文章で伝えきれないこと
この前の奥多摩旅でのおしゃべりより。
オーナーA氏は、
文章のやりとりはさっぱりと簡潔なんだけど、話すと淀みなくスルスルと言葉が出てくる人。
本人も自覚アリで、文章でやりとりするときは考えながら書いてるそうです。
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彼の表現にでてくる、
「かもしれないよね」
「可能性があるよね」なんかは私もよく書くし、話は拡がるけれど、
当たり前のこととして、「である。」と書くより長くなります。
行間や余韻、空気を意識すればするほど、
文章は長くなり、ときに結論まで迷子になり、
SNSでのやりとりだと、そこから時間も要する。
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話すのが早いよね、ということでもあるんだけど、
話すことで、選択され紡ぎ出される言葉の間に、
相手に何を伝えたいかだけでなく、
その場の空気や環境、自分の本音に気づいていきますし、
例えば日頃から書いたり話したりする習慣がなかったり、
話をするとしても、当たり障りのない会話や業務連絡が主だったら、
「○○って思うけど、別に誰かに言うまでもないよね」の粒が溜まっていくように思うのです。
私が始めたないしょ話企画は、そういうのも聴いてみたいんだよなぁと、A氏の話を聞きながら思いました。
納得して理解したつもりだけど、なんとな〜く濁ってることとかね。
ありません??
濁りを思い出して話してみたら、その会話のなかでA氏はいい事言ってくれて、
ここのネタにしようとしたのに、すっかり忘れてしまった(笑)