駄洒落番長の城🏯を知ろう⑤ 名古屋城〜建て替えするって知ってました?!
シリーズ④丸亀城を訪れた時に"現存12天守"という言葉を知りました。
これは、徳川幕府の「一国一城令」と明治政府の「廃城令」により、日本国内に沢山あったお城の天守が、昭和に入るまでの間に20にまで激減し、更に第二次世界大戦の空襲や失火により、現在、当時のまま残されているのはたったの12しかない、ということです。
20➖12🟰8
廃城令を免れたものの、その後消失してしまった8天守に俄然、興味がわいてきました。
どれも立派なお城だったんだろうな。残念😢
いや?待てよ。
名古屋城って金のシャチホコで有名なお城だよね?あれ?確か、今も建っているよね?
現在、日本にあるお城の天守にはいくつか種類があります。
まずは「現存12天守」
そして「復元天守」
これは、古写真や図面などの資料に基づいて、当時建っていた天守を再建したもの。そう言えば、シリーズ③高松城も、近年イギリスで発見された当時の写真を基に復元を目指していましたね🧐
どうやら、名古屋城は復元天守のようです。
どうやって復元したのだろう?復元天守の中はどうなっているんだろう?有名な金のシャチホコ見た〜い❣️
ミーハー心に火❤️🔥がつきました。
思い立ったが吉日。
さぁ、いざ参らん!
尾張名古屋は城でもつ!!!
早っ!
もう着きました。
入城料500円を支払い、門をくぐろう、、、
と、何やら看板が。。。
看板の日本語部分を良く見てください。
耐震性が低いため、天守閣には入れません、とあります。
慌てて、入城料を払った時に頂いたパンフレットをひろげてみると、、、
ええぇ?! 建て替え?! しかも木造で!?
鉄骨鉄筋コンクリートじゃ保たないんだ。
でも、木造だってどうなのよ?
建物の固定資産の法定耐用年数は、
木骨モルタル住宅 20年
鉄骨鉄筋コンクリート造 47年 ですよ。
とはいえ、確かに、木造の現存12天守丸亀城には登れました。奈良の法隆寺なんか築1300年、世界最古の木造建築ですよね。
昭和34年生まれの鉄筋天守は、今年65歳。
アラ還の私も膝や腰が痛くなり、筋力は衰えて動きが鈍くなってきています。なんだか天守のギシギシ・ミシミシ感に共感を覚えます。
下から惚れ惚れと見上げていると、この天守が空襲で炎🔥に包まれた様子を想像してしまいました。
私のメタバース(妄想世界)のダジャレ殿登場です。
殿は涙を流しています。
家臣すかさず
「殿っ!!何を仰せになられますか?!その"終わり"ではございませぬ。尾張名古屋は城で保つのです!必ずや建て直してみせましょうぞ!!」
終戦後の名古屋市民の天守再建への強い想いが、少しわかる気がしました。
木造天守の復元には、私も何かお役に立ちたいな。
いつか木造の復元天守に登りたいな。
しかし、それまでに私は生きていられるかしら?
生きていたとして、登れるかしら?
そもそも、名古屋まで来られるかしら?
樹齢400年かぁ、、、
人の命は短いな。