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2017年当時カナダ移住1年目の感想。

(2017年7月18日当時に書いた記事です)

今日でおかげさまでカナダのマニトバ州、ウィニペグ在住1年になりました。

いつもこのブログを読んでくださってありがとうございます。

中には応援メッセージや、問題解決につながるコメントをいただきまして「見守ってくださる方がいる」、「私のブログが何かしら役立っている」という実感を得ることで、ここまで続けることができたのだと思います。心から感謝申し上げます。

さて、1年経ってみて私なりに思うところを書いてみたいと思います。(以下は私の個人的感想だということをあらかじめご留意ください)

まず、家族で共有していることは、
「やっぱりウィニペグにきて正解だったね。すべてが順調にいっている」
という実感。

何をもって順調かといいますと、
1、子どもの教育環境を整えることができている。
2、家族皆が健康を保て、ホームドクターを利用できている。
3、妻が働き続け、私も学生を続けられている。
4、移住する前に思い描いていた生活レベル(支出等)通り。
5、家を購入することができた。
6、妻でMPNPを申請できているため思ったより早く永住権が取れるかも。
7、冬が思っていたよりつらくなかった。
8、カレッジで親友ができた。
9、ウィニペグは良い人ばかりだ。
10、アジア食品店があるため、食材が手に入る(納豆なども)

細かいところをもっと挙げるとなるともっとリストアップできますが、基本的に家族の「健康」と「衣食住」に問題なかったのが順調だと感じたところです。

逆に何が順調に行かなかったかを考えてみますと、

あれ?

何だろう? 出てこない…。

あ!

「マイナス40度にならずバナナで釘が打てなかったこと」しか思い浮かばない。

冗談はさておき、英語学習の件で思い出したことがあります。

語学学校時にテストで合格点を取れなかった時は一瞬、「人生が(詰将棋のように)詰んでしまった」くらいな敗北感や焦燥感で
「自分の英語のせいで永住権申請が遅れるのでは」
と絶望にも似た心境になることがありました。

100点に近い点を取ろうとする、期待するからつらいのであって、どのテストや課題も70%取れていれば次のステップに行けます。

たとえ一つのテストで70%を取れなくても敗者復活のごとく、全体で7割取れていたらパスするなんてこともあるのでした。

話は逸れますが、日本でも補習や再テストはあるけれど、社会的には再チャレンジとか敗者復活というのが許されない風潮が日本にはあるように思います。

一度受験を失敗したら、起業に失敗したら、結婚に失敗したら……。

背水の陣を敷かなければならない状態を迫られ、自分にも他人にも厳しくなって、悲壮感が強まっていく。

本当はたいして誰も見ていない、気にしていないにもかかわらず失敗や再チャレンジの惨めさに自分で自分自身を許せなくなり、自ら敗者復活の道をあきらめてしまうなんてこともあるのです。

その点、多様性社会であるカナダはまず前提として『世間体』という言葉に表れるような「普通はこうだよね」というのがほとんどありません。

たとえ失敗しても次を許され、失敗を失敗と考えず、挑戦する人を応援する文化があるように感じます。

話を元に戻しますが、
「何をもってウィニペグ移住を順調と思うか」は、もしかすると目標とする70%以上達成できていたら順調と言ってもいいのだと思っています。

もちろん100%のプランは考えつつも、ちょっと逸れたり、達成できなかったりしたとしても「自己完結によるあきらめ」や「被害者意識」を持たず、例えば、自分に厳しすぎるために「やっぱ自分はダメなのかも」と思っている暇があったら、違う計画『プランB』を作り、「誰も教えてくれなかったから」など何かのせいにしそうになったら、誰かに助けを求めるか自分で対策を見つけるかして順応への道を探すという感じです。

以上は自分に言い聞かせているわけでして、これからどんなに失敗があったとしても失敗とは思わず、敗者復活ができるんだということを身を持って証明していこうと自分を鼓舞したいのです。

引き続きこれからもご支援、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

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