「ドライテスト」は新商品リリース・新店舗オープンの必殺技
どうも、
ウィニングフィールドの勝原です。
突然ですが、「ドライテスト」はご存じですか?
ドライテスト(ドライランテスト)とは、
まだ完成していない商品を開発段階で予約販売する戦略で
市場に受け入れられる商品や
サービスを開発する(マーケットイン)ことを目的としており、
開発中のサンプル商品を顧客に提供してフィードバックを
得ることで、改善点を洗い出します。
よく大企業が新しい飲料製品をローンチする際に
モニターの方々を集めてプロトタイプについて
座談会をしながら商品に関する感想や改善点を述べ合うアレに近い感じです。
ユーザーからの
「こうであればもっとよい」
「こういったところを改善するとなおよい」
という声を拾いながら商品やサイト、
プロモーションに取り入れて
「大幅にハズレることのない商品」
を作り上げることができます。
ドライテストの基本は想定以上の売上が期待できる場合は
そのまま開発・生産していき、
逆にニーズ(需要)がなさそうだな、
と思った場合は開発を中止することもできます。
ですのでユーザーの声を取り入れることで、
「作ったけど、求められるものではなかった」
という状況を防ぐことができます。
※傷口、コストを最小限に抑えられる
ドライテストは、販売可能な商品や店舗が存在しない段階で
顧客にアプローチする点ではテストセールスと同じなのですが、
プロトタイプやベータ版を販売して
製品版の改善に活かすテストセールスと異なり、
本質は
【ニーズ(需要)の母数の事前確認】
および
【求められる商品やサービスを取り込む】
ことにあります。
弊社の事例を一つ紹介します。
北海道の釧路でプライベートジムをオープンしたいと
言っているオーナーがいらっしゃいました。
オープンするにあたり地域商圏の人口にて
見込顧客となる母数や属性を洗い出し、
競合、間接競合のサービスリサーチもしており、
釧路在住の見込顧客層の平均給与額なども調べており
どのような店舗をオープンさせれば成功するのか?を
練り上げられていました。
そのオーナーはオープンしてから
しっかりと告知や広告を出稿するつもりでしたが
事前のリサーチ段階で私の方から
ドライテストを提案させて頂きました。
その内容は
『オープン6ヶ月前に簡易LPを作り、プレミアム会員優先権として
LINEのリードを取りましょう。そして自動返信でアンケートを取りましょう」
というものでした。
つまり出店未決定時にドライテストを実施し
LINEリード獲得用の簡易LPを作成し、
「〇月オープン予定!ただいまモニター会員募集中。
まずは簡単なアンケートに答えてLINE登録でお得な情報をキャッチしよう」
などと記載されたLPに少額で一定期間(1~2週間ほど)広告配信を実施。
潜在顧客数を事前に見える化(数値化)し、
アンケートによる要望などももらいながら
実際にオープンする際には会員の意向を盛り込んだ店舗や
しっかりとユーザーの嗜好性を取り入れた
ブランディングされたサイトをオープンさせる手法を取りました。
実際にはLINEのリード獲得数が50件以下だった場合は
店舗をオープンさせない方向でしたが、
2週間で100件ほどのリード、30件ほどの
アンケートを集めることができたので
それらの意向を取り入れたサイトと店舗をオープン。
オープン直前に取得したLINEに告知・案内を行い
ロケットスタートを切ることができ、
オープン3ヶ月で地方のプライベートジムでは異例の
爆発的な会員数と売上をたたき出すことに成功しました。
このようにドライテストは失敗するリスクを
最小限にとどめ、成功する確率を最大限にあげる手法となりますので
自社、またはクライアントの販促を支援する際の
参考にして頂けたら幸いです。
なおマーケティングリサーチやドライテストに関する
ことが学べる、ワークショップを通じて
習得できる学習プラットフォームマーケニスタでも幅広く
オンラインの販促に関することが学べるので
気になる方は是非ともお試しでご登録御待ちしております!
マーケニスタ
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