夏枯れ相場で右往左往
株式市場は日々あがったり、さがったり。
右往左往してしまいがち。
上がるか下がるがは読めないしわからない。
ちょっと売買がうまく何年かうまくいって自分が天才トレーダーだと思う頃、相場が読めるつもりになったらもう危ない。未来などはだれにも読めないのにだ。
ただ、季節が今いつかはわかる。
春か夏か秋か冬か。サイクルは回るのだ。
太陽が上がりそしていつかは沈むように。
サイクルは必ずめぐるのだ。
長期投機家としては、
じっくり構えて泰然自若。
日々の株価の上下には右往左往せず。
今の夏枯れでボラリティーの高い上にも
下にもあわただしく動く市場の動きはノイズ。長期投機家としてはそんな動きには惑わされずにじっくりと行きたい。
インデックスを積み立てしている積み立てNISAなどは、当たり前だが淡々と毎月毎月自動的に決めた額を積み立てを継続するのみ。せっかくの20年の無課税制度。
しっかり長期目線で利用したい。
配当投資も最近はまた流行りだした。
高配当に釣られて捕らぬ狸の皮算用だ。
高い配当利回りには裏がある。
君子危うきに近寄らず。
高配当利回りの個別銘柄への投資は初心者はやめておけ。配当を見るならば目先の高配当ではなく、増配率だ。しかも単年度の増配ではなく、過去数年、数十年の増配率をみるのだ。過去10年、20年の増配率の推移を見れば一目瞭然だ。コロナショックで減配していないか?ギリシャ危機では?リーマンショックではほとんどの企業が減配しているのでは?
良いときはよいが、減配している企業はまたいつか減配する。目先の配当利回りに目をくらんで配当目当てで投資はしてはならない。
企業は都合のよいときはよいことをいう。
言葉よりも、過去の数十年の実績をみれば一目瞭然。連続増配の銘柄で配当を再投資を自動的にするのがよい。じっくりじっくりじわりじわりと育てるのだ。配当再投資の長期投機家にとっては目先の株価の上げ下げなど全くもってノイズ。
夏枯れ相場の急落に怖くなって積み立てをやめたりはしてはならない。そんな目先を見るのはやめよう。今日明日今月ではなく数年先数十年先を夢見ながらつづけていこう。
配当も再投資を自動的に続けるのがよい。
雪だるまのようにマイトシマイトシちょっとずつ雪だるまをおおきくするのだ。
■グレアム
「基本的価値よりも値動きを第一に考えるというやり方を
繰り返す知的な人々の勢力は長年のうちに自らを無力化し失敗に繋がる傾向がある」
王様と盗人には気をつけよ。
財産は、お金、土地、物に三等分。
物は値上がりするものにする。
自分が住む土地以外は持たぬこと。
金と白金の価格の大転換を利用せよ。
彼を知り、己を知れば、百戦危うからず。