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日本の肺がん検診は無駄だった、誰にも責任はありませんが、間違いは早く正す必要がありますよね。

日本の肺がん検診:○胸部X線検査
1972年に結核の発見を目的として始まりました。
現在では結核は減っており、肺炎や肺がんを調べるためにやっています。
しかし、X線検査による肺がんの発見は精度が低く、無駄ではないかといわれるようになりました。OECD(経済協力開発機構)も、2019年に「日本の健診は無駄な検査や不要なX線被ばくなどが生じている可能性がある」と指摘しています。
胸部X線検査に代わる案としては、被ばく量の少ない胸部CT検査(低線量CT)が挙げられており、しかもCT検査だとX線で見つけられないがんも見つけられるとのことです。
 
自費診療なのにいままで結果を出せなかった特定健康診査(住民検診)や
社員検診
〇胸部X線検査を40歳以上のすべての 人に毎年実施している。
〇喀痰細胞診を高リスクの50歳以上の人に毎年実施している。
〇肺がん検診を終了する年齢を設定していない。
結果
喫煙者・非喫煙者で毎年の胸部X線を通常ケアと比較して肺がん死亡率減少なし 。
胸部X線+喀痰細胞診を胸部X線のみと比較して肺がん死亡率減少に有意差
なし。
〇低線量CTを行った場合:よいこと
〇高リスクの喫煙者と既喫煙者で毎年の低線量CTを胸部X線と比較して有意に肺がん死亡率が減少。
〇早期の間質性肺疾患や肺気腫が見つかる。

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