■賢明なる投機家でありたい
■賢明なる投機家でありたいと願っている
日々の株価に右往左往せず、どっしりと構えたい。
足元ではなく、目線をあげて長期的な投機家でありたい。
全体のバランスを取ることを重視している。
景気サイクル、市場のサイクルに耳を傾け、半歩だけ一手先を読んで動いていきたい。2手も3手も先の先を読むのも楽しいが、実際の売買はやはり1手先まで引き付けてから。この引き付けてからがとても重要だ。
あまり早く動き過ぎると、せっかく読みがあたっても根気疲れしてしまい『やれやれと』早売りしてしまうことが多々ある。
多段階指値で、分散して買うことも大事だ。
あとは、よく最近多用しているのが、3つに分けて買うだ。
まず第一の買いは『成り行きで買う。とにかく買っておく。』だ。
良い兆候、素晴らしいアイデアを閃いたらまず買うのだ。
指値をしたりタイミングをうかがっているうちにチャンスは去っていくものだ。
そして第二の買いは自分の最も得意とするし最も楽しい作業『指値で釣れるのを待つ』だ。この作業が一番好きだ。週末のひととき、バリエーションを比較しながら、四季報をエクセルにまとめながら、決算報告書を読みながら、ジャズを聴きながら、、自分の選りすぐりのリストから銘柄を選び、指値をする作業。そして指値が釣れているのを確認する作業。至福の時。多段階で深く深く多段階縦深陣形で指値をするのだ。
最後の第三の買いは『定期定額買い付け』だ。指値をしていても釣れるかどうかわからない。明日の株価来週の株価、来月の株価などわかるわけもない。なので毎月毎月定額を買い続けるのだ。景気サイクル、市場サイクルがどん底と見ているならばとりあえずその期間は買い続ける。半年でも一年でもね。
ちょうど今でいえば、半導体だ。半導体サイクルは去年の夏から下降サイクルへ。既に14か月連続で前年対比でマイナスだ。株価も天井から調整。
業績も調整中。AIバブルのお邪魔虫で、なにやらイレギュラーで吹き上がったがまた沈静化しつつある。そろそろ業績の大底も近い。
もうひとつ。機械受注も。機械受注サイクルも今年から来年が大底。
これも次のサイクルが楽しみだ。
半導体と機械受注のサイクルの回復局面へ向けて少し気が早いが、もう十分以上に仕込んで待っているところ。ここは気長にいこう。