押さえておきたい英語構文

英語を理解するのに押さえておきたい構文について、今日も紹介していきます。(なお、この記事は「らくらく英文法」のマガジンに収めています。)

今日は、自分のいいたいことを強調したいときの構文です。

まずは普通の英文。
Ken found my key in Kate's kitchen yesterday.
ケンは昨日、ケイトの台所で私の鍵を見つけた。

この文を、見つけたのは(野菜でもなくおかずでもなく)私の鍵だったんだよ!と言いたい場合、どうするか、というのが今日の構文です。

その場合はIt was  と that の間に強調したい語を入れるだけでOK。

It was my key that Ken found in Kate's kitchen yesterday.

that以下の文は、元の文からmy keyを除いた文になっているのがおわかりでしょうか。これが、いわゆる「強調構文」といわれるものです。

見つけたのがケイトの台所だったことを強調したいときは、どうでしょう。
in Kate's kitchen を強調したいので、
It was in Kate's kitchen that Ken found my key yesterday.

こんなふうに、普通の単語だけでなく前置詞プラス名詞(副詞句)もそのまま挿入することができちゃうのです。便利だし、わかりやすいですよね。

こんな調子で、ほかの語句も強調できます。

見つけたのがケンであることを強調したいときは、今度は人物なので、that をwho に変えることが可能です。
It was Ken who found my key in Kate's kitchen yesterday.

最後に、時間を表す副詞を強調してみましょう。

It was yesterday that Ken found my key in Kate's kitchen.

ここでのyesterdayは、名詞ではなく副詞なんですね。

こんな感じで、まずIt was …で言いたいことを先に言うのが、英語のベクトルなんです。おわかりいただけたでしょうか。強調構文は、機械的に作れるのでなれれば簡単だと思います。

何度も声に出してご自分のものにしてくださいね。

では、また次回まで、ごきげんよう!

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