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伊月一空の心霊奇話 ―いわく付きの品、浄化します―

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霊が視えることが悩みの静森紗紀は わけあって 一軒の骨董屋を訪れる。店の名は『縁』。その店は店主である伊月一空の霊能力で 店に並ぶ品たちの過去の縁を絶ち さらに新たな縁を結ぶとい…
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#呪い

伊月一空の心霊奇話 ーそのいわく付きの品、浄化しますー 第38話

◆第1話はこちら 第3章 呪い人形2 呪われた一空  バイトを終え、駅前のスーパーで買い物をしてから家に帰ろうとしたところ、店の前にチャラ弁の車が横付けされた。 「紗紀ちゃん今帰り? 送って行くよ。乗って乗って!」  車で送るもなにも、買い物に行きたいし、家は店から歩いてすぐなので丁重にお断りをする。  それに、こんな町中で目立ちすぎる高級車で送ってもらうなど、近所の人に見られたら何て思われるか。 「けっこうです。歩いて帰れる距離ですから」  そこへ通りかかった中学生が