GNS3でCiscoルータを動かす!IOSイメージの追加方法をわかりやすく解説

こんにちは!
こちらはゲーム大好き45歳のオッサンです。
今回は「GNS3でIOSイメージをルータとして使えるようにする」手順について、ざっくり解説していきます。


■ この記事の想定読者

  • 40代男性で、ITはちょっと苦手だけど、仕事でネットワーク機器を勉強しなきゃいけなくなった! という方

  • 「Ciscoルータって名前は聞いたことあるけど、どうやって触ればいいの?」という方

そういう方に向けて書いてます。専門用語はなるべく使わずに、丁寧に進めていきますね。


■ GNS3ってなに?

簡単に言うと、ネットワーク機器(ルータやスイッチなど)をPC上で仮想的に動かせる神ツールです。
昔は実機を並べて練習するしかなかったんですが、いまはGNS3やCisco Packet Tracerなんかでシミュレーションできちゃう。しかも無料。ありがたい時代になったもんですね。


■ IOSイメージってなに?

Ciscoルータやスイッチを動かすためのOSみたいなものです。
ファイル名がたとえば「c3725-adventerprisek9-mz.124-15.T14.bin」みたいになっているやつ。
ただし、IOSイメージの入手にはライセンスの問題があるので、ちゃんと契約している人か、研修やラボ用にOKをもらっている人だけが使いましょうね。違法ダウンロードはダメ、絶対。


■ 準備するもの

  1. GNS3(Windowsにインストールしておきます)

  2. Cisco IOSイメージ(.binファイル)

  3. PC環境(Windows 10 or 11でOK)

  4. できればGNS3 VMも導入しておくと安定動作しやすいです。


■ 実際の手順

1. GNS3を起動しよう

  • スタートメニューやデスクトップのアイコンからGNS3を立ち上げる。

  • 初回起動時は、設定ウィザードが出るかもしれません。GNS3 VMを使うならその設定を行ってください。

    • Local server(PCのみ)で動かすか、GNS3 VMを使うか選べます。なるべくGNS3 VMがおすすめ。

2. IOSイメージを登録する

  1. メニューの [Edit] → [Preferences] を開く

  2. 左のメニューから "Dynamips" → "IOS routers" を選択

  3. 右上あたりにある [New] ボタン をクリック

  4. IOSイメージのファイルを指定

    • 「Browse」ボタンから用意した.binファイルを選ぶ

    • ファイル指定後、自動的にイメージが解凍されるか、「保存場所はどこにする?」みたいな画面が出る場合あり。

  5. プラットフォームとモデルを選択

    • イメージの種類に応じて自動で候補が出ます。例:c3725 など。

  6. RAMサイズの設定

    • 推奨値が出てくるので、とりあえずそのままでOK。必要なら増やしてもいいですが、PCのメモリを食います。

  7. 完了

    • これでGNS3上の「Routers」一覧に、自分の追加したルータが出てくるはずです。

3. ルータをワークスペースに置く

  1. GNS3のメイン画面で、左側にあるルータアイコンのところに、新しく追加したやつがあるか確認

  2. それをドラッグ&ドロップして、真ん中のキャンバスに放り込みます

  3. ルータのアイコンを右クリックして、[Start](起動)か、上の**「再生ボタン」**みたいなので起動

  4. 起動後、コンソールを開いてみる

    • 画面下か、右クリックメニューのConsoleあたりで開く

  5. 起動ログがザーっと出てくればOK。最後に Router> みたいなプロンプトが出てたら成功!


■ ちゃんと起動してるか確認するコマンド

enable
show version

show version で、IOSのバージョン情報やらライセンスやらが表示されればバッチリです。


■ 「ルータとして使う」ってどこまでやればいい?

  • インターフェースにIPアドレスを振る

  • ルーティング設定をする(例えば ip route)

  • それだけで、とりあえず「ルータとしてネットワークを流せる状態」になります。

GNS3のいいところは、仮想PCや他のルータを繋いでテストできること。仮想のネットワークを自由に作れるので、構成の練習なんかにぴったりですね。


■ トラブルシューティングのヒント

  • ルータが起動しない

    • PCのメモリ不足かも。RAMサイズを減らしてみる。

  • コンソール画面が真っ暗で進まない

    • IOSイメージが壊れてることもある。別のイメージで試すか、再度ダウンロードしてみる。

  • L3スイッチとして使いたい!

    • ルータに「NM-16ESW」というスイッチモジュールを載せたり、そもそもIOU/IOLを使うのがオススメ。


■ おわりに

というわけで、GNS3にIOSイメージをぶち込んでルータを作るところまで紹介しました。
普段は家庭用ゲーム機ばっかり遊んでるオッサンですが、仕事ではこんな風にCisco機器を触ったりしてます。やってみると意外と楽しいもんですよ。

もし何かハマったら、GNS3の公式フォーラムやQiita、あるいは私のSNSにでもコメントください。お互いにゲームの話でもしながら、トラブルシュートを楽しんでいきましょう。

それでは、また次回!

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