仙台旅行記🧳♨️
大学祭には結局4年間行くことはありませんでした。
大学祭への興味も、一緒に行こうと誘ってくれる友達も私には足りませんでした。
せっかくの学祭期間で1週間ほど休みがあるのだから、有意義に過ごそうという気持ちでふと一人旅を決行しました。
1人辺境の地へ大自然を見に行こうと思っていたのだけれど、なにしろ急に思い立ったもんだから飛行機代は高いし計画は杜撰だしで、当初念頭にあった屋久杉や桜島は候補からすぐに消え失せました。
新幹線で行ける範囲で自分が行きたいところを考えたときにパッと仙台が浮かんだので仙台に決めました。
昔から仙台に対して不思議と魅力を感じていました。仙台の名産といえば牛タンくらいの知識しかないのに、仙台には素敵な場所というイメージがありました。
戦国武将もんのキャラクターでイケメンに描かれがちな伊達政宗がいるからかな?
でも仙台っていう言葉の響きも好きだなー。
歴史があって自然の緑が似合う感じもかっこいいし。東北地方っていう雪国の田舎が集まるなかで仙台だけはなんか都会な感じがするところもいい。こんな漠然とした理由で勝手に憧れを抱いていたわけだけど、実際の仙台は私の期待以上に魅力が詰まった場所でした。
新幹線で仙台駅に着いた瞬間からこの場所が好きだと思いました。PARCOもロフトも駅前の大通りも名古屋にもあるけど、商業施設がせめぎ合っていてギラギラした富裕層とか生命力の逞しそうな外国人が闊歩するような名古屋の都会とはまるで違う。仙台駅周辺はビジネスの場であると同時に地域住民とか庶民の生活の場であり、とにかくゆったりとしていました。杜の都と言われるのも納得です。豊かさが当たりまえにあって、街を歩くだけで心が満たされて大好きな場所だと思いました。
1日目は仙台からちょっと離れた秋保へ行く予定だったから駅に着いてすぐにバスに乗りました。秋保大滝までバスで68駅だったかな?
トランクケース持って秋保大滝まで行く人が私だけっぽくてバスの中でいかにも旅行客です(しかも1人)!っていう感じがして自意識過剰なだけだと思うけどなんか恥ずかしかった。
前日の夜にちょっと嫌なことがあってあまり眠れなかったから気分が沈んでたし、行きの新幹線で前に座った人がAV痴漢してきて最悪な気持ちだったから神経が逆だって情緒不安定になっていました。1人大荷物を抱えて御年寄をよそに座席に座る自分を俯瞰して虚無感に襲われて涙が出てきた。幸先悪いです。
秋保大滝に着いてみると、観光客というよりは近所のファミリーとか大学生が車で来るような雰囲気があってわざわざ愛知から観光に来る人が珍しいといった視線が伝わってきました。
旅館を経由するとバスがなかったから仙台から直行で秋保大滝に行ったわけだけど、懸念点だったコインロッカーはやっぱりありませんでした。地図上でみたら隣に道の駅っぽい場所とか工芸体験ができるっぽい場所があって、観光地として整っている場所だと勝手に想像しちゃってたから誤算でした。全部ぽいだけでした。
せっかく秋保大滝まで遠路はるばる来て滝を見ないわけにはいかないけど、スーツケースを担いで森の険しい道を歩ける自信もなくて途方に暮れてたら入口からちょっと下ったところに滝見台があることが分かりました。ラッキー!
工事中のお寺の脇道を抜けてスーツケースを担いで階段をちょっと降りたところで人が賑わってて、難なく滝見台に到着できました。
柵から覗いて滝の方角を見てみると、柵の下の傾斜から生える木々が奔放に生い茂っていて滝の音は轟々としているのに肝心の滝があまり見えなくてとんだ焦らしプレイをさせられました。こんなもんかとちょっとがっかりしていたら、さらにちょっと下った窪地にもまた柵が囲われていてここからなら滝つぼまで全体を見渡せることが分かりました。今日は下げて上げての繰り返しに翻弄される日なのでしょうか?
そこから見えた景色がこちらです。
わわ!キレイ(◜ᴗ◝ )
まるで木々が「やあ!宮城へようこそ!」って言っている気がしました。紅葉のシーズンが今年は全国的に遅れてるみたいで完全に紅く染まってはなかったけど、黄色味がかった森とダイナミックな滝は壮観でした。秋保大滝は日本三大瀑布の1つとされていて、日本有数の滝スポットだからさすがだった。それと同時に、日本三大瀑布の割に人少なくないか??交通の便が悪いから地元の人しか寄り付かないのか??とかも思ったんだけど、調べてみたら日本三大瀑布に秋保大滝が含まれる場合と、含まない場合があるらしい。私は日本三大瀑布と聞いてこれは行くっきゃねぇと思い立ったわけだけど、こういう日本一!とか5選!みたいなくくりってどっかの誰かが勝手に決めただけのものなんだな、世の中そんなもんだよなという気持ちになった。でも、秋保大滝は私の思い描いていた通り素晴らしい滝でした。滝壺まで山を下って行く道もあったけど片道20分で岩肌を歩いていかないといけないらしくて、考えるまでもなく辞めました。
帰りのバスが来るまで時間が空いてて目的も達成したので近くのおやすみ何処で蕎麦を食べることにしました。
仙台に来てから誰とも話すことなかったから、店主のおっちゃんが気さくに話かけてくれて優しい気持ちになれました。秋保大滝までトランクケース引いて1人で蕎麦を食べに来る若い女なんて見るからに訳ありそうだけど、おっちゃんは温かく歓迎してくれて私はちょっと泣きそうになりました(情緒不安定)。蕎麦を食べ終わって店から出るときも「気をつけてな」って声を掛けてくれておっちゃん!!!🥹ってなりました。
帰りのバスは本数が少ない上に最終が15:30とかしかなかったから早めに並んで待ってて正解でした。計画通り!
秋保は温泉が有名なので、1人旅あるあるの1人温泉旅館も体験しました。
いい旅館を旅行会社のおっちゃんが紹介してくれたおかげで素敵な旅館にありつくことができました。ありがとう、おっちゃん!
旅館には3つの温泉があるらしく、ストレス貯めまくり心身不健康女である私は全部制覇することにしました。どの温泉も由緒ある昔ながらの感じで、観光地のいかにもな仰々しさもなく良くも悪くも自然そのままな温泉でいい感じでした。旅館のサービスで廊下に置いてあるマッサージチェアを無料で使えたから、ダラダラ座ってたら1時間ぐらい経っていました。
夜ご飯のビュッフェは美味しすぎてたまげました。1個1個の感想を述べるのは省略させてもらうけど味付けが優しくて、料理の奥深さを改めて感じました。私も料理頑張りたいなとか料理に対する向上心の芽生えを感じたけど、私の料理の知識と経験値では到底たどり着くことのできない境地をいきなり目指そうとする自分の無鉄砲さも理解しているので、きっとだし巻き玉子で精一杯でしょう。
私は三姉妹の共同部屋しかなくて、自分の部屋というものを持ったことがなかったから1人だけの空間にとてもわくわくしました。
とくに何をする訳でもないけど落ち着くし楽しいなって思って社会人になって一人暮らしを本格的に検討したいなって思いました。
寝つきは相変わらず悪かったし、あまり深い睡眠も取れませんでした。
2日目の朝は早起きして朝風呂に入る予定でしたが、私の意思の弱さによりギリギリまで布団から出ない方針に切り替わりました。
朝のビュッフェは昨晩に引き続き、とても美味しくて朝からもりもり食べました。
10:00に旅館の無料シャトルバスを予約してたので、それに間に合うように準備をして仙台駅へ出戻りました。仙台駅付近のビジネスホテルにトランクを預けて、この日の目的地である松島海岸へ向かいました。
正直前日の寝不足で全然頭回ってなくてテンションも低かったので、無理やり気分をあげようと意識向上を図ってたけれど無理は禁物なので諦めました。仙台駅から松島海岸へは仙石線で1本だったから、電車に身を任せてGO AWAYで無事にたどり着きました。改札を出てすぐ目の前に海岸があって、まるで俳諧に出てくるような景色が広がっていて感動しました。
感動といっても実際は一瞬おっ!っといった感じで、1人旅なのでリアクションも無を貫きました。私は一人旅をする上で自然で心身をリフレッシュすることがまず先にあったから、旅行会社のおっちゃんに紹介されるまで松島海岸が有名だとか、観光客に人気のスポットだとか全く知りませんでした。宮城に来て松島海岸をすっ飛ばしていたら、間違いなく損していたと思います。
ありがとう、おっちゃん!
松島海岸に着いたのが13:30だったのですぐにご飯を探しました。人気スポットなだけあってご飯屋さんがたくさんあったけれど、どれもピンと来なくて結局食べ歩きをしました。
のぞみちゃんがオススメしてくれたずんだシェイクは絶対に飲もうと決めてて、松島海岸沿いに売ってるの見つけたから飲んでみました。
ずんだ=枝豆なのに思ったより癖がなくて甘みもあって美味しかったのだけど、なにしろ海岸沿いの気温7度だったから冷たくて体の芯から冷えそうでした。売店のお母さんが「こんな寒い中…」って申し訳なさそうにずんだシェイクを渡してきたのが面白かったです。
ずんだシェイクで体が冷えて温まりたかったから、笹かま焼き体験に参加することにしました。宮城県は笹かまぼこが有名なのは知ってたけど、どうやら松島海岸の名産らしいです。300円で串刺しの笹かまぼこを購入して、店内の囲炉裏で7分くらい火をかけてかまぼこを膨らませた。囲炉裏で向かい合わせになった中国人の親子が私のかまぼこを指さしてなんか言っていたのがすごく気になりました。目が合ってしまったのでとっさにニコッとしたら向こうもニコッとしてきました。きっと私の笹かまを中国語で褒めてくれたんだと思います。かまぼこって魚のすり身の味が強いやつは何も味付けがないと苦味があるけど、笹かまぼこはきめ細かくて味もマイルドで美味しかったです。
松島海岸は松の木が生い茂った小さい島が点在しているのが特徴的で、日本百景にも選ばれた場所。松尾芭蕉が奥の細道で訪れたり、伊達政宗の景勝地になってたりして歴史的にも縁がある場所でThe日本の風景と言った感じでした。
海岸沿いに近い島には橋が掛けられていて、200円の通行券を購入することで渡ることが出来ました。私がちょうど入口の施設で通行券を購入したタイミングが中国のツアーの団体と被ってしまい、30人くらいの中国人が一気に押し寄せてきました。大勢の中国人がキャッキャと橋の上で写真を撮りながら、語気の強い中国語で話している様子を1歩後ろで眺めながら歩きました。わびさびも趣もくそもありません。
写真を撮るためにキャッキャと立ち止まる中国人を追い越した先にもまた別の中国人がいて、エンドレス中国人ロードと化していました。ツイてない。
行き道で橋からの景色を堪能するのは諦め、とにかく中国人を抜かして島の散策だけは邪魔されたくないと安寧を確保することに務めました。島の中は結構広くて道も整備されていて散歩に最適でした。景色も綺麗だったし、景勝地として有名な建物も見られて大満足でした。島を歩く中で中国人以外にもいろいろな国の外国人とすれ違って、また中国人のなかにも謙虚で朗らかな態度の人もいて、国で一括りにしてイメージを固定するのは良くないなと反省しました。帰り道はゆったり景色を堪能できたので良しとします。
15:00にはあらかじめ予約しておいた遊覧船に乗る予定で、島を歩き終わったらちょうどいい時間になっていたのですぐに発券をしました。いったん牛タン串焼きで休憩を挟んだのち、遊覧船の船着場に到着しました。だいたい家族連れかカップルか外国人のツアー客なので、1人で参戦する人は地域住民のおっちゃんくらいしかいないのだけど、この頃にはそんなこと気にすることなど微塵もないくらい1人旅が板についていました。船は50人くらい乗れる中型の船で、展望席と展望デッキがありました。初めは展望席で解説を聞きながら島をながめてゆったりして、後半は展望デッキで風を感じながら島を眺めました。展望席で隣になったファミリーのちびっ子の男の子がニコニコしてこっちをチラチラ見てきて可愛かったので松島そっちのけになってしまいました。展望デッキに移動すると、そこには若い子がたくさん集まっていて、私の隣のカップルは船が揺れるのをいいことにずっと抱き合っていました。松島の景色を引き立て役にしてとんだ無礼者だと思います。
ずっと松島海岸にいると、松島の景色が徐々に当たり前になってきて感動が薄れてきていることもひそかに感じていたけれど、カップルと同族にはなりたくなかったのでめちゃくちゃ感動して1人で余韻に浸る女の装いに徹していました。
昨日1人温泉旅館デビューを果たしたばかりなのに、こうして次の日には1人クルージングを満喫することができました。無敵です!
松島海岸は1人旅に最適で改めて旅行会社のおっちゃんにありがとうを言いたいです。そして、徐々に馴染んできて感動が薄れても、やっぱり美しい松島海岸の景色がこちらです。
海岸沿いにお土産さんがいろいろあり、その中に尾張屋っていう名産品のコレクトショップがあって私好みだったので入店して物色しました。今月私が誕プレのお返しをする会があって、5人分用意しなきゃでどうしようと思ってて彼女持ちに実用的なプレゼントするのもやだなとか思ってた矢先、ちょうど自分では買わないけど人に貰ったらうれしいくてかわいいアフリカ産の置物が売っていて即購入。南部鉄器のストラップも自分用に購入しました。
松島海岸を出て再び仙台駅に出戻りました。この日の夜ご飯は牛たん定食と決めていたので、ネットで美味しい牛タン屋さんを調べてみたところ、どうやら善次郎か喜助が二大巨頭でほかには個人経営の牛タン屋さんなどいろいろなところがあることが分かりました。私はせっかくなので仙台の牛タン発祥のお店である旨味・太助の支店に行くことにしました。ついでに仙台の牛タンの歴史を調べてたら、仙台で特にブランド牛があるというわけでもなくて、太助の初代店主が仙台に牛タンを持ち込んだところ商売繁盛したのがきっかけらしいです。
店に入ってみると夜ご飯の時間帯なのに全然お客さんがいなくて、多分地元の人はそんな牛タンに郷土愁なんて感じてなくて、観光客をもてなすためのお店ばかりなんだろうなと捻くれた考えが頭に浮かびました。きっと疲れているせい。
牛タン定食の1.5人前のちょっといいやつを頼みました。牛タンはもちろん美味しくて、セットに付きがちなテールスープも美味しかったです。
外国人の女の店員さんが一生懸命カタコトの日本語で接客していて、お会計のときもカタコトの日本語でお見送りしてくれて「ご馳走様でした」っていったら口角だけニコッと上げる笑顔を見せてくれて癖になる珍妙さがありました。
仙台の牛タンといえば創業からの歴史があって料理一筋の料理長がいるようなのを想定してたから、牛タンの世界観が思ったより浅くて秋保大滝に続いて人間ってこんなもんだよなと思いました。
仙台のアルモントホテルっていうビジネスホテルに泊まったんだけど、東横インみたいなビジネスホテルにしか泊まったことがなかったから良すぎてびっくりしました。まず、ホテルに人工温泉があってその温泉のモザイクタイルの壁とかReFaのシャワーヘッドとかシャンプー8種類くらい選び放題だったりとかしてホスピタリティが高くてびっくりしました。部屋もめちゃ綺麗で自分の部屋にしたいくらいでした。ベッドに横になって明日の行きたいところマッピングして、初めは仙台周辺の寺院とか伊達政宗にゆかりがあるところを回ろうという観光客のいかにもな王道ルートの予定だったんだけど、せっかくなら仙台の街の穴場のお店を見つけたいなと思ってネットで個性的な世界観の雑貨屋を調べたら思ったよりたくさんでてきて、急遽雑貨屋めぐりに変更することにしました。マッピングも終わって布団に入ってしばらくぼーっとしても、相変わらずこの日も寝つきが悪くてイライラしたり考え事をしたりしてただ時間だけがすぎていく夜を過ごしました。
朝目覚ましで起きてみて、あまり寝た心地がしなかったから追加でもう1時間寝ることにしました。ちょっとだけ気が休まったと思って何とか起きて準備をのんびりしていたら、なんとホテルの時計が壊れていて朝ごはんのバイキングの時間に間に合いませんでした。美味しそうなバイキングだと思って楽しみにしていたから残念。気を取り直し、ホテルをでて真っ先に九重本舗本店に向かいました。九重本舗本店は霜ばしらっていう繊細な砂糖菓子で有名なお店で、開店前から長蛇の列でした。本当に間に合ってよかった。人気商品だからおひとり様一缶までという制約付きでした。本当に人気なんだなぁ。食べるのが楽しみです♪
霜ばしらを無事に購入して、昨夜マッピングしておいた雑貨屋さん巡り開始!
朝ごはんを食べ損ねたのでお腹がすいてたから雑貨屋さんへ行く前に目星を付けておいたご飯屋さんへ行くことにしました。着いてみたら、定休日の文字がドアにちょこんと立てかけてありました。
幸先悪いです。
気を取り直してご飯屋さん近くの雑貨屋さんに立ち寄ってみたけれど、どこも自分的にピンとこなくてあまり気に入りませんでした。
こうして前日に行く予定を立てていた3箇所のアテが外れて、もしかして雑貨屋さん巡りすぐに終わるのでは?という懸念が頭をよぎりました。仙台駅の西側地域にオシャレなお店が集まっている印象でそこらへんを回っていたんだけど、レベルが高すぎて庶民が踏み込めない民芸品屋さんとか、渋すぎる骨董品屋さんとかどれも見ていて面白かったけどどこかこれじゃない感が漂っていました。いろいろ見終わって初めの意気込みも失われつつあった頃に、交差点で信号待ちしてたら並んでると間違えられてラーメン屋さんが声をかけて来ました。朝ごはんを食べ損ねたうえに行きたかったご飯屋さんも定休日だったから、ちょうどいいと思って入店することにしました。たまたま入ったラーメン屋さんは店員さん同士が和気あいあいとしていて、味もユーモアとこだわりが詰まった情のあるラーメンで胃も心も温まりました。これは泣きっ面にエンジェル。
10件くらいマッピングしていたのにことごとくアテが外れたけれど、1件だけ、coco-chiというあまり期待していなかった雑貨屋さんがすごく素敵でなんだか気に入りました。ここでは自分用と人にあげるようの可愛いコップを買いました。ここに巡り会えただけで、雑貨屋さんめぐりして良かったと思うことにしました。この雑貨屋さんのさらに西に進んだところに伊達政宗の像と仙台城本丸跡地があって、歩いても割と近い距離だったので、結局安直!王道!観光客ルートに路線を戻しました。
大橋を渡って仙台城跡地に入ると、入口から登山並みの急勾配が続いていました。城だからそりゃ攻めいられないように高台に作るのは常識だけど、観光客には優しくないなと思いました。仙台城跡地の周辺の街並みは特に紅葉だったり街路樹だったりが美しく整えられていて、景色を見ながら歩いているだけでも心が満たされる気持ちになりました。そして無事に登山を終えたところで、ようやく仙台旅行のサイトの表紙になりがちな伊達政宗像を生で拝むことができました。
やばーい!伊達政宗様、超かっこいい!
こんなニワカなリアコみたいな感想が真っ先に出てきました。自分の感性の奥行きのなさが憎いです。
それにしても、やっぱり伊達政宗の像は凛々しくて逞しいです。伊達政宗のおかげで東北の地が守られてたわけだからそりゃ立派なわけですね。
伊達政宗様とのツーショットも記念に取りましたが、自撮りは嫌いなのでピンショットでお届けします。
欲張りなので、仙台城跡地のさらに西側の東北大学植物園に行こうと思いました。
東北大学に行くことになるとは思わなかったけど、このゆるさが一人旅の醍醐味だなと思って、一人旅にすっかりハマってしまいました。
植物園は14:00までで私が行った頃には閉園していました。現代人なのにスマホで事前に調べるという脳はありませんでした、不覚です。だけど、近くの東北大学のベンチに腰を下ろすとどっと疲れが出てきてもう歩きたくなくなったので、行かなくて正解だったと思いました。
現在地から仙台駅を目指して帰り道を歩き始めたけど、当初の予定よりも雑貨屋を目指し西へ、仙台城跡を目指し西へと進んでしまってGoogleマップで徒歩30分の距離になっていたからもう電車に乗りたいという気持ちが浮かびました。だけど、せっかく来たんだから街の景色を堪能しようよと脳筋の私が説得してきたので歩きました。3日目ともなると仙台の街の構造を把握してきて、見覚えのある道を真っ直ぐに進んで無事に仙台駅にたどり着きました。
脳筋思考のせいで、仙台周辺の商業施設とかPARCO2とかもせっかくだから行こうとか思ってたけどPARCO2の正面に立った瞬間にやっぱいいやと思い立って引き返しました。
いろいろ買えてこれ以上欲しいものないしね。
仙台駅の中にもお土産屋さんがいろいろあって、萩の月(ゼミ用)と萩の月(妹の彼氏にあげる用🖕💢)も予定通り買うことが出来ました。
3日目は思うように行かないことばかりだったけど、そのおかげでいい出会いがあったから結果的に良かったなと思えました。
また時間とお金があったら一人旅したいなー。
おわり