画像生成はAIで ~Stable Diffusionを使ってみる~
こんにちは。技術本部の阿部です。
今回は画像生成AIを使ってみます。ビジネスでの活用事例も併せてご紹介いたしますので、ぜひ御社のビジネスにも活かせないか?といった観点でもご覧いただければと思います。
そもそも画像生成AIとは
世の中に出回っている画像を学習し、学習結果を取りまとめたデータ(modelと言います)を使用し、どのような画像を生成して欲しいかを記述することで、自動的に画像データを出力してくれるソフトウェアです。
2023/6/23現在、有名な画像生成AIとしては、以下2つが挙げられます。
Stable Diffusion (ステーブルディフュージョン)
Midjourney(ミッドジャーニー)
今回は、画像生成AIの火付け役となったStableDiffusionを使用してみます。
どうやってインストールするの?
記事にするには少し長いため、導入方法としては以下の記事をご参照ください。
Stable Diffusion WebUIの導入(Windows版Anaconda)
環境を作りたくない!忙しい!お試しで十分!といった方はデモサイトがございますので、こちら(別サイトに移動します)からお試しください。
出力してみる
サンプルとして以下のような画像が出力できます。
以下コードブロックは出力用の「プロンプト」です。
もし思ったよりうまくいかない場合は「ネガティブプロンプト」を使用して、表示の制御を行います。(ここでは述べません)
A cat walking in Tokyo on a rainy day, SIGMA 300 mm F/2.8
A Shiba-inu walking in Tokyo on a sunny day
おまけ
こんなこともできます。
絶対に表示はできませんが、非常に似た絵になります。
super mario brothers
画像AI活用事例
注意:当社は以下紹介するサイトやアプリに関与しておりません。
画像活用の一例として紹介いたします。
URBAN HACKS (東急株式会社様)
Generated by Midjourneyとの記載があり、prompt:と出力したい文言が記載されています。その結果として画像が生成されたものが上記画像となります。つまり
「街をハックする仕事」を掲げ、やりがいのある仕事にあふれる職場URBANHACKSで、楽しく働く2人のエンジニア。
というプロンプトの結果を実行しました。という広告です。
我々エンジニアからすると、会社の求人広告で、こんな奇抜なことができるのか!面白い会社だな、と思わせるウィットに富んだ募集広告だと思います。純粋にすごい。
オタ恋(アプリ)
Twitter広告ではよく表示されるオタ恋というアプリにも画像生成AIが使用されています。こちらはマッチングサイトのためリンクを貼りませんが、男性会員を集めるために綺麗な女性を生成する目的としても使用されることが多くあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2点注意点がございます。
画像生成AIを使用する場合は商用利用が可能なモデルを使用するようにご注意ください。
また、文化庁の資料を引用致しますが、
生成AI画像は類似性が認められれば「著作権侵害」となります。
法整備が追いついていない感覚がありますが、常に新しい技術を追い続け、会社の中で、新しい技術でこんなことができるようになったんですよ。と自慢できる存在に我々エンジニアはなりたいですね。
当社は一緒に働く仲間を募集しておりますので、当社人事担当に気軽にお問い合わせください。
阿部をご指名いただいてカジュアルにお話をするだけでも大歓迎です。
それではまた次回お会いしましょう。