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2016年当時の娘のキンダー手続きについて


学校関係の手続きや条件の情報って本当に少ないですよね。

うちの娘は5歳で幼稚園(キンダガーテン)に通える年になっています。

そこで、ウィニペグのとある幼稚園への手続き方法を私の経験だけですが、この章で共有したいと思います。(内容や手続きは変わることがあります)
ウィニペグに行くに当たって、子どもの教育や預ける方法で悩みました。

・私が学校行っている間に妻が子ども達を見て、私が学校から帰ってきたら妻が仕事に出かけるという理想。

・家から歩いて送り迎えができる距離に幼稚園があるという理想。

・妻の職場からも近い距離に幼稚園があるという理想。

・幼稚園と小学校が一緒になっている施設という理想。

・周辺の住民の口コミがよいという理想。

これらの理想を叶えるにはどうしたらよいのか……。

近くの日本料理屋さんで「あそこの幼稚園はどうか」と聞き、アパートの管理人に聞き、ここぞという場所でアパートを借りるというのはどうでしょうか。

私達の場合、妻の職場、娘の幼稚園、バスルートが優先順位を独占するので、ピンポイントで【住む場所】を選ぶことで理想を叶えられるのだと思ったのです。

ウィニペグに行く前はいきがっておりまして、
「すぐ車を買って静かな郊外に一軒家を」
と考えていたのですが、ありがたいことに先輩ウィニペガーにたしなめられ、歩いてすぐにスーパーや職場、幼稚園、バスルートの利便性があるのでしたら、そちらのほうが断然過ごしやすいと思うに至りました。(一軒家は来年に、今住んでいるところのすぐ近くにと計画しています)

もし、すぐ近くのキンダガーテンに入れることができたらどれほどラッキーなことか。

私達家族が住むアパートの管理会社のオーナー、ローラさんが申請方法を教えてくれました。

「まず、学校教育部門がこの住所にあるから、電話するか、聞きにいってみれば?行ける学校は、今住んでいる住所の管轄内になるけどね」

レンタカーで教育ディビジョンのオフィスに行って、受付で聞いてみたところ、
「直接、行きたい学校に申し込むのよ。今は夏休み中だから、8月29日以降に直接行った方がいいわ。9月7日から学校はスタートするからそれまでにね」

29日(月)は私の学校のオリエンテーションだったので、翌日、授業のあとに家族で行くことにしました。

家から歩いて4分。綺麗な校舎です。

まだ学校が始まっていないので静かで、オフィスまで誰にも会わずにいくことができました。

「5歳になる娘をキンダガーテンに通わせたいのですが」

日本では待機児童が問題になっているだけに、人気のある学校ですから私達のような飛び入りには空きがあるかわかりません。

9月7日から始まるのに、8月30日に行って本当に入学手続きができるものなのか。

もう不安しかありません。

「それでは、このブルーの申請書に記入をお願いします。書いてもらっている間に、お預かりしたパスポートやマニトバヘルスカード、ビザ、不動産契約書をコピーさせてもらいますね」

ん?

「空きがあるってことですか?」

「そうよ、9月から通えるわよ」

(やった~♪)

妻と目を見合わせて喜びました。

申請用紙は結構ページ数があって大変でした。

緊急連絡先、妻の職場の連絡先、子どもの持病の有無やプライバシールールについての同意、そのほかよくわからないところもありましたが、何とか書き終えることができました。

恥ずかしながら「Legal guardian」の意味がわからず、Yesにチェックをつけたら、「あなたは親なんでしょ」といわれて、Noにチェックを入れられました。法的に子どもを守っているからいいのかと思っていたら『法的後見人』という意味だったのですね。

それと「custody」という単語も知りませんでした。「親権」という意味だそうですね。勉強不足です。

手続きをしていると校長先生が挨拶に来ました。

優しそうな初老の女性です。担任の若い女性の先生も出てきて娘に話しかけてくれていました。

私が長い手続きをしているので、妻と子ども達を校舎内に案内してくれます。英語が全く喋れない妻は「もう気まずいというか申し訳ないというか、会話できないのに案内される時間はきつかった~」とのこと。

でも、教室の様子や校風が見られて良かったですよ。

ようやく書類が書き終わりました。ほとんどが「以上の内容に同意したか」というサインや日付です。

ウィニペグに来る前に手続きについて調べていたのですが、「出生証明書が必要だ」とか「英文の予防接種証明書を持っていくべし」などの情報がありましたが、いつもの通り今回も当てにならず出生証明書はパスポートで代用され、英文予防接種証明書は「そんなの要らないわよ」と返されてしまう始末。

ちなみに必要な書類は以下の通りです。

1、年齢を証明するもの(日本からの移住者だったらパスポートだけでOK)
2、住居を証明するもの(マニトバヘルスカードか不動産契約書など)
を持っていくだけで手続きできてしまうのです。

マニトバヘルスカードはカード番号を控える箇所があるので、作っておいて持って行ったほうが良いと思いました。

念のため、私達のビザもコピーしてくれ、ビザ内の内容で「移住してまだ一カ月半しか経っていないの!」と驚いてくれましたよ。

何だか、驚いてくれたのが嬉しかったのです。

なぜなら、娘のキンダガーテンを9月から通わせることを一つの目標として動いていて、約1カ月半でこの日記の前半に書いた数多くの『理想』を引き寄せることができていたという事実を実感できたわけです。

極寒のウィニペグでも歩いて5分以内に幼稚園があり、同じく5分以内に妻の職場があります。

ようやく生活の基盤が整ってきたような気がします。

9月7日(水)の11時20分から我が家と担任の先生との面談です。

その日に持っていくもの。
・ペインティング・スモックsmock(割烹着みたいなもの、古いシャツでも可)
・インドアランニングシューズ(上履き1足)
・バックパック(リュックやナップサック1つ)
・2箱のクリネックス(ボックスティッシュ2箱)
・ペーパータオル(ロール状2本)
・着替え(上下の服、下着、靴下をセットで)
そして欧米の面白いところで、
・4×6のファミリーフォト(裏に家族のメンバーの名前が入った家族写真)が含まれているところです。

以上、1週間で揃えることになります。

保育園、幼稚園で使っていたスモックがまだ使えるのでしたら日本から持ってきても良いかもしれませんね。

ちなみに、入学に際して必要な金額はたったの35ドル。(2016年8月30日現在で約2800円)
日本では制服を揃え、月々払うお金もバカにならないのに、年間35ドルなのです。学校で使うものは学校と35ドルでカバーするので何も持ってこなくていいですよというスタンスです。

繰り返しとなりますが、この情報はこの学校でこの時期での経験が前提となっています。行きたい学校が決まりましたら直接聞いてみることをお勧めします。

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