英語独特の構文に慣れよう②
前回は、無生物主語の構文の基本に触れました。
今回はもう少し踏み込んだ文章をご紹介しますね。
次の文章を英語らしい表現で英訳してみましょう。
「絶え間ない努力をしたので、そのチームは優勝することができた。」
まず、主語と動詞を考えます。
「絶え間ない努力をした」を、「絶え間ない努力」という名詞で表現して主語にします。
Constant effort
これが主語になります。
次に動詞ですが、「絶え間ない努力が、そのチームが優勝することを可能にした。」と読み解いて、「可能にする」=enable にします。
enable A to do で、「Aが~することを可能にする」
という意味になるので、Aのところに「そのチーム」を入れます。
あとは、「優勝する」=win the championship を入れればOKです。
Constant effort enabled the team to win the championship.
「絶え間ない努力をしたので、そのチームは優勝することができた。」
いかがでしたか?
この表現が英語らしい言い回しになるんですね。
もう一つ例文を見てみましょう。
「その女性が無事に到着したとわかって、家族は喜んだ。」
まず、主語をどうするかを考えます。
無生物主語なので、「その女性の無事の到着を知ること」
The knowlege of her safe arrival
を主語にします。
日本語的にはかなり堅苦しい表現に思えますが、英語では自然な表現になるんですね。
次に、動詞をどうするかを考えます。
「その女性の無事の到着を知ることが、家族を喜ばせた。」
と言い換えると、動詞「喜ばせる」=delightで表現できます。
全文を英訳すると、
The knowlege of her safe arrival delighted her family.
「その女性が無事に到着したとわかって、家族は喜んだ」
いかがでしたか?
直訳では表現できない英語らしさを感じていただけたでしょうか。
英語らしさを噛みしめながら何度も音読して覚えてみてくださいね。
では、また次回まで、ごきげんよう。