彰往考来の大切さ
寒中お伺い申し上げます。
大寒を迎え、各地から寒稽古の話題が聴こえてきてますね。
2018年、ウィズダムスクールのブログでは、「学び続けることで、愉しく未来を創る」をテーマにお届けしていきます!
学びを生活の一部にすることで、日々感じて、気づいて、考えて、発信して、実践して、振り返っていく何層に重なる学ぶ愉しさ。
このブログを通しても、一緒に味わっていただければ嬉しいです。
今回は、NTTドコモ歴史展示スクエア@両国からお届けします。
先週17日(水)に、「簡単操作・便利さ・お得さ」を特徴としたQRコード/バーコードを使ったアプリ決済サービス「d払い」の今春4月開始を発表したNTTドコモの関連施設です。(d払いに関する参考記事は、ブログ下へ)
両国地区一番高い建物の中で移動通信サービスの歴史と未来を感じる
墨田区「すみだ3M運動(Museum小さな博物館|Meisterすみだマイスター|Manufacturing shop工房ショップ)」の地域活性化を図る事業の1つ「小さな博物館運動」に参加しているNTTドコモ歴史展示スクエアは、JR総武線両国駅・都営大江戸線両国駅それぞれから徒歩5分圏内、NTTドコモ墨田ビル1Fにあります(2001年4月新築工事・2004年開設)。
午前中だからなのか、平日だからなのか、江戸東京博物館休館中だからなのか、最寄駅より近いのですが、空いています。
館内に入ると、修学旅行中の中学生のグループが、係りの人からの展示解説を興味深く聴いていました。
若き未来ある彼女彼らが感じたことや発想が耳に入ってきたり、熱心な姿や表情が目に入ってきたり、歴史と今と未来が直線でつながっていることを実感することができました。
同じものを見学するにしても、一期一会。やはり現場ですね!
日本で最初に誕生した移動可能な無線電話|1953年(昭和28年)8月港湾電話サービス(電電公社)
船舶から一般の加入電話と直接通話ができる唯一の無線電話
・通話が可能な地域|阪神・京浜地区より順次拡大、伊勢湾・門司港・清水港などの主要港湾から全域へ
・レンタル料|当初2,600円/日
・外航船舶で多く利用され初年度約1,500隻、次年度約4,000隻と毎年増加
・通話の接続はすべて交換手を経由しての手動
移動通信技術・サービスの歴史と進化|誕生してからどのように私たちの生活のパートナーになってきたのか
携帯・自動車電話等215点とともに、移動通信技術・サービスの進化していく過程を当時の日本の出来事と合わせて年代ごとに歴史展示されています。
日中平和友好条約調印の翌年、1979年(昭和54年)12月自動車電話サービス開始
国民の暮らしに大きな影響を与えた科学技術を登録する「未来技術遺産」に登録されたそうです。
その翌々年、1982年(昭和57年)テレホンカードが登場します!(同年、500円硬貨発行、東北・上越新幹線開業)
自分が生まれる前の移動通信サービスが新しい感性を取り入れながら改善・進化してきた歴史を紐解く時間。
携帯電話の始まりの年、1987年(昭和62年)4月に発売された携帯電話第1号機(重さ900g・連続通話約60分)
その翌年、1988年(昭和63年)ソウルオリンピックが開催されました。
いよいよ来月9日からは、平昌オリンピック開幕!3月9日からは、平昌パラリンピック開幕です!
バブル崩壊の年、携帯電話小型・軽量化が進んだ年でもあります。
1991年(平成3年)4月に誕生した超小型携帯mova(ムーバ・重さ約230g)
1989年度13万2千台 1990年度26万台 1991年53万台!
その翌年、1992年(平成4年)には、のぞみ運転が開始されました。
1995年(平成7年)ポケベルドコモグループ契約数600万台突破!
同年、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件がありました。
1997年’(平成9年)携帯電話とPHSの急速な普及で需要減少し、携帯・PHS契約数累計が1億台突破した2007年(平成19年)には、ポケベルサービスが終了しました。
自分が生まれてから、この当時は、こんなことしてたなー、考えてたなー
あの頃は、こんなこと起きてたなー、憧れてたなー
など、自分の身近なところと情報通信サービスの歴史を振り返る時間。
これからの情報通信サービスは、どうなっていくのかなー、どうなってほしいのかなー
これからの自分自身は、何をしていきたいのかなー、どう生きていきたいのかなーと未来を感じ考える時間。
裾野が広がるような空間です。
電波の届きにくい場所や自動車・船で使う電話等が展示されています。
2011年(平成23年)3月11日東日本大震災のとき、「衛星電話で連絡をとることができました!」と宮城の方から当時の様子をお聴きしたことがあります。
「衛星電話ってどんなものなんだろう」とイメージするものの、よくわかっていませんでした。
そして、今回遂に!
・災害時の現場、被災地
・山間部など電波の届きにくい場所
・ダムの工事現場や離島など圏外の場所
などに持ち運んで使える衛星電話を直接見て触れることができました!
衛星電話(1996年3月製)サテライト・ポータブルホンN(シングルモードタイプ)
長さ160mm|幅165mm| 厚さ60mm|重さ約2.7kg
東日本大震災より9か月後、NTTドコモでは「東北復興新生支援室」を設立、活動が展開されています。
情報通信サービスの歴史と未来を感じるNTTドコモ歴史展示スクエアでは、ドコモ墨田ビル内および近郊の避難経路図、緊急時避難先案内図も見やすい確認しやすいところに貼りだされていました!(安心です!)
NTTドコモ今昔物語|これまでとこれからをドコモダケと一緒に。
*ドコモダケとは|ドコモだけ(=docomo only)のサービスをお客さまにわかりやすくお伝えするために、広告から生まれたキャラクター(2005年|平成17年誕生)
*自慢話をしないように、口を閉じているそうです(初耳でした。)
初期の携帯電話(1991年製)と最近のスマートフォン(2011年製)
サイズ?重さ?連続通話・待受時間?電話帳保存件数?
画面は、白黒?カラー?
アンテナは、伸ばす?内臓?
ボタンは、テンキー?タッチパネル?
今までになかった快適や感動が、「いつか、あたりまえになることを」めざしたドコモの取り組み・改善を体感できます!
NTTドコモ歴史展示スクエア内では、
・歴代のカタログ(実物がファイリング化されています)・歴代のCM(館内上映)などの広告紹介
・最新のスマートフォンやタブレット紹介(実物に触れながら体感できます)
・ドコモが目指している未来への環境安全への取り組み紹介(館内上映)
もされています。
*地域密着企業として*
3年前からシニア向けタブレット教室を毎月1回午前・午後に開催されています。(60歳以上対象・費用無料・定員3名/回・何回でも受講可)
電源の入れ方~インターネットアクセス方法、メールの使い方、路線・乗り換え方法、写真の撮り方など、70~80代が多い参加者の方々には好評だそうです。
そして、子供の夢応援やスポーツ支援活動など社会への貢献活動も紹介されています。
本日1月26日(金)青空快晴|最高4度|最低-3度|体感気温寒い!両国・NTTドコモ歴史展示スクエア正面には、雪残り。
それでは、皆さまくれぐれも寒さにお気をつけくださいませ。
次回も両国の”どこか”からお届けします!
参考|
・NTTドコモ歴史展示スクエア
(東京都墨田区横綱1-9-2 NTTドコモ墨田ビル1F|火曜日~土曜日10時~17時開館|入館料無料)
JR総武線両国駅西口より徒歩6分・都営大江戸線両国駅より徒歩3分
・ドコモ、スマホのバーコード決済に参入 「d払い」4月にスタート(20180117 ITmedia)
・ドコモの「d払い」は誰に向けたサービスなのか?田中聡(20180117 ITmedia)
・ドコモも参入バーコード決済、可能性と課題 ITジャーナリスト石川温(20180119 日本経済新聞電子版)
・なぜドコモが!? 「d払い」でQRコード決済に参入した背景にあるもの:モバイル決済最前線 鈴木淳也(20180119 engadget)
・墨田区小さな博物館
・すみだものづくり探訪3Mガイドマップ
・どすこいかわら版第170号|小さな博物館訪問6 NTTドコモ歴史展示スクエア
(墨田区のシニア向け情報紙|平成29年11月15日NPO法人てーねん・どすこい倶楽部発行)
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