シン駄洒落番長 もののけ姫のジコ坊の巻
前回の年末年始は、旅行なし宴会なし、の自宅寝正月を余儀なくされたので、当時流行りの韓流ドラマを観て過ごしました。(月刊 駄洒落番長 2021年3月号 韓国特集)
そして今回もやっぱり😢 旅行なし宴会なし。。。
ならば今年は、今まで時間がなくて観られなかったジブリ漬けや!!
本当に今更ながらこう言うのもなんなんですが、「大変面白かった!」です。
鑑賞後、私が良い映画だったと感心していると、一緒に観ていた我が家のティーンエイジャーが貧弱な感想として「ジコ坊、嫌い!裏切り者は嫌い!」と短絡的なことを言うではありませんか!
「はぁーーっ⁈ ジコ坊の役割は肝中の肝でしょう❗️あ、ちなみに、気持ち悪いのキモッ、じゃないよ。」
(日常会話でいちいち駄洒落を言う訳じゃありませんが、いまどきの若者は可笑しいと「草っ」と言いますでしょう? 最初それを言われた時に思わず、「え?私、オナラしてないよ」と返事してしまい、草超えたことがあるので、時々注釈入れます。)
恐る恐る我が子に、ジコ坊の履いている下駄が何を意味するのか聞きましたが、てんでわかっちゃいません。
これは一大事!!なんとかせねば!!
翌朝、、「昼まで眠るのがティーンの特権」との主張を無視して叩き起こし、水筒を入れたリュックを背負わせ、歩きやすい靴を履かせ、公共の交通機関を使わずに何とか歩いていける高台の神社⛩までハイキングです。
歩きながら、一本歯の高下駄を履いているので、ジコ坊は天狗👺であることを説明。天狗は猿田彦大神と同一視されることが多いため古事記の天孫降臨の説明、ゆえにジコ坊はアシタカを導くために市場で待っていたことを説明。
じゃ、何処に導いたの?
で、最後には何に導いたと思う?
そんなことを話している間に、あっという間に神社の麓に到着です。
天狗は山岳信仰の神さまでもあるので、山を登らないとお会い出来ないんだよ、と言いたかったのですが、若者はスイスイ登っていくため、登りきったところでゼイゼイしながら説明。
〇〇坊と書いてある小さな鳥居を見つけました。
"坊"は神社では、お坊さんではなく、天狗さまの名前を意味するんだよと説明すると、「じゃぁ、千と千尋の"坊"も天狗なの?あれは赤ん坊の坊だけど」と質問されました。
ん〜。「千と千尋の神隠し」もじっくり拝見しないといけませんね。
それにしてもジブリ恐るべし。
あまりにタイムリーなので、2022年の備忘録として下記写真あげておきます。ロエベって世界的に有名なハイブランドですよね?いやはや、、スゴッ!
さて、呑気な我が子はおみくじで初めて大吉をひいて大はしゃぎしています。あ〜〜、このシーンは、比叡山で「ヒエェ」と言うのに取っておきたかったなぁ!!(月刊 駄洒落番長 2021年2月号 旅先で駄洒落)
「もののけ姫」の劇中の台詞には印象深いものが幾つも散りばめられていました。
ジコ坊が最後に「はぁ😩バカと付き合うのは疲れる🤥」というようなことを言ったかと私は記憶していますが、私はそれが好きです。
バカな人間に八百万の神さまが「しょうがねぇな」と言いながら付き合ってくださっているように聞こえました。
バカはバカなりに、あっちへフラフラ、こっちへフラフラしながらも、なるべく良い方向に進まなければ。。しかし、映画で描かれているようにバカ同士で戦をしたり、怒った自然に飲み込まれて犠牲者を出したり、腕をもがれたり、、、一度痛い思いをしないとわからないものでしょうか。
現在、喫緊の大問題と言われている自然と人間の共生について想いを馳せ、これからその大問題を解いていかないとならない若者と一緒に考える時間を与えていただいたことに感謝いたします。
ジコ坊に導かれて小旅行も出来ました。近場でも、曲がったことのない路地を曲がれば、充分旅気分を味わえることを体感し、大収穫、大満足の1日になりました。