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【マスターデュエル】エヴォル新規来た後の考察

エヴォルが好きすぎて、初noteまで書いてしまった わいばん と申します。

いよいよ来月エヴォル新規が実装される(幻覚)ということで、一週間ほど前から考察を続けていたところ、結構よさげな展開ルートを見つけたのですが、ネットで調べた限りでは同じようなルートが紹介されていなかったので、もっと上手なプレイヤーや有識者の意見を伺いたくて、noteに記すことにしました。

遊戯王にわかによる駄文ですが、最後までお付き合いいただけると幸いです。

(これから時間をかけて、少しずつ画像や動画等を入れるなどして、読みやすくなるよう改良する予定です)


基本展開

まず初動と最終盤面から。

初動:「エヴォルダー・リオス」、「幻想のミセラサウルス」
最終盤面:「スプライト・エルフ」、「エヴォルカイザー・ドルカ(もしくはラギア)」、「進化の特異点」

以下、展開ルートです。

  1. 「エヴォルダー・リオス」を通常召喚し、①の効果でデッキから「進化の特異点」をフィールドにセット。

  2. 「幻想のミセラサウルス」①の効果で、手札から自身を墓地へ。

  3. 「幻想のミセラサウルス」②の効果を発動。自身を除外し、デッキから「ジュラック・アウロ(珠玉獣-アルゴザウルス)」をリクルート。

  4. 「エヴォルダー・リオス」②の効果を発動。デッキから「エヴォルド・フォリス」を墓地へ送り、フィールドの「エヴォルダー・リオス」と「ジュラック・アウロ」のレベルを2、種族を爬虫類族に。

  5. レベル2となった「エヴォルダー・リオス」と「ジュラック・アウロ」を素材に、「スプライト・エルフ」をL召喚。

  6. 「スプライト・エルフ」②の効果を発動。墓地から「エヴォルド・フォリス」を蘇生(この時、手札か墓地にエヴォルドがいればフォリス①の効果を発動可)。

  7. 「エヴォルド・フォリス」②の効果を発動。デッキから「強制進化」をフィールドにセット。

  8. フィールドの「エヴォルド・フォリス」をリリースし、セットした「強制進化」を発動。デッキから「エヴォルダー・ウルカノドン」を特殊召喚。

  9. 特殊召喚された「エヴォルダー・ウルカノドン」の効果を発動。墓地の「エヴォルダー・リオス」を蘇生。

  10. フィールドの「エヴォルダー・リオス」と「エヴォルダー・ウルカノドン」を素材に、「エヴォルカイザー・ドルカ(ラギア)」をX召喚。

  11. ターン終了。相手ターン中に「エヴォルカイザー・ドルカ」の効果を発動すれば「進化の特異点」を発動可能。

以上となります。
次にこのルートにおけるメリットとデメリットを書いてみます。

メリット

  • ニビルケア
    5体目の特殊召喚を満たすのが展開⑩の時なので、仮に打たれても損失がスプライト・エルフだけになる(ミセラサウルスの効果でこちらの恐竜族は相手の効果を受けない)。

  • サーチカードが豊富
    ミセラは化石調査、リオスは化石調査と多様進化でサーチ可能。S字矢印・K様(X:@yazirusi_S)が公開している確率計算サイトで検証したところ、上記いずれか2枚が初手に揃う確率は約36%でした。https://yazirusis.com/calc/probability.html?pXYzNCgIhEIBXonfp2O/7tW6HDkGBGVIHCYJQPETRITwI+SiDWm+xu7W70QzzXb75VJDjcNDPtkxBIYFaKFSPM5L5hmeDrwMNtNpHF3wPbWTCapfk7aVdlPbT/B63mHDax7N4z69V3DV/f/FLui8gd2GzBLqG/DDCYozFBIspFjPu6ykB

  • スプライト・エルフを活かせる
    リンク先にエヴォルカイザーを立てることで対象耐性を付与したり、状況によっては②効果で相手ターンにフォリスを立てて破壊耐性を作れます。

  • 手札消費が少ない
    手札消費が二枚なので、誘発や汎用魔罠を積んで、バックの妨害を増やしやすいです。

デメリット

  • 2枚初動に頼っている。
    【恐竜族】あるあるですが、サーチが豊富とはいえ2枚初動である以上、どちらかが欠けるリスクを背負うことになります。

  • フォリスや強制進化を止められるとキツい
    ミセラでカバーできるのが恐竜族だけなので、爬虫類族であるフォリスや魔法カードである強制進化を無効化されると終わります。

  • 特異点を即打ちできない
    相手にターンを渡した時点では墓地にエヴォルダーがいないため、特異点の発動条件を満たせません。ドルカかラギアでカバーできない範囲で動かれる可能性があります。

  • 素引きしたくないカードが多い
    アウロ(アルゴザウルス)、フォリス、ウルカノドン。素引きすると展開が破綻するカードが多いため、こちらのリスクとも戦う必要があります。

デッキレシピ例

以上をふまえ、デッキレシピを仮組みしてみました。

デッキコード:9rk3q9k
40調整版

続いて、採用カードについて解説してみます。

採用カード考察【エヴォル】

  • エヴォルド・メガキレラ
    初手ミセラ+メガキレラで、メガキレラ通常召喚からリオスの代用になります。リオス+メガキレラならリオスをコストにウルカノドンを出せば、ドルカと特異点でターンを返せます。

  • エヴォルド・ナハシュ
    展開⑥時、フォリスでの特殊召喚先その1。アクセス手段は素引き・おろ埋・蛇睡蓮になります。リオス+ミセラがなかった場合、フォリスさえ出せれば初動になり得るのも評価点です。

  • エヴォルド・エルギネル
    展開⑥時、フォリスでの特殊召喚先その2。ナハシュほど出力量が必要でない時に役立ちます。1ドローがあったかいのと、素引きしたアウロやアルゴを戻せます。必要度は高くないので、採用しない選択肢もあります。

  • エヴォルド・フォリス
    今回の展開では初動にならないため3枚の必要はありません。一応、妥協展開の初動にはなるので2枚にしていますが、1枚でも問題ないと思います。

  • エヴォルダー・ウルカノドン
    素引きした時に困るため2積みにしていますが、割り切って1積みもありです。

  • エヴォルダー・リオス
    絶対に引き込みたいため3枚です。また、このカードの効果にはやっかいな点があるのですが、そこは後のほうで解説しています。

  • エヴォルダー・エリアス
    リオスの墓地送り候補、兼リオスを手札から出力する手段になります。正直採用する必要性はそこまで高くないですが、リオス+ミセラができない時にあると役立ちます。

  • 多様進化
    基本はリオス用ですが、状況によってはフォリスの特殊召喚先をサーチできます。

  • 強制進化
    フォリスでセットできるため3枚の必要はありません。素引き時と後続ターン用に2枚にしていますが、1枚採用も選択肢に入ります。それから、後述もしますが、このカードでリオスを出すと②効果が使えなくなるので、基本的にウルカノドンかエリアスを出すことになります。

  • 進化の特異点
    最強カードですが、引いても初動に貢献できるわけではないため、こちらも3枚の必要はないと考えています。

採用カード考察【テーマ外】

  • ジュラック・アウロ
    後述のアルゴザウルスでも代用可能ですが、素引きした時にアルゴザウルスで破壊できるところが好きです(アルゴの効果で破壊できるのはアルゴ以外のため)。また、チューナーである点を活かし、リオスのレベル変動と合わせてシンクロを狙ってみるのも面白いかもしれません。

  • 珠玉獣-アルゴザウルス
    素引きしたくないアウロやウルカノドン、エリアスなどを処理する手段になります。究極進化薬サーチから出力できる「究極伝導恐獣《アルティメットコンダクターティラノ》」は、妥協妨害にも上振れ妨害にもなれます。

  • 幻想のミセラサウルス
    初動で欲しいため3枚です。基本展開ができない時、リオスさえ場に出せれば、リオス②の効果で墓地に落とせるのを頭の片隅に入れると役立つと思います。

  • 究極伝導恐獣
    究極進化薬での出力先です。初手で来てもエルギネルでデッキに戻せることがあったりなかったり。

  • 手札誘発系
    環境に合わせて採用すればいいと思いますが、「PSYフレームギア・γ」は入れたほうがいいと考えています。サーチカード使用時・メガキレラ効果使用時・強制進化時など、場を空けるタイミングが非常に多いため他のデッキ以上に打てるタイミングは多いでしょう。

  • 化石調査
    ミセラ+リオスをサーチしたいので3枚。

  • 究極進化薬
    アルゴザウルスから究極伝導恐獣を出力するのに使います。

  • 溟界の蛇睡蓮
    エヴォルドの疑似サーチカードです。好きなエヴォルドを落とし、基本展開⑥のフォリスで蘇生すれば上振れを狙えます。

  • おろかな埋葬
    蛇睡蓮のようにエヴォルドを落とせる他、ミセラを墓地に落とすことで基本展開に進められます。ただしミセラを落とす場合、恐竜族を相手の効果から守る効果を使えない点は注意です。

  • 金満で謙虚な壺
    そこまでEXデッキを使わないため、打ちやすいです。ニューロンで試し引きした体感、3枚めくりでも十分欲しいカードは来ます。

  • 指名者系
    展開時にもらう増Gとうららがクリティカルなのでなるべく採用したいです。

採用カード考察【EXデッキ編】

全て書くとキリがないので、特筆すべきカードだけ書きます。エヴォルカイザーの採用枚数は好みでいいと思います。

  • スプライト・エルフ
    今回の展開ルートのMVPです。この展開ルートが発見されなかった理由は、間違いなくOCGでは禁止カードだったからですが、マスターデュエルでは使用できます。なぜだ。

OCGでも緩和オナシャス!
  • 咎姫+アンブロ
    あまりにもどうしようもない時、妥協して立てる妨害です。うららを打たれた時、ヒータから繋げられるのも評価点。

  • リンクリボー+セキュア・ガードナー
    アルゴザウルス→リンクリ→ガードナーから究極進化薬のコストを用意できます。こちらも妥協妨害を立てる際に使います。

  • ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン
    打点超え用。実はメガキレラ②効果の範囲内なので、打点1万のロマン砲が打てます。

エヴォルダー・リオスの注意点(非常に重要)

エヴォルダー・リオスの②効果を使用する上で、覚えておかなければならない点が2点あります。

  • 発動可能条件
    召喚もしくは炎属性モンスターの効果で特殊召喚されている必要があるため、「強制進化」で特殊召喚されている場合は効果を発動できません。そのため、強制進化はウルカノドンかエリアスを出すのが基本となります。

  • レベル変動効果のついて
    遊戯王データベースにあるフォリスのQ&Aではこのように書かれています。

    ″ 『フィールドのモンスター2体の種族とレベルを墓地へ送ったモンスターと同じに』する処理を適用する2体はいずれも、レベルを持つモンスターであり、種族・レベルの片方または両方が墓地へ送ったモンスターとは異なるモンスターである必要があります。″

    この説明だけで意味を理解したあなたは、コンマイ語マスターを名乗ってもいいでしょう。
    言い換えれば、″変動効果を使う場合、墓地へ送るモンスターと変動元モンスターのレベル・種族の両方が一致してはいけない″ということです。
    具体的例をあげるなら、ウルカノドンをデッキから送る場合、リオスと他もう一枚のステータスを変えたくても、ウルカノドンとリオスはレベル・種族が一致してるため、変えることができません。

これらは非常に勘違いしやすいため、覚えておかないとアドリブ展開で痛い目を見るハメになります。

【ディアベルスター】ギミックについて

おそらく全エヴォル愛好家が一度は考えたことがあろうギミック。
採用する場合、メガキレラからの動きが主流になると思いますが、召喚権を使用せずエヴォルダーに繋げられるため、相性はいいでしょう。


というのは建前で、以下個人による見解です。

結論からいうとコスト面が厳しいです。
罪宝狩りの悪魔初動ならいいですが、ディアベルスターとメガキレラで手札2枚切ってまでして出すカードがエヴォルダーなのは、コストが見合ってません。
仮にエヴォルダーを出しても、そのエヴォルダー一枚で宇宙は作れませんし、展開するためにはまた別の展開札を引いている必要があります。
それなら、より手札消費の少ない安定ルートでエヴォルカイザーを出して、余った手札にある手札誘発で戦った方が実質的な妨害数は稼げると思います。フォリスがレベル1だったら世界は変わっていたでしょうが…。

最後に(読まなくてもOK)

解説したいことについては以上になります。
なにか見落としや、ルール間違い、新たな視点などがありましたらご指摘いただけると非常に嬉しいです。

余談ですが、この展開をひらめくにあたって1番影響を受けたのは、Youtubeチャンネル「ハサのカードゲームチャンネル」さんでした。
【恐竜族】の展開についてとても詳しく解説なさっているチャンネルで、少しでもヒントを得ようと動画を漁っていたところ、エルフでベビケラを蘇生している場面に遭遇。「えっ、そんなのアリ!?」となったのが始まりでした(笑)
そこから「エルフならフォリスを蘇生できるくね?」と発展していき、今の形となります。
このルートを閃いたのは間違いなく彼のチャンネルのおかげなので、ここで改めて感謝の意を示させてください。みなさんもぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
それでは、よい遊戯王ライフを!

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