【創作BL小説】背徳の堕天使　読みどころ（第7章編）

WINGSシリーズ　本編第1作　桐吾×光（父×息子）VS勝行（親友）
強気ヤンキー美少年総受・ヤンデレ執着ドS攻　（R18BL）
https://novel18.syosetu.com/n7977fa/

無事に改稿が完了したので増補版として文庫第2巻を発行し、先日よりWEB版も一からやり直しで新たに投稿開始しております。PVも作ったんですよー声優さんのおかげです♡でへへ

前回のURLを消してしまう前までの段階の改稿分はすでに投稿済みで、7章以降に関しては以前のストーリーに更に色んなシーンを付け加えているので、2015年版を読んだことがある方も「お！？これは知らない」となると思います。なのでぜひ！前のバージョンを読んだことがある方にこそ……今の更新を読んでいただけたら嬉しいなあと思い、宣伝を煩くしてみようかと(笑)noteにきてみましたー。

といってもここ、全然アクセスないんですけどね(笑)普段更新してないからしょうがない……。

ですので、文庫版2巻のしょっぱな、7章のネタと読みどころを少しばかりご紹介です……。ネタバレ含む、なので、ネタバレ苦手な方はまず本編↓↓↓↓を読んでから、この先どうぞ！
（いうて、上記PVで7章のシーンやってるんですけどね）

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【背徳の堕天使　第7章　支配と奪還】

１～6章までのお話（1巻収録）は簡易あらすじにあるように、セカンドシングル制作中に父親の桐吾と再会してしまった光が、勝行に悩みをうまく相談できないまま、桐吾のいいように操られて勝行のことを襲ってしまいます。拒絶されたと思い込んだ光逃げ出して――桐吾の元へ。そこでは倉庫の片隅に監禁される、地獄のような拷問が待っていました。

それでも逃げない光。その理由は、彼の幼少期にありました。
父親の桐吾が与えた彼への歪んだ愛情。犯罪まがいの性虐待によって少年期にいかがわしい調教をされてきたその身体は、彼を狙うどんな男相手でも受け入れてしまうほど行為に貪欲。けれど「その声を聴かせるな」と命令された光は、どんなに貫かれようと声をあげないで必死に我慢し続けます。
苦しい思いをしてでも耐えきった後の桐吾の優しい声が、態度が、辛かった時間のすべてを癒し、慰め、自分を許して認めてくれる――ていのいい催眠のようなものですよね。このシーンが書きたかった……！

「お前を一生愛してやるのはこの俺だけだ」

こんな傲慢な科白でも、母親に愛されてなくて酷いトラウマを残した光にとっては、甘い鎖になって逃れられなくなる――桐吾に愛されたくて。

2015年初稿の際、この桐吾の呪いのような言霊や相反する自己中な愛情表現に関してはすごくさっぱりしか書かなくて（まあ、R表現がとにかく苦手で自信なくて回避してたってのもあるんですが）、書くなら番外編でいっかー、なんて思ってたからなのです。が、ここにきて桐吾が光をコントロールするシーンや、光の過去回想を大幅に追加した理由は、「背徳の堕天使」を最初に読んでくださる読者さんが一番多くなったから、です。

元々は大人編「孤独なオアシス」にリンクした、『あの事件ってこれのこと』という、順番でいうと3番目くらいの過去ストーリーとして書いていたものなんです。なので、こういう事件だったよ、という事実を淡々と述べるに過ぎなかったので、そのあとのストーリーにつながるような、桐吾と勝行と光の心の交錯的なシーンがくどいと感じてほぼカットしてしまった。
でもオアシスから読むのは正直入りにくい。自分の腕が未熟だからしょうがないなーとは思うんですが、やはり時系列で追った方が読み易い、入りやすい印象があって。（オアシスがBL好きな人には勧めにくい話でもあるので）

なので、WINGS本編シリーズ第1話として、恋愛小説として読んでもらうための改稿。だったのです。この今西光を中心とした歪んだ家族愛と友情が、これからのストーリーでどう変わっていくか、を楽しんでいただくためには、これ書かないと面白くないやろー！！！

桐吾と光の歪んだ恋愛関係は、この先もちらほらと光を介して登場します。特に作者が思ってた以上に「光が桐吾を好きすぎた……！！！！」(笑)
これは――そう簡単に「はい勝行くんっていう新しい相方ができたんでー、あんたもういりませーん」では済まないなと思ったので、丁寧に書きたくなり、6～7章はかなり長いお話になりました。

桐吾を応援してくださる方が想像以上に多かった、というのもひとつの影響力かな、と思ってます(笑)
ほんとのほんとは、初稿前のプロットでは、完全捨てキャラの当て馬モブだったのに……今じゃもうもう一人の主人公ですよ。なんてこったい。
この人がWINGSの二人の関係をぐちゃぐちゃにかき乱す最初のお邪魔虫、という設定はあったものの、こんなに影響力のある人間になるとは思いもよりませんでした。書いてみて、公開してみないとわからないものですね。果報者めー

私の小説はこんな感じで、書き進めながらキャラ考察してるところあるので、初稿と改稿が大幅に変わることもしばしばです。去年まで公開していたものは全部初稿なので、いずれ全部改稿するんじゃないかなー。キャラが私の中で生きてる限り、こいつがなんでこんなこと思ってるのか……というのをずっと追っていて、読者さんもそれがすんなり感情移入できるようなお話作りにしたいなーと思ってます。

まあ、素人のWEB無料公開小説なので、そのあたりは大目に目をつぶっていただいて……よろしければ、ブクマとか感想などでそっと背中を押していただけると大変うれしいです。泣いて喜び次の話をもりもり書くことでしょう。単純思考なので♪

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次は現在更新中の、8章の読みどころを気が向いた頃に語りに来ます。