英文を早く読むための方法②
前回に引き続き、英文速読のコツとトレーニング方法のご紹介です。
今回は、さらに早く読むための「聞く」トレーニングです。
まず、音源のある英文を用意します。レベルは辞書なしで読める程度にして下さいね。
黙読して意味がわかったら、英文を見ながらリスニングしてみます。
もしも早いと感じたら、自分のペースで音読します。(話速変換機能のついたアプリなどがあれば、2倍速で聴いてから等倍速で聴いて耳を慣らしてもいいでしょう。)
聴いて、音読する、を何度か繰り返して、英語の早さに慣れてきたら、英文を見ないで、リスニングします。
その時に、英語を聴いて日本語に訳して理解するのではなく、英語を聴いたら、その英文の情報がそのまま思い浮かぶようにします。
たとえば、He gave her a book that she had wanted for a longtime.
という英文があったら、返り読みで理解するのではなく、聞こえたとおりに、「彼があげた、彼女に、本を、それは、彼女がほしがっていた、長い間」という情報を、なるべく日本語を介さずに、ビジュアル化してみるのです。
このトレーニングをすることで、英語のベクトルが身につくとともに、英語を直解することができるようになります。
すると、日本語に訳す時間のロスがなくなり、ネイティブの話す速度で直解できるようになります。すると、さーっと黙読しただけで、意味が取れるようになるのです。
素材は中学英語程度で十分ですので、ぜひトライしてみて下さいね。
<英語のしっぽのつかみ方⑫> 英語で聞こえたままをビジュアル化する