第3回デザイン読書日和で本を売った感想とKPT
こんにちは、@nanammeonです。
先日、2023年9月3日(日)新宿 TIMES会場で行われた第3回デザイン読書日和(以下デザびよ)にサークル側で参加させていただきました。今回は制作までの経緯、さらにイベント感想含むKPTをnoteにまとめておこうと思います。
きっかけ
私は初期デザびよメイン運営スタッフとして動いていました。
一身上の都合により卒業させていただきましたが、昨年は一般参加で本を買いに行く側として参加するなど、デザびよにはかなり深く関わっている人間でした。
友人であり運営スタッフとして動いている@umiremixの活動を目にしながら、運営・一般目線でデザびよに参加していくうちに「自分もいつか本作ってみたいな」という気持ちが強くなっていったのがきっかけです。よし作るか!と発起したのが今年のちょうど春先くらい。この時はなんの本を書くか具体的に決まっておらず、なんとなくこういうテーマにしようかなくらいの感覚でした。
印刷スキルはゼロ
私は普段デジタルプロダクトデザイナーとして、ユーザーの体験に基づいたプロダクトのUI設計を行っています。機能美を追求する職業に就き、ある程度のプロダクト開発・運営経験を培うことができましたが、印刷物に対するスキルはゼロに近い。ほとんど素人です。
ある程度のデザインのルールは頭に入っているものの、印刷物とデジタルのデザインはまるで違うことが今回改めて理解できました。今までのスキルがほとんど通用しない……。
実は今回制作した本は非常に手間がかかっておりまして、ざっくり説明するとFigmaでデザインしたものをIllustratorへSVGコピーして印刷物らしく施したという裏話があります。エディトリアルの基本なんて知らない私はそれっぽく仕上げて友人に印刷サポートをお願いするという形で本を制作しました。
出来上がった本に歓喜
紆余曲折があったものの無事本が出来上がり、家に届いて段ボールを開けた時の感動といったら……!自分で作ったものがとして出来上がっている。物理として手にとることができるあの嬉しさは初めてでした。ちなみに本が届いたのはイベント開催日の2日前です。ギリギリですね☺️
イベント当日
当日は妹も連れて2人体制で本を売ることにしました。
会場につき、参加サークルの皆さんが設営しているシーンを目の当たりにして高揚感が湧いてきます。自分もスペースを確認して、頒布する本に加え、事前に考えてきたスペースレイアウトをもとに設営していきました。
(設営完了ツイートの実績を解除しました)
そしてアナウンスされるイベント開始の合図。拍手に包まれながら一般参加できてくださった皆さんが入場してきます。始まった……!どうしよう、売れるかな。目に留まってくれるかな、読んで欲しいな。わくわくと不安が一緒くたになって非常に怪しいメンタルでしたが、訪れてくれた方や見かけて足を止めてくれた方、見本誌を読んでくれている方を目の前に「参加してよかったあ〜!」と早くも感動しています。
今回フリーランスデザイナーに関する本を作ってみたのですが、おかげさまで持ち込み分全て売ることができました。フリーランスに興味がある人、現在フリーランスとして活動している人、パケ買いしてくれた人、全ての人に感謝を伝えたいです。
KPTのコーナー
さて、ここからKPTが始まります。ざっくり箇条書きでまとめてみました。
【Keep】
デザびよにサークル参加することができた
作った本をイベント会場で売ることができた
買ってくれた人にコミュニケーションすることの楽しさと嬉しさ
持ち込み分を全て売ることができた
本を作る楽しさを知ることができた
【Problem】
本作りのスケジュール(見積り)が甘かった
印刷物スキルが乏しく制作が難航した
作った本のクオリティが高くないと感じた
ぱっと見開いた時のデザイン性は良し、ただ印刷物(書籍)としてみた時のクオリティ・完成度は及第点と厳しめに採点
自分の名刺と開発したアプリ認知カードを渡すことができなかった
【Try】
Adobeツールと仲良くなる
エディトリアルデザインを学ぶ
本作りに再チャレンジする
印刷物のインプットを増やす
気になった雑誌や書籍、ZINEやフリーペーパーを積極的に手にいれる
事例集も積極的に活用
もう一度サークル出展してイベントに参加したい
おわりに
結果としては非常に良い経験を得ることができたのと、新たなデザインスキルの会得のためのチャレンジ、本作りの面白さを知って趣味が増えた、など非常に良い方に向かっています。
現在進行形で新しい本を作ってみたり、本以外の印刷物にも興味が湧いたりといいことづくめです。これを機に自分の未来がさらに広くなったと思うと嬉しい限りですね。
チラシの裏
ちなみに私が書いた好きなフォントは「秀英丸ゴシック」「Inter」です。大好き!仲間はいただろうか……。
宣伝
今回制作した本はPDF版となりますが、BOOTHにて販売していますので興味がある方はぜひ購入いただけると幸いです。
末筆となりますが、デザイン読書日和で足を運んでくださった皆さま改めてありがとうございました。フリーランスに対してほんのり興味が湧いたり、何かのきっかけになれば幸いです。また会う日まで👋