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「短編物語」これは、いろんな人のちょっとした物語を、人の名前(架空)で、書く創作です。タイトル「ケイトの場合」
ケイトには、変な思いグセがある。
家を出ると、危険だという思いである。
だから、家から出るのは、本当に必要な時だけである。
病院、友人との集まり、親族の集まり、どうしても、行きたい場所。
それも、できるだけ、早足もしくは、息をとめ、
あとは、家族についていってもらうか、
迎えにきてもらうか、
なぜこうなったのだろう。
それは、いつからなのだろう。
よく、考えてみる。
あれだろうか?
そう あれ
小さい頃 さらわれかけた あれ
確かあれは、ケイトが、小学生の頃
塾の帰り
知らないおじさんが、
「 自転車の後ろに乗って」
と、謎のコトバを言った。
確か、夜の7時ころ、場所は、公園、友人3人、
この時間に、ボーリング場を探しているという。
眼で合図を送り、
誰も乗らず、
後をついていくと思わせながら
あとはどうしたんだっけ?
思い出せない。ただ、急いで自宅に帰った記憶がかる。
あとはあれ
急に声をかけられる。
道をとにかく聞かれるのだ。
八百屋から、デパートから、
個人宅やら
だから、目的地に、なかなかたどりつけない。
転ぶことも多い。
平坦な道で転び 捻挫をし、予定の電車に乗れないことは、日常茶飯事だ。
何かが起きるのだ。
途中のバスで、財布を落とし、目的地に着けない。
腹痛をおこし、電車を降り、トイレで1時間、
イベントの時間は、とうにすぎ、あきらめて自宅に帰る。
まだまだ書き足りない。
そんなこんなで、あれから、50年
もはや、家族と一緒でないと、出かける気がしないのだ。
わんこと、散歩に行くことすら、ものすごい冒険なのだ。
「ワン」
読んで下さりありがとうございます!
不定期で、創作物語また、書きますね。