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8/25(日)現役競馬誌記者 今週の1鞍 札幌11R キーンランドカップ(G3)

割引あり

短い競馬歴のなかで、出走メンバーを見た瞬間に正解が分かったことが二度ある。

最初は2012年ジャパンCダート。前年にトランセンドからかぶせられて戦意喪失したニホンピロアワーズが、この年は同馬より外枠。私は土曜の朝に「来た、見た、勝った」と言ったと思う。4コーナーで芝生を走っているようにスピードを上げていく姿には、思わず失禁しそうになった。

その次が2017年キーンランドCだった。9歳騸馬のエポワスは、タンザナイトS2着→大阪―ハンブルクC1着→函館スプリントS3着ときて、前走のUHB賞を1番人気で7着。(オッズが相当割れていたとはいえ)この馬が鞍上ルメールで13頭中の12番人気だったのだ。

こんなお買い得はない。メンバーを見た瞬間に「エウレカ!エウレカ!」と叫んだかは記憶にないが、知り合いに「モンドキャンノを抜いた上位5頭に流しておけ」と早朝にLINEしたのは覚えている。三連単11万馬券だったが、この日起きたら、時計の針は16時を指していた。

さて今年のキーンランドC。「エポワス魂」が宿っている馬が1頭いる。


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