癒えることなき傷

人生の1時期を一生懸命生きた事がある人は、1つや2つカズに共感する同じ様な経験があるのではないでしょうか。

その残念な経験を活かし、その後の人生を切り拓いた賢者も中にはいるでしょうが、そうじゃない人もいる。あの頃手にしていたはずの栄光に代わるものを追い続け、未だ手にすることが出来ずにいる。

一方で、仮に栄光を手にしていた場合のその後の人生など想像することもない。そんなことは無意味だと考えるし、栄光の後の転落などを想像し、あのとき失敗して良かったんだと納得するのは後でよい。よって、自分の中では、ある意味時間が止まったまま。かつての栄光に代わるものを追い求め、年齢だけを重ねていく。自分の中でもう一つの栄光を手にするまで。


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