これから起きる事、これまで起きた事
■これから起きる事
🔵各国の貨幣価値の希薄化が進み、各国の債券価値の希薄化が進む
🔵インフレが進み、食料、資源、エネルギー、サービスなどあらゆるモノとコトの価格が上がり、賃金の上昇が進む
🔵AI、ハイテク、テクノロジーの進化が進み、すべての現場のロボ化、自動化、効率化が進む
🔵米国以外の先進国の没落(中国、インド、インドネシアなどにあっという間に追い抜かれ、G7と呼ばれる先進国は米国を除きもはや先進国とは呼べなくなっていくだろう)、グレートサウスが世界における勢力を拡大、米国一極ドル基軸通貨への挑戦、歴史は進む、、『最強の覇権国米国を倒せる国は無い』が米国内での勢力争いがこれからどうなるか、内部での勢力争いが他国を利するものとなろう。覇権国米国とがっちりと手を組む英国との英米を基軸に、米国の隣国カナダと中国への抑えとしての日本・豪州・ニュージーランドを加えた同盟国家群の枠組みは継承されていくだろう。
🔵今は第三次世界大戦下(既にウクライナ戦争、中東戦争が勃発中)だが、
次はアジアが最も危ない。米国覇権への挑戦者である中国、ロシアとの最前線であり、我々、日本は第三次世界大戦の最前線にいるという危機感をもたなければならない。危ない。台湾、朝鮮、シベリア、蒙古、中印、中越、東シナ海。どこで戦争が起きても、必ず世界覇権国家米国とその地域におけるパワーバランスの動向が背景にある。軍事セクター、防衛産業市場は右肩上がりで成長し肥大化していくのは必然だろう。
■これまで起きた事
21世紀に入り、覇権国家米国は大きな二つのバブルとその崩壊に遭遇した。
①2000年に天井を迎え崩壊したITバブルだ。
これはインターネット、携帯電話などの革新的なテクノロジーが主導した
ハイテクバブルだ。S&P500は3年で160%上昇し、NASDAQは同じく320%上昇した。山高ければ、谷深し。
2000年のITバブルはNASDAQ、当時はとにかくテクノロジーの革新、インターネット革命が時代を大きく変えた。そして崩壊。
ナスダックのドットコム・バブル期に代表的な銘柄として挙げられる企業
Amazon.com - オンライン小売業者として急成長。
最高値:129$ 1998年 最安値:5.5$ 2001年
eBay - オンラインオークションサイト。
最高値:147$ 1999年 最安値:26$ 2000年
Yahoo! - 初期の主要なインターネットポータル。
最高値:475$ 1999年 最安値:8ドル 2000年
AOL - インターネット接続サービスとコンテンツ提供。
最高値:95$ 2000年 最安値:11$ 2002年
Cisco Systems - ネットワーク機器のリーディングカンパニー。
最高値:82$ 1999年 最安値:9ドル 2002年
Oracle - データベースソフトウェア企業。
最高値:49.8$ 2000年 最安値:8$ 2002年
Dell - パーソナルコンピュータの製造販売。
最高値:56.5 1998年 最安値:12.5 2002年
Intel - 半導体メーカー。
最高値:75.8$ 2000年 最安値:16.0$ 2003年
Microsoft - ソフトウェア企業。
Netscape - 初期のウェブブラウザ開発企業。
Excite - 検索エンジンとウェブポータル。
Lycos - 検索エンジン。
Priceline.com - オンライン旅行市場の先駆者。
eToys - オンラインの玩具販売。
Webvan - オンライン食料品配送サービス。
Pets.com - ペット用品のオンライン販売。
Boo.com - ファッション小売のオンラインサイト。
Go.com - ディズニーによるウェブポータル。
CDnow - オンラインのCD販売。
Infoseek - 検索エンジンとポータルサイト。
AltaVista - 検索エンジン。
GeoCities - 個人向けホームページ構築サービス。
RealNetworks - ストリーミングメディア技術。
Broadcom - 半導体企業。
Qualcomm - 無線通信技術。
JDS Uniphase - 光通信部品メーカー。
CMGI - インターネット企業への投資会社。
Akamai Technologies - コンテンツ配信ネットワーク(CDN)。
Red Hat - オープンソースソフトウェア企業。
VA Linux - ソフトウェア開発ツール提供。
DoubleClick - 広告技術企業。
Inktomi - 検索エンジン技術。
MarchFirst - ITコンサルティング。
Critical Path - メールサービスプロバイダ。
Exodus Communications - データセンター運営。
NorthPoint Communications - 高速インターネットサービス。
Global Crossing - 通信インフラ企業。
Lastminute.com - ラストミニッツ旅行予約サイト。
MP3.com - 音楽ダウンロードサービス。
PeopleSound - 音楽共有プラットフォーム。
iVillage - 女性向けオンラインメディア。
TheGlobe.com - ソーシャルネットワーキングサイト。
Xoom.com - ウェブホスティングとコミュニティサイト。
Cyberian Outpost - オンラインのコンピュータ販売。
Firefly Network - 音楽推薦エンジン。
ShopNow.com - オンラインのショッピングモール。
Broadcast.com - ストリーミングメディアの先駆者。
VerticalNet - B2B市場向けのオンラインコミュニティ。
これらの企業は、当時のテクノロジーとインターネットの成長と共に注目され、多くの場合、バブル崩壊により大きな影響を受けた企業です。ただし、一部はその後も存続し、成長を続けました。
②次のバブルは、サブプライムバブル。テクノロジー革命ではなく純粋にマネーを過剰に流動させたのだ。そのマネーの行方は前回のテクノロジー企業ではなく今回は実物の不動産だ。大手金融機関がこぞって、プライムではなくサブプライムの返済リスクの高い不動産ローンへ驀進し、そして崩壊した。
2006年1月頃から住宅価格のかげりが見え始める。利払い延滞率が急増する。2006年4~6月の第二四半期には住宅投資は17%下落。
2007年1月には不動産担保ローンの破産が顕著になり、5月にはスイス最大の銀行であるUBSが米国市場における不動産市場の多額の焦げ付きでヘッジファンドを閉鎖した。
2007年7月にはドイツ産業銀行が公的支援を受けた。
2007年8月にはフランスのBNPパリバが3つのファンドを相次いで凍結した。
ベアスターンズ:1株=10$でJPモルガンに吸収(2$だったが政府介入)
最高圏:2006年5月 165$
メリルリンチ:1株=29$ バンクオブアメリカ救済(08年10月17$下落)最高圏:98$ 2007年2月
リーマンブラザーズ:1株=0$ 2008年9月15日破綻
最高圏:86$ 2007年
AIG:1株=1.5$(08年12月末時点) 破綻に対し政府850億ドル融資
最高圏:72$ 2007年
シティグループ:1株=0.97$ 2008年政府は救済、保証
最高値:57$ 2007年
ゴールドマンサックス:1株=47.41 2008年
最高圏:250$ 2007年
JPモルガン:1株=19.69$ 2008年
最高圏:53$ 2007年
バンクオブアメリカ:1株=6.6$ 2008年
最高圏:54$ 2007年
モルガンスタンレー:1株=6.7$ 2008年
最高圏:92$ 2007年
ドイツ銀行:1株=22.3ユーロ 2008年
最高圏:120 ユーロ 2007年
UBSグループ:1株=10.5 スイスフラン 2008年
最高圏:78 スイスフラン 2007年
これにより、大手金融機関が不動産バブルの崩壊で軒並み破綻し、リーマンショックが起きた。大手金融機関シティグループやAIGなどの株価は9割下がり大暴落、リーマンブラザーズ
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