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在宅酸素:酸素濃縮器VS液体酸素
酸素供給装置
自宅で使用する酸素供給装置には、
酸素濃縮器と液体酸素の2 種類があります。
それぞれの長所と短所を理解したうえで合ったものを選択しましょう。
酸素濃縮器の特徴
酸素濃縮器は空気の成分の約80%を占める窒素を吸着し、酸素濃度90%以上の空気をつくり出す装置です。最大7ℓ/分までの流量を供給できます。
現在、酸素療法をおこなっている患者さんの約90%が酸素濃縮器を使用しています。
酸素濃縮器を使用する場合、外出時には別途小型の携帯用酸素ボンベを使用します
長 所
短 所
電力さえあればどこでも使用できます。
使用が簡便・容易です。
停電時には停止します。
(一部バッテリーを内蔵し停電時にも作動する機器もあります。)停電などに備えて酸素ボンベの設置が必要になります。
高流量供給型ほど電気代負担が大きくなります。
液体酸素の特徴
液体酸素は、設置型の液体酸素供給装置(親器)に液体酸素が入っており、少しずつ気化させることで気体の酸素をつくり出します。
外出時には携帯用の子容器(子器)に充填し、持ち運ぶことができます。
親器の残量が少なくなると、HOT 事業者が充填済みの装置と交換します。
長 所
短 所
停電時にも使用できます。
電気代負担がありません。
豪雪地域・僻地・離島など一部の地域での使用が困難な場合があります。
親機から子機に酸素を充填する操作は、療養者・介護者自身がする必要があります。