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仕事と子育て
子どもを産み育てていく
人生の選択肢の一つとしてはごく普通のことなのに
子育てと仕事の両立は難しい
仕事を優先すれば、子供がかわいそうだと感じ
子育てを優先すれば、仕事が思うようにできなくて申し訳なく思い
子育てに専念すれば楽をしているように思われ
自分としてもこのままでいいのか?と悩む…
子育てと仕事は本当に難しい
共働きではなく、仕事を辞める選択をした私
20代前半の時の私は、結婚をしても出産をしても仕事を続けるつもりでした。
しかし、当時私がしていた仕事はサービス業だった為、子育てをしながら働ける環境ではないと悩むようになりました。
土日も出勤する仕事で残業は当たり前、自分のお休みの日も出勤して働く事もあるとなると、子育てをしながら働く姿を想像する事ができません。
結婚をしてからも働いていましたが、歳を重ね出産を考え始めた時に転職を考えました。
転職後すぐに妊娠が発覚。仕事は続けたいと思いましたが、同じタイミングで夫の海外赴任が決まった為、仕事を辞める決断をしました。
海外赴任に帯同する妻が働くのは難しい状況であること、妊娠がわかってからは仕事よりも子育てを優先にしたいと考えが変わったため、専業主婦としての生活が始まりました。
どうして子育て優先にしたいと思ったのか
子どもが悩んでいる事に気づいてあげたい、いつも側にいて安心させてあげたいと思ったからです。
一緒に働いていた同僚の話を聞いたのがきっかけでした。
子どもの時にご両親が共働きで、小さい頃から家に1人でいる事が多かったそうで、固定電話にかかってくるイタズラ電話の対応が大変だった、困った事があっても親に話す事ができなくて辛かったという話を聞き、子どもの側にいて守ってあげたいと強く思うようになりました。
私自身は子供の頃に辛いと思ったことは少ないのですが、鍵を忘れて学校に行ってしまい、帰ってきても家に入れなくて困った経験があり、そういう経験も自分の子どもにはさせたくないという想いもありました。
小学生から中学生くらいになると、だいぶ大人になり親に悩みを話す事も少なくなると思いますが、帰ってきた時の表情や態度で変化に気づいてあげることができます。
また、いつも親がいるというだけで子どもが安心して家に帰ってくる事ができるのではないかと思い、できるだけ家にいてあげられるようにしたいと思いました。
妊娠するまでは、子ども優先なんて考えてもなかったのですが、子どもができたことで考えが変化していきました。
子どもの側にいたいと言っていたのに仕事を始めたのはどうして?
子どもが幼稚園や小学校に通っている時間に1人で家にいる事に悩み始めたからです。
子どもがいない家の中で1人生活をしていると、社会から孤立したように感じなんとも言えない感情に包まれます。
周りに働き始めるママも増える事での焦り、夫からの「家で何をしているの?暇でいいね」というような言葉への敵意、この先の自分のキャリアへの不安…
仕事をする事で自分の不安を解決できるのではないかと思い、仕事を探し始めました。
それでも、子どもの側にいたいという気持ちに変わりはないので、在宅で働けて、時間に融通が効く仕事をする事に決めました。
子供が幼稚園に通うようになり、ずっと子供と一緒に過ごしていた時間がふっとなくなるのは、嬉しい反面、寂しさや切なさ、孤独感を感じるものです。
たまに何もしないでいい時間があるくらいがちょうどよく、毎日何もしなくてよい時間があるというのは、私にはそこまでいいものではなかったです。
在宅ワークなら子育てと仕事の両立がしやすい?
仕事内容、契約内容によって両立しやすいと感じる場合と両立が難しいと感じる場合があると思います。
現在の私の仕事場合は
・時給制
・働く時間の縛りがない
・お休みを自分で管理できる
・全てリモートで出社をする必要がない
という条件で働いているため、子育てとの両立はしやすいです。
しかし、私の夫のように在宅で仕事ができても
・正社員で勤務時間の縛りがある
・お休みは事前申請が必要
・業務時間が会社に管理されている
・出社が必要な場合がある
・会議がやたら多い
というような仕事だと、在宅でも子育てに割ける時間がほとんどないため、両立は難しく、大変だと思います。
在宅で働くとしても、仕事内容や契約内容によって違いが出てくるので、一概に在宅で仕事ができるから子育てとの両立がしやすいとは言えません。
今の働き方でも子育てと仕事の両立に悩むの?
やはり悩みます。
長期休みの際も家で仕事ができるので子ども達の側にいる事はできますが、仕事があるので十分に子どもの相手をしてあげられる訳ではありません。
テレビやYouTube、ゲームに子守りをお願いする事も多くなりますし、仕事中に声をかけられると思ったように業務が進められなくてイライラしてしまったり。
一緒にいるのに子どもの相手ができないと子ども達に申し訳ないと感じるし、子どもの相手をしようとすると仕事がなかなか進まなく申し訳なさを感じます。
どんな働き方をしたにしても、子育てと仕事のバランスは難しく、悩まない事はないのだろうというのが私の結論です。
ただ悩むことがあっても、今の働き方のおかげで「仕事を辞めた方がいいのかな…」と思うことはありません。
今の仕事の良いところって何?
時間の自由が効くところです。
自分の裁量で決められることが多い分、責任を持ってやらなければならないですが、子育てという環境を理解してくれている場所で働いている為、急なお休み対応や学校行事への参加も”お休みして申し訳ない”という気持ちを持つことなく対応できます。
また、日中に対応できなかった仕事を夜の時間で調整することができたり、ちょっとした隙間時間を使って仕事を進めることもできます。
”今週は時間が取れないから少ない時間” になるけれど ”来週はたくさん働く” といったことも可能です。
プライベートと仕事の時間を上手に調整しながら働くことができる点はとても良いと感じています。
子育てをしながら働く場合、”会社に迷惑をかけてしまう” ”一緒に働いているスタッフに迷惑をかけてしまう” という不安を抱えている方が多いと思いますが、今の仕事は上手に調整できれば、迷惑をかけてしまうと不安に思わないで働くことができます。
結局
仕事と子育てのバランスは難しい…
何かを得るためには何かを捨てなければならないのだと感じています。
仕事をする時間を得るためには自分の自由な時間や子どもとの時間を減らさなければいけないし、子どもとの時間を取るためには仕事の時間や自分の自由な時間を減らさなければいけない。
自分の自由な時間と仕事の時間を十分に取りたいのであれば、子どもを産むこと自体を諦める必要があるかもしれません。
自分の人生にとっての優先順位をしっかりと決め、『限られた時間』を『重要と思うものに』割けるよう考えていくことが大切なのだと感じています。
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今回はずっと考えていた「仕事と子育て」ことを書かせていただきました。
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