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医学部4年5年を無駄にしない過ごし方

今回は医学部4年生5年生に向けて、CBT終了後及びポリクリ開始後の期間を有効に過ごすためのアドバイスを綴りたいと思います。あくまで私個人の経験に基づく内容ですので、一意見として参考程度にしていただけたらと思います。

ポリクリ(病院実習、臨床実習)が開始して…

座学がやっと終わって実習が始まった。頑張るぞ!と思っていたけれど、いざ始まってみたら楽な診療科もあって、意外と時間に余裕があるな…。と考えた人も多いのではないでしょうか。

あなたはその時間を何に使いますか?
バイトや飲み会、マージャンに明け暮れて時間をどんどん消費していませんか?

ポリクリ期間は本来やるべきことがとてもたくさんあります。
そして今やらないと取り返しがつかないことも多いです。
以下に記載しますので、あまりある時間を有効に活用していただけたらと思います。

自身の志望科やキャリアプランについて熟考しよう

医学部4,5年となるといよいよ上級生の自覚が芽生える頃ですが、4年制の大学に進んだ友人は既に就活を終えている頃かと思います。彼らは既に自己分析を行い、キャリアなどをしっかり考えて選択を行っています。医学生も少し出遅れながらもしっかりと考えていく必要があります。

医学生がこの時期考えるべきこととして、志望科およびキャリアプランが第一に挙げられます。これについて自身の考えを深めるために、まずは将来自分がどんな生き方働き方をしたいかということや、診療科ごとにどのような特徴があるかということを考えてみましょう。

自分がどのような生き方をしたいかについては個人により全く異なりますので提供できるアドバイスはありません。
診療科ごとの特徴についてしるためには、ポリクリで先生方にとにかく質問してみること、m3などの情報サイトを読み漁ること、各診療科について勉強してみて診療のイメージを深めるといったことが良いのではないでしょうか。

自身の考えに矛盾しない初期臨床研修病院を選択する

ある程度考えを深めた後は、それを実現するための第一歩である初期臨床研修病院について考えてみましょう。
自由選択期間の使い方や関わることができる先生など、病院により性質は大きく異なりますので、しっかりと情報を集めながら慎重に検討したいところです。
病院選択の際に重視すべきは、卒後3年目以降のキャリアに繋がることだと考えます。例えば初期の2年間で内科をしっかり学んだうえで外科に進みたいんだ!と考えていても、希望する外科の医局や専門医プログラムに進めなければ意味がないですし、外科に進んだ後でも内科の学習は行えるため取り返しがつきます。

病院見学を通して、この病院に就職した場合どのようにキャリアを形成できるのだろうということをしっかりと聞きましょう。
他にも病院見学で気を付けるべきことや聞くべきことはありますので、次回まとめたいと思います。

国家試験の勉強を妥協せず進める

国試は6年の2月に受験しますので、まだまだ本番まで期間はあります。
しかし最近はマッチング試験(およそ6年の7月~9月)で国家試験レベルあるいはそれ以上の学力を求められる病院が多くあります。
どうせ学習することになりますので、マッチングの受験病院の幅を広げるためにも早めに国試対策を行って全く損はありません。

逆に言うと、もし就職したい病院が筆記試験を設けていた場合、国試の対策を十分にできていない人はあきらめざるを得ません。自分の可能性を大いに狭めてしまうなんて、そんな勿体ないことはありませんので、今は妥協せずに勉強を頑張りましょう。

勉強以外にも、他人に話せる「頑張ったこと」を作る

マッチング試験において、履歴書やESの提出であったり、面接試験の受験はほとんど必須です。その際に学生自体に力を入れたこと、通称ガクチカが必要になります。勉強オタクになってしまい話すことがないと困ってしまいますので、並行して何か一つでも頑張ったことを話せるようにしておきましょう。
おすすめは部活動です。
分かりやすく努力と結果を伝えられますし、面接官の先生方も部活動に所属していた人は多いため伝わりやすいテーマであるからです。
他の人と差別化したい場合は何か違うことに注力しても良いと考えます。

まとめ

ポリクリ期間は本来やるべきことがとても多く忙しい期間です。
意識高く物事に取り組んで、周囲と差を付けましょう。そして自己実現にむけて頑張りましょう。

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