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9/1(日)現役競馬誌記者 今週の1鞍 中京11R 小倉2歳ステークス(G3)

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阪神競馬場の改装工事に伴う変則開催につき、小倉2歳Sは初めて中京競馬場で開催される。中京競馬場は現在のコースが供用開始となった2012年以降、2歳重賞を一度も開催したことがなく、判断材料となるデータに乏しい。頼りになるのは、1200m戦となった過去4年の中京2歳Sと、今開催で10レース行われた芝1200m戦だ。

過去4年の中京2歳Sを見ると、4コーナー通過5番手以下が【0-1-1-22】と苦戦を強いられている。ただ一頭の2着は21年のウインマーベルで、1分8秒4のレコードで逃げ切ったジャングロから3馬身半差だった。これを含め、逃げ馬は【1-1-2-0】と馬券圏内を外していない。

ウインマーベルはその後もハイレベルな好走決着に対応しているため、よほどのスプリント適性がなければ中団以降からの連対は厳しいだろう。過去4年の平均タイムは1分8秒6だが、今開催の中京は著しい高速馬場になっており、1分7秒台に突入する可能性も考えられるため、よりスプリント適性を意識したい。血統ではミスタープロスペクター系、ナスルーラ系が活躍している。

さて今開催の中京芝1200m戦は6レースが行われたが、こちらも逃げが【2-2-2-0】と絶好調だ。ただし脚質別では逃げ・先行・差しで4連対ずつと、好位につけられれば中団でもチャンスはある。枠順の有利不利はないが、中京短距離で大外を回すのは大幅な勝機削減行為。器用に乗れないジョッキーも切っていいだろう。

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