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同人活動・ファンアートを守れ!VS生成AI

Xの利用規約変更問題が昨今話題ですね。
移動します。垢消します。絵を消します…などなど。
11月15日という日は、まさにXデー。Xから神作家が、色んなコンテンツが消える日だなと思って眺めております。
まあそれについても色んな意見が飛び交っているので、どれが正しいのかわからないのが現状だと思います。特にクリエイター側ではなく、流れてくるものを美味しくいただいて楽しんでいた読者さんたちが一番困惑してるのではないでしょうか。

このままでは良識あるユーザーばかりが気を遣って委縮し、一番ありがたかったし盛り上がっていたSNSによる「推し活(おすすめ)」――いわゆる「口コミ」「レビュー」「ファンアート」がサクラ(レビューを装った広告)以外いなくなるんじゃないか
私は今、それが悔しくてなりません。

とにかく今わたしたちは、どんどん性能を上げてくる生成AIに対し「我々の作品を守るため」戦うことを余儀なくされています。

二次創作でファンアートをかいてきた同人作家さんや、推し活で公式の配布絵を写真にとって楽しんでるの、知らないジャンルでもわあ楽しそうだなって、見ていてわかります。でも最悪の場合、自分たちのファンアートや推し活の写真すら、推しのにせものを生成するための素材にされてしまうのです。つらい。

非公式が公式を脅かす存在になるのは…オタクが最も避けたい案件…

これに気づいた作家さんたちは「鍵をかけます」と言って一時的に退避されています。それも正しい選択だと思います。ただ、推しをまだ知らぬ界隈の人へお勧めすることはできなくなり、リアクションもインプレッションも激減しますよね――。
一次創作の場合、もはや自滅も同然です。

しかし現状の法律では「学習させることは違法でもなく、権利侵害にもならない」ので、なにかあっても戦って勝つことはできません。ガッデム。

そこで今回はちょっと同人誌の作り方コラムをお休みして、一介の読者さんでも対策ができる「推しを守るための同人活動」について、私なりの考えと「今わたしがやっている対策」について解説したいと思います。

一次創作をしている作家さんだけでなく、商業作品・同人作品を読み専で楽しむ人も、よかったら参考になさってください。

期間限定で全体公開にしたのち、11月16日以降には通常通り「半分メンバーシップ記事」にさせていただきます。
賛否両論あり、情報もまだまだ不確かな内容を含むので、そのあたりはあらかじめご了承ください。



推しを守るための同人活動

そもそも、生成AIって何? なんでもめてるの

まずここで詰んでる人もいると思うので、すごくざっくり簡単に解説します。

AIとは、人工知能。
人間の言葉や理をお勉強し、理解し、質問からその結果を推測、回答・解説してくれる――現代デジタル世界において欠かすことのできない、便利なスーパーお助けマンです。身近なところでいうと、Googleの検索もAIの一種。我々は知らぬ間に、色んなところでAIちゃんのお世話になってます。

AIちゃんにも色んな種類がいます。
そのうち亜種として「習得した学習物をもとに、新しいものを創作する」アレンジャーな子が爆誕しました。
彼らが「生成AI」。彼らの飼い主は色んな素材を投げ込み「俺の好みの推しキャラを、推し小説を生成しろ」と命令して、自分の代わりに創作してもらいます。すげえ世の中になったもんで、それはそれはよくできた美しいにせもの――オマージュ作品が簡単に作れます。
しかし…
これの「投げ込む素材」の持ち主、すなわちオマージュの元になった側が「学習を許可した覚えない」と怒っても、SNSに限らず、ネット上にアップされているものはすべてAI学習の対象になることが、日本では許されております。
ええ、知らなかった――と今更ながらに肩を落とすクリエイターたち。
そして今、学習後に生成したAI創作物は誰のものだ!これは著作権違反にならないのか!なんでだ!法律はオリジナルを守ってくれないのか!!――などと、権利関係でもめにもめまくっているのが今の「生成AI問題」です。

AIにとられたくないからといって隠し続けていると、最悪「〇〇という絵師がいつに描いたキャラだ」というオリジナルを証明することができなくなります。非常に難しい問題です。

私たち一個人が今できることはただ一つ。
「学習させたくないものにはそれなりの対策を」

画像に無断使用禁止の札を貼る

実際ウォーターマーク・サイン入れ・解像度落とし・WEB用に文字をいれる――等、よからぬ民に勝手に使われないよう(あるいは使われても正当に戦うため)工夫をした画像をWEBにあげるということは、危機感をもったイラストレーターやクリエイターならみんな昔からやってることです。
今に始まったことではありません。

これらは対AIというよりは対悪人(人間)対策。

推し活や二次創作の場合、著作権がらみの発想であまりつけないようですが――その対人対策を怠った結果、海賊版に使われたり、海外でフリー配布されたりと被害が相次いでます。
生成AI対策はもちろんですが、私はこちらの「対人対策」の方がやっかいだし、めっちゃ大事だと思ってます。
推しの海賊版を出さないためにも、自分の作品を守るためにも、以下のことは常にやっていていいと思います。

・キャラ絵からはずせない位置にサインや文字をいれる
・推し活写真でも、自分のアカウントは貼っとく
・AI学習禁止など、使用ルールをはっきり書く

SNSってやつは国内限定配信ではありません。世界中がみています。
この世には「サインや禁止文言のない絵はフリー素材」というルールの国も存在します。やばいですよね。だからサインは必須です。

神絵師じゃないから。作家だから。とられる心配はないから。
という発想は捨てて、自分の作品を勝手に使われないよう、ちゃんと所有者を記名しておきましょう。
ほら、子どもの頃に習ったでしょう。

持ち物には名前を書けと。

過去、キャラ立ち絵が神レベルだった友達絵師に「サインは入れた方がいいよ」と忠告したら「サインを入れると絵が台無しになる」と悩まれました。そんなこと言ってるうちに、彼女の作品は無断使用・グッズ化されて海賊版としてアマゾンで流通してしまいました。同人グッズ販売禁止のジャンルだったので、使われた絵師の方が悪者扱いされるという、ひどい案件でした。
実害があってからサインをいれるのでは遅いのです。

これはSNSに限った話でもなく、鍵のかかっていないエリアに何かをアップロードする時の心構えです。無防備にポンと上げるものは「無料配布」という気持ちでUPしましょう。これはSNSが普及するより前からいる古参からの、大事な言い伝えです。婆の言うことはきいとき。

最近じゃこれくらい禁止文言をはっきり入れないと!と素材が流通し始めました。可愛いスタンプをお借りしました。


推しの絵はピンボケくらいがちょうどいい。

解像度を落とすという方法があります。
これは私が日常的にやっていることでして、グッズお写真で推し活をしている方や読者さんでも簡単なので、ぜひおすすめしたい方法です。

なぜならパソコンにも優しく、スマホにも優しい。
お金をかけずにできる方法だからです。

今朝、有識者がXで「255px以下の画像にすればだいたい守れる」と呟いていらっしゃいました。ソース不明ですが、これはなるほどと思いました。

ちなみに255px以下の画像ってどれくらいかといいますと、これくらいです。

縦255px(長辺)の画像です

うわちっさ!!!ってなりますが、サムネとして見る分には困らないレベル。知ってますか、覚えてますか。昔のガラケーの写真って…これくらいのサイズだったんですよ(笑)
私はさすがにここまで解像度を落としてなかったのですが、でも投稿サイトの表紙サイズレベルまで落としてはいます。
だいたいこれくらいです。短い方をだいたい400~500pxにしてました。

これでも、昔のガラケーだと待ち受け画面サイズ。我が子が小さかった頃の写真はこのサイズが多い。十分みれる画像です。

推し活のキャラグッズ写真だと、この中でさらに小さくなりますから、案外守れるのではないかなと思ってます。
とにかく1ピクセルあたりの絵を荒くし、印刷したらガビガビでみれたものじゃない――そんな画像であればあるほど、AI対策に効果あるようです。諸説あるかもですが、私はこれを信じて今後もWEB上では解像度低めのイラストを投稿していきます。

スマホで投稿してる人は、こちらもぜひご参考に。
ちなみに私はスマホの写真を一旦LINEのkeepに送り、低解像度でPCからダウンロードしてから投稿することが多いです。


同人誌を作る側の人間は、どうしても「解像度をアゲアゲにしておかないと印刷会社からNG出る!」ってなって、オリジナル画像の解像度はめちゃんこ高いです。でも印刷用に作ったファイルをそのままネットに投稿するのが一番あぶないので、やめましょう。
このオリジナルデータをお金出して買ってもらうことで飯を食ってるのがイラストレーターです。

私はご依頼の際、いつも「WEB投稿・書影用」と「印刷用」の2つのファイルをお渡ししています。WEB用にはサインを入れ、書題と作家名を入れ解像度を落とす等、それなりの対策を施しているので安心してお使いください。(それでも気になる方はご連絡いただけたら)

絵師さんから絵を預かった側の作家さんも、ご自身で対策した画像を作るか、自信がない時は無理せず絵師さんに「WEB用をください」と言ってみましょう。絵師も自分の絵を守るための追加作業なら大抵快諾します。
無理してイラストを下げたりせず、差し替える方法をご検討ください。

ちなみに私が今までXにあげた絵には、だいたい以下のような処置をほどこしてます。完成品をそのままでUPしたことはないです。

・下絵・キャンパスのガイドラインがわざと入ったままの画面スクショ
・一応殴り書きでもサインはいれてる
文字やでかいタイトルロゴが入り、書影になったもの解像度を落としたもの
・本文サンプルはガウスぼかしとシャープフィルターを2回かけ、トーンをつぶして以下同文。(神絵師のTIPS

ここまでやってもなお、生成AIは学習素材にすると聞いて、ちょっとげんなり(;^ω^)くっそwでも何もしない高解像度の絵よりはよっぽどましでしょ。
という抵抗心で活動しております。

ちなみに、WINGSの戦利品やグッズ、書影は今まで通り好きにUPしていただいて大丈夫です。文字がのってるとお気遣いいただいたんだなあって嬉しくなります。今後ともあまり気にせず、購入したものの写真はUPしても大丈夫です。どうせならナナメに撮影したり色々描きこんでデコ画像にするとより素敵になるかと。私もにっこり幸せです。
(写真付きレビューや戦利品感想は、本当に我々の心の支えです)


絵師じゃなくても使える学習防止ノイズ加工のサイト

解像度を落とすだけでは心もとない。やっぱノイズ加工もしようと思うなら、さらなるひと手間が必要。お金も時間もかかります。
Glazeというサイトが有名ですが、英語だし開発中のツールだしちょっと不安。しかも時間かかります。
それよりは、日本国内ではこちらが有名で使いやすいです。

emamori

ただ、無料プランでは思った以上に汚い画像が出てきてしょげることもあるでしょう。私もけっこうしょげました。課金してもう少し精度のいい加工をしてみたら、結果上々。ソフトを持ってない人にはとても便利です。

emamoriスタンダードプランで作った画像はこんな感じでした。ご参考まで。(リリース直後の利用結果なので今は精度が上がってるかもしれん)

emamoriの課金版で作った画像

クリップスタジオ・アイビスペイントでノイズ加工

これはアプリをもっていること前提なのですが、同人誌制作をしている人ならどちらかは持っているはず…!!
というわけで、載せておきます。
2024年の夏ごろからどちらのアプリもAI学習防止のノイズがかけられるようになりました。クリスタはウォーターマークも自動で付けれる機能が追加。
追加したってことはそれだけ必要があるってことなので、ソフトを持ってる皆さんはぜひ積極的にお使いください。
※アイビスも課金プランの機能だそうです。教えてくださった読者さんありがとうございます。訂正しておきます。

私はアップデート以来ずっとクリップスタジオのお世話になってます。

ファイル→画像を統合して書き出し→設定画面でノイズの強度などいじれます


上記の出力結果です。私はわりと甘め設定ですが、ガチ対策するならもっときつめにしたほうがいいでしょうね


ここまでやらなきゃいけないのか…と思うと、もう画像をアップする気力が失われると思います。手順が増えるのですから、当然ですよね。

でもひとつ立ち返ってみてください。手軽にUPできるSNSの、巧妙な罠なのですよこれは。自衛しなきゃいけないというのはこういうこと。

身バレを防ぐために顔にスタンプやぼかしを入れるのと同様に、画像を加工してからUPするのは、ネット上で生きていく上での必須条件なのです。
家族の映った写真や設営完了の写真を上げる時、そのままUPしたりしませんよね。気を遣いますよね。あれと同じように、絵師様の絵や自分の推し活写真に、ひと手間工夫を加えてあげてください。
それだけで助かる命がここにあります。


綺麗な完成品を安全に公開するには

こんなことをして自動収集から逃れることができても、むりやりノイズやウォーターマークをはずそうとする悪人は消えません。

回収されたくなければ自分のアカウントに鍵をかけろ。きれいな絵は絵を守ってくれる投稿サイトに投げて、鍵をかけるのが一番だ、と誰かが言ってました。

有名なところでは「クロスフォリオ」がたびたびクローズアップされています。ここは「AI学習から絵を守る」と公言してくれている作品投稿サイトです。絵だけでなく小説、マンガも置けて、有料ブログもショップもある。なんでもありなサイトで将来有望な場所です。
ひそかに私もおります(笑)まだ整備中ですが、いずれBOOTHを引き上げてこちらに移行するつもりで準備しております。

ここを活動拠点にして、XはクロスフォリオにUPした絵へのリンクを貼るだけ、という絵師さんも多いでしょう。
ただ、Xは割と前から「外部リンクばっかはる奴は悪い奴かも」と自動判定されて、あまりインプレッションがのびません。
宣伝の意味よ…。

なのでやっぱり、低解像度のSNS用イラストを別途用意したうえで、綺麗な画像はこっちでみてね、とリンクをはるのが一番なのではないでしょうか。

ところで私がまだクロスフォリオを宣伝しないのは理由があります。


重いんです…。


皆が一斉に移動してきて、ちっとも動かない。元々サーバーが脆弱気味なので、もう少し頑張っていただきたいところ。皆さんも急いで移動したものの、サーバーの返答が遅すぎてイライラしたのでは?運営さんも頑張ってるので、温かく見守って。
読み専・見る専の方が快適に閲覧して回れるようになるのはもう少し先だろうなと思って、まだ宣伝しておりません。表示バグも多いですし。

ではクロスフォリオがちゃんと機能するまでどうすればいいか?

私は2017年から「会員制」のブログを活用しています。

元々はAI対策とかが目的ではなくて「本当に私の作品が好きで、ブログに追いかけてまで見に来てくれる人」に向けて色んなコンテンツを配信したくて始めたものです。去年まではファンボックスで。今はnoteのメンバーシップやファンティアにのみ、解像度の高い画像をおいてます。
ここは鍵がかかっているので、AI対策にはぴったりだと思って続けております。

私は「ネットにUPしたものは不特定多数の人にみられる」と思ってます。
自動収集botに絵を持っていかれ、外国でへんな使われ方をしていて泣いたこともあります。なにより怖いのは人間。引用でマイナス言葉と共に晒されたりするのが怖くて、鍵垢に閉じこもってた時もありました。

お高くとまってるように見えるかもしれませんが、実は逆です。
同人活動とは、自分が好きだと思ったものを描きたくて、自分のために始めたもの。それを横から見て「あら楽しそうね、もっと読ませて」といってくれる御方にこそ、たくさんサービスしたい。

そんな同人作家も少なからずいることを私は知っています。

なのでうちではブログに会員登録したり、同人誌を購入してまでコンテンツを閲覧しにきてくださった読者さんだけに「特典」としてフルサイズ配信させていただいてます。
最初は会員ゼロから始まったこの活動も、気づけば無料会員は100名を超え、有料会員も二けた以上になりました。
エロスもなにもない普通の創作屋に遊びにきてくれて本当にありがとうございます。Xのフォロワー数3000超えより、ブログの会員100名超えの方がめちゃくちゃ嬉しいです。

お金をとるのはケチだと思いますか?

でも高解像度の絵を、わざわざお金を出して買ってくれる――そんな活動をしているのが、同人誌を作ってイベントに出たり、ギャラリーに出展することだったりしませんか。

高解像度・ノイズなし・ウォーターマークなしの作品というものは、作家の「作品」=「資産」なんですよ。0円にしろ、100万にしろ、自分の宝物であり、「無固形資産」です。資産!!!なんです!そこに二次創作とか一次創作とかは関係ありません。自分で書いたものですから。

この資産という言葉を、ぜひかみしめてほしい。
小説家さんの自小説は自分の資産。声優さんならその声が、演じたボイスが資産です。これらをネット上において誰でも自由にどうぞ、と配信するものは、あくまでもサンプルであるべきと私は思ってます。
上手いとか下手とかの評価は買う前にサンプルをみればわかるでしょう?

だからデジタル絵を販売するのがもっと流行ってくれたらいいのにと思ってます。タダで展覧会する時代はもう終わりだよ。

これらはこだわりの同人誌を作って売る、という行為をしている間に生まれた発想、考えです。ネットで見れるのはサンプルであり、「見た目がきれい」なもの、フルサイズは課金制。アニメだってそうですよね。

「これはいいと思えたら、本物はお金を払ってお迎えお願いします」と言うのがまるで「守銭奴」だの「悪」だのというSNSの風潮こそ、変わってほしいです。そっちの発想のほうがおかしいって気づいて。
この考えが後々の世で「生成AIに推しの絵を食わせてもいい」という世の中を作ってしまったんです。極端な話ですが、私はそう思っています。

絵や小説をかいてWEBで発表するだけで楽しんでる作家さんこそ、軽率に一冊作ってみてほしい。お金を出して買ってもらうことの感動も、売れないことへの絶望感も、知ってほしい。

人にお金払ってもらうのなら――と思うと、少しでも素敵な装丁の本と、それに負けない中身が作りたくなるもんです(笑)
売れるか売れないかは、やってみないとわかりませんよ。

11/15追記①
ネットを見てると「今度から高画質の絵を投稿できないか!じゃあ同人誌を作って売るしかないな!」と叫んでる仲間がたくさんいてほっこりしました。原点回帰。

11/15追記②
実際にX公式に問い合わせたり有識者が英語の利用規約をかみ砕いてわかりやすく解説してくれた記事を発見しました。
今後もXの生成AI「Grok」の学習に同意するかしないかは、設定で選べる」そうです。なので嫌だなと思ってる方は、設定を確認の上、Grokの学習を許可するボタンをオフにしましょう。

ただし、Xに限らずどこのサイトにおいてもあなたの宝物が悪人に狙われることに違いはありません。今後も上記で紹介したような「自衛」を検討してから投稿してくださると嬉しいです。
もちろんこれは義務ではなく、個人の判断で行うものです。
正解はありません。だからこそ、色んな情報が飛び交っていて、みんなも何をすべきかわからないのです。まずは「自分がどうしたいか」を考え、それに対する意見を他人に押し付けたり、人の右に倣え――は絶対にやめてください。

これは

あなた自身が自分の作品と向き合って決める問題です



Xから卒業した同人作家はどこへいく

同人界隈のSNSや投稿サイトは混沌を極めています。
とはいえ、Xはなんだかんだで便利な場所なので、そう簡単にみんないなくなったりはしないでしょう。

この先は作家が呟くこと前提での、新SNSの個人的所感。

ブルースカイ

気になるフィードしか見なくて済むので同じジャンルのオタク同士の交流は盛んですが、絵に関する安全度はXよりグレーです。おまけにちょっとのエロコンテンツでアカウント永久停止を食らうようなので、成人向け同人コンテンツを配信したい人には向いてないかなと。ロ〇ショ〇は秒で処されます。Vtuberさんや推し活を楽しむ方が多く避難されてます。

タイッツー

一番安心感はあるし、平成の古き良きツール感漂ってますが、いかんせん個人開発なので限界があります。自分のコンテンツをみてくれるユーザーを引っ張って一緒に引っ越さない限り、宣伝効果は薄いかと。エロに鍵をかけるのは楽です。絵やリンクが見にくいのがネックです。アプリ出たよ!日々進化中。

スレッズ/インスタ

パリピが強くオタクがいません。ティックトックもそんな感じ。
閲覧はそこそこに伸びますが、同じ界隈の人間が見てるかどうかは…。
また、Xより前から「おれんちの生成AIに君の投稿を学習させてるぜ☆」と明言しております。拒否権すらくれませんでした。Xから逃げたとて無駄です。無知で使うのが一番怖いSNSだと私は思ってます。

Oneup

知ってる?日本のクリエイターさんが作った新しいSNSです。
見た感じ、知り合いが誰もいません。つらい。でもそこそこに便利なサイトで私は未来を感じております。よかったらいっぺん遊びにきてください。

「AI学習からクリエイターを守る」と明言。「解像度の高い絵はダウンロード販売できる」システムがあります。(有料会員)
フリー会員がアップした絵は勝手に解像度を低くしてサインも入れてくれます。自分でどうにかできない人にはうってつけかと。
私がいってた「解像度のいいウォーターマーク無の絵は売り物だ」をSNS上で完結させてくれる場所です。流行れ!
応援しております。(※ただし、R18はNGですよ)

さくらさんももちろんいます。友達はいません。寂しいw待ってるよ。

他にもAIから絵を守ってくれるタイプのSNSは乱立してますが、外国のアプリは勝手がわからないので手を出してません。
国産でもあるこちらは扱いやすいと思います。
まだ閑散としてるので交流や推し活には向いてない…と思うけど、こここそVtuberさんや配信者と呼ばれしインフルエンサーがここで活動を始めたら一気に移民がくるのではないかな…。

今回の騒ぎで数多のファンアートが消え、Vtuberさんたちがものすごく困っているのを目の当たりにしました。ファンアートを頼りに活動してる人たちこそ、画像を守ってくれるSNSを求められているでしょう。
そんなわけで、ここは個人的に注目しております。

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