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昭和少女の憧れは…

※この記事は2023年5月9日のamebaブログに書いた内容と同じです。
なので時系列などズレている部分があると思いますがご容赦くださいm(_ _;)m


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図書館から借りた「かわいい!少女マンガ・ファッションブック」を読んだ感想を書きたいと思います。

この本は昭和30〜40年代に活躍した漫画家のイラストが載っています。
少女漫画や雑誌など、若い女の子が見ていた書籍や商品にイラストや漫画を載せていた漫画家さん達なので、この本に載っているイラスト全部に可愛いとお洒落が詰まっています。
なんていったって当時の女の子達が心躍らせて読んでいた少女漫画を描いた先生達ですからね🌹
私はレトロで可愛いものが好きなので、キュンキュンしながら読ませていただきました。
見ていて特に素敵だなと思ったイラストの写真をいくつか撮ったので、ここにも載せたいと思います。

まずは牧美也子先生の作品です。
黒のリボンのラインが映えるフレアスカートに、フリルがついた2段になっている襟が可愛いです。

こちらの女の子が着ているお洋服は、ブラウスもフレアスカートもストライプ柄ですね。
スタイリッシュで爽やかなこのコーデを着こなす女の子は、なんだか頭も良さそうに見えます。
叶うならばこのコーデは、スカートの丈だけ変えて私も着てみたいなと思いました。

牧美也子先生は1950年代後半より少女漫画誌で活躍された漫画家さんです。
1960〜63年に「りぼん」で連載された「マキの口笛」は物語だけでなく、登場人物が着ているお洋服を読者にプレゼントする懸賞も人気でした👗💞

次はわたなべまさこ先生のイラストです。
レースのフリルを何段にも重ねたちょうちん袖がとても愛らしいですね。
女の子がもっているお花のヘアブラシもすごく可愛いです🌷💗
私も欲しいなと思っちゃいます🥺

わたなべまさこ先生は1952年に貸本出版社の「小公子」でデビューされた漫画家さんです。
1969〜70年に「週間マーガレット」で連載された「ガラスの城」は、ストーリーだけではなくそこに描かれた衣服やアクセサリーも読者を夢中にさせました。

次は北島洋子先生のイラストです。
北島洋子先生が活躍された時代は、パンタロンなど膝から裾に向かって広がっているデザインが流行っていました。
右のイラストはストライプ柄と水玉柄のドレスが可愛いですね。
ドット柄やストライプ柄のお洋服って、現代のものでもレトロな雰囲気が少しある気がします。

北島洋子先生は1961年に「少女クラブ」に「氷の城」を発表してデビューされ、1960年代後半からは「りぼん」の看板作家として活躍しました。
作品の中ではミニスカートやパンタロンなど当時の流行ファッションが描かれ、それらのファッションを謳歌するヒロイン達のコミカルな動きは、読者に新時代を感じさせました。

最後は谷ゆき子先生のイラストです。
こういうシックなグリーンな色合いは私大好きです🥰
私はロリィタ服のような可愛さが全面に押し出されたお洋服も好きなのですが、このコートドレスのようなエレガントで美しいお洋服にもときめきが止まりません🤤💓

私はこのイラストを見た時は、オードリー・ヘプバーンみたいで素敵だなと思いました。
大柄なチェックのコートと水玉のスカーフの組み合わせが可愛いです。
このスカーフの巻き方はケリー巻きと言うみたいです。
谷ゆき子先生のイラストの女の子達が着ているお洋服は私の好みドンピシャで、「あれも着たい!」「これも着てみたいな」と8割型のイラストで思いながら見させていただきました🤗

谷ゆき子先生は、1958年頃に金龍出版社より「夕映の詩集」にてデビューされました。
1966年からは小学館の学年誌を中心に作品を発表し、母恋ものとバレエをテーマにした悲しい物語のシリーズを多数連載しました。
また、当時の漫画誌に多かったファッションに関する特集や文房具などに、お洒落なイラストを多数寄稿した1人でもあります。

この本でイラストが特集されている漫画家さんは以上です。
この頃のイラストの女の子達は赤色のお洋服を着ていることが多いのですが、それは編集から赤色をたくさん使ってくださいと指示があったからみたいです。
昭和レトロなデザインが好きなせいか、私は最近赤色のお洋服って素敵だなと思うようになりました。
自分でも赤のタータンチェックやギンガムチェックのスカートを着てみたいなと考えています🌼

あと、この時代の少女漫画を読んでいた子達のお母さんは、みんな裁縫ができたみたいです。
この時代のお母さん達は学校で和裁と洋裁を習っていたので、型紙さえあれば自分で服をつくれたとのことでした。
私のお母さんにも聞いてみたのですが、子供の頃はよくおばあちゃんに服をつくってもらったと言っていました。
学校で和裁と洋裁をしっかり習うのが、今でも続いていたらよかったのにとちょっと思ったり。
そしたら私も自分で服を縫えたんじゃないかなと…。

そしてこの本を読むにあたって中原淳一さんの存在も忘れてはいけません。
なぜなら今回特集された漫画家さん達が、中原淳一さんの影響を受けたと語っているからです。
中原淳一さんは昭和初期に少女雑誌「少女の友」で挿し絵画家として活躍され、戦後は自身で女性誌「それいゆ」などの雑誌を創刊し、女性に賢く美しくなることを啓蒙された方です。
ファッションデザイナーや作詞家としても活躍されていました。
私は中原淳一さんが描く女の子も好きで本も2冊だけ持っているので、また体調がマシな時にでも、今回の記事みたく読んだ感想を書けたらいいなと思います。

私は夜に体調がマシになることが多いので、読書ができるとしたら寝る前の少しの時間しかありません。
なのでどうしても図書館から貸りるなどして期限のある本が優先になってしまい、購入してずっと手元に置いておけることになった本は、積読になる確率がけっこう高いです😅
なので中原淳一さんの本を読めるのもいつになるかわかりませんので、もし感想記事を楽しみにしてくれる方がいましたら、のんびりお待ちいただけると嬉しいです🙇‍♀💦



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