2022年のラッコ探訪記
4月21日、鳥羽水族館までラッコの「メイ」と「キラ」に会いに行きました。
鳥羽までは福岡から直通の高速バスの便もないので敬遠しがちでしたが、鳥羽水族館で「歴代のラッコたち」という企画があるとのことなので日本のラッコの飼育史を辿っている僕としては見逃せないということで、4月21日のラッコの「キラ」の誕生日に合わせて行きました。
まずは3月30日に参加した海の中道マリンワールドのラッコの「リロ」の誕生日会からです。
リロくん15歳の誕生日
マリンワールドではラッコに普段与えることがない貝殻付きの貝です。
リロくんはちゃんと受け取ってくれました。ラッコは初めて見るものは警戒して受け取ってくれないことがあります。
水族館のラッコは貝殻付きの貝を受け取ると、水槽のガラス面を傷つけたり接着面を剝がしてしまったりするので貝殻付きを渡さない水族館が多かったのです。リロくんがゴリゴリとやったガラス面にはもちろん傷がつきました。
鳥羽水族館のラッコ
鳥羽水族館には「歴代のラッコたち」展とラッコの「キラ」の誕生日会を目的に訪問しました。
鳥羽水族館に行く前日には神戸どうぶつ王国に訪問していました。
とりあえず福岡から神戸まで夜行バスで移動し、神戸どうぶつ王国を訪問した後で松阪まで行きホテルに泊まり鳥羽まで特急で移動しました。
三重の駅のホームでは、赤福の看板がもれなく見られました。
鳥羽で海鮮丼を食べようと思っていましたが、鳥羽水族館の営業終了後はお店もあまりやっていなくて諦めることにしました。雨も降っていましたし。
歴代のラッコたち
キラちゃん14歳の誕生日会
海の中道なら食事タイムの1時間前から陣取っていれば席も取れたのですが、鳥羽水族館では勝手が違いました。
昼食を取るために離れたりもしたので、
お昼の食事タイムまで陣取ることもできませんでした。
海の中道のリロくんの誕生日会で見かけた方々もいました。
神戸・三重方面への旅行の少し前に、鳥羽水族館から「ラッコのメイとキラ」が受注販売でネット通販が行われました。初回の「ラッコ水槽での記念撮影」抽選券付きの受注販売は販売開始から10分も経たないうちに売り切れました。ラッコファンの方の手早さには驚かされました。
鳥羽水族館の他の動物の事を少し。
最近生まれたスナドリネコの赤ちゃん2匹と国内で1頭しかいないジュゴンの「セレナ」をビデオカメラでじっくり撮影しました。
鳥羽水族館は細長い作りになっていて、水族館ではスタンダードなグルグル巡回する構造ではありませんでした。
メイちゃんが自分の分のケーキを放り出してまでキラちゃんのケーキを奪ったりしてしまうので、奪われても大丈夫なようにメイちゃんに渡す分にもキラちゃんの名前を入れたりと工夫をしています。二匹にアイスケーキを渡した後は前列に人が押し寄せてカメラを構えることができなくなってしまったので、撮れたのは水槽の上で上映されていたプロジェクターの画像になります。
アイスケーキを渡された後はメイちゃんとキラちゃんのアイスケーキの取り合いが始まっていました。
キラちゃんはリロくんの妹にあたります。父は「カン」で、母は「フローラ」という名前です。また以前鳥羽水族館にいて芸達者で人気者だった「ロイズ」というラッコは父親違いの兄弟で、父親は大分マリーンパレス(うみたまご)から数年前から交流していた韓国のシーワールド63に行き更にアドベンチャーワールドへ行った「シンシン」ということが有志の聞き込みで最近わかりました。
2020年までアドベンチャーワールドにいて、群れで暮らすラッコの動物福祉を考えてメイちゃんのいる鳥羽水族館に引っ越しになりました。
僕は2018年の4月と12月にアドベンチャーワールドでキラちゃんに会っています。照明の暗いフロアでしたので、持っていたコンパクトデジタルカメラではよく写らずスマホで撮影しました。
国内で飼育されているラッコは残り3頭になりました。鳥羽水族館にはななかなか足を運ぶことができませんでしたが、ネットニュースなどでよく取り上げられるメイちゃんを生で観ることが出来てよかったです。