9/22（日）現役競馬誌記者 今週の1鞍 中山11R オールカマー（G2）

オールカマー。アラブも地方も何でも来いのレースだったが形骸化し、その名前だけが歴史を伝えている。月刊優駿の読者コーナーもかつて「ゆうしゅんオールカマー」で、後発の週刊Gallopもそれに倣っていたが、現在はオールカマーの意味すら知らないファンも多いだろう。

ちなみに某号の「ゆうしゅんオールカマー」には、学生だった平松さとしが描いた絵が載っているので、時間のある馬券狂人たちは探してほしい。大したものではない。

「誰でもどうぞ」というのはかえって障壁となりうるもので、だいたいこの文言を掲げるイベントは集客力に難を抱えているケースが多い。今年のオールカマーも10年連続のフルゲート割れ（14年は新潟で施行）。お財布の中身だけは寂しくないようにしたい。

一日に３食をとり、食事のバランスに注意し、適度な運動を心掛けている善良な人ならレーベンスティールを本命にするだろう。しかしこれでは芸がない。