠心に変え、またこれまでの悪いことを嘘にして、今年の吉に取り替えようという意味があります。参拝者同士が木鷽を「替えましょう、替えましょう」の掛け声とともに手から手へと取り替えていき、幸せを願うことが、江戸時代初めからはじまり、今も広く行われています。
平河天満宮の鷽替え
ちなみに、鷽替えは1月25日に行われる神社が多いようですが、平河天満宮では1月1日から鷽がなくなるまで行われるということでした。都内で鷽替えを逃した方は、試しに行ってみるのもありかもしれません。