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「リザードンHR争奪戦」構築編


皆さん、こんにちは。

ウイングです。


去年ミュウツーHR獲得の実績を踏まえて

前回に引き続き、今回は構築について、考察を進めていきます。


〇デッキの各種カード枚数について

・ポケモンの枚数

 ポケモンの枚数について、ポケモンの枚数は次に説明するエネルギーカードとの関連があり、正直ぶれがあります。12~17枚の範囲になってくると思います。うちこれだけ必須事項と考えているのが、たねポケモンの枚数が最低8枚以上であることが必要と考えています。


 というのも、前回の記事でもお伝えしましたがシールド戦では事故が起きやすいです。加えて実際にデッキを回したところ、前回のシールド戦よりデッキを回すカードが乏しく、マリガン多数・たね負け・サイドを大きく先行されてからの負けが多く発生しました。


 確率論からいっても、7枚のたねポケモンの採用の場合、最初のポケモンチェック時に1枚でもたねポケモンが存在する確率は約77%8枚採用した場合は、約82%になります。つまり、7or8枚の時点で約20%(5回に1回)のマリガンを相手に与えることになります。


 また、1ターンにたねポケモンを引ける確率(8枚引いて2枚たねポケモンが存在する確率)はそれぞれ、7枚採用で約43%8枚採用で51%約50%の確率でたねポケモンが1ターン目に引くことができません。なお、サポートの使用は枚数が少ないことと埒が明かないので使用できない前提で考えています。因みに9枚採用の場合は約59%です。


  このように、初手・特に1ターン目で引けるたねポケモンの確率を考えると、バトル場・ベンチに1匹ずつ出す確率を50%以上にするにはたねポケモンの採用を8枚以上にすることが必要だと分かります。8枚以上で今回のシールド戦の肝であるポケモンキャッチャーとほぼ同じ確率と考えたら、リアルなのではないかと考えます。


 特に後攻で1ターン目にサポートが打てず、バトル場のポケモンのみの場合、相手の先行2ターン目でたね負けになる確率が大いにあります。以下に現時点での優勝者の構築に見受けられる2ターン目にたね勝ちパターンを記載します。


・セキタンザンVMAXの「ふんかだん」効果付きで140点

・トゲキッスVMAXの「ダイグライド」120点

・マホイップVMAXの「キョダイホッパー」120点

・トルネロスの「エアスラッシュ」120点

・ザルードVの「ジャングルライズ」100点

・ライボルトの「ライトニングボール」100点 etc....

(ケララッパの特性「とつげきラッパ」が絡むとよりパターンが増えます)


 どれも上振れと言われたらそうなのですが、あり得る話なので注意が必要です。そして実際に対戦を行ってみてこの問題を解決できそうで評価が上がったカードがありました。それは「ダンバル」です。


〇「ダンバル」

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 この「ダンバル」は、鋼エネルギー1枚の「なかまをよぶ」でたねポケモンを確定で2枚ベンチに出すことができます。先ほどのたね負けを回避することができ、今回のシールド戦では少ない、山札を確認できるカード(※後にリストがあります)でもあります。また進化先の「メタング」・「メタグロス」の採用についてですが、以下のパターンで採用を検討すればよいと考えます。


・「メタング」・「メタグロス」

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 採用ケース① 進化ラインが2-2-1枚以上存在⇒全採用

 シールド戦において2進化ポケモンはサイド落ちの関係上、事故の要因となるので採用は危ぶまれます。ですが、前述した負けの危険性を排除するため2-2-1ラインであれば「ダンバル」が1枚サイド落ちしても、もう1枚あるので安定する確率は上がります。


 採用ケース② 進化ラインが1-1-1枚以上存在⇒次の分岐

 採用ケース②ー1 メインポケモンが「セキタンザン」or「ハガネール」

 この場合、たね負けの問題だけでなく、セキタンザンやハガネールを逃がすプレイングを考慮に入れての採用になります。何故かというと、この2匹は共に逃げエネ4で、逃がす手段が「ポケモンいれかえ」しかなく、引きによっては「ポケモンいれかえ」が1枚もないケースも考えられるためです。


 これらのカードは一度バトル場に出てしまうと、中々ベンチに戻れず倒されてゲーム終了というケースが割とあると思っています。その問題を「メタグロス」の特性「ふゆうじば」が解消してくれるので、延命できる可能性が飛躍的に上がります。ベンチからバトル場に呼び出すカードもポケモンキャッチャーのみなので。但し、「ゼクロム」「ワイルドショック」のマヒの前では無力なので注意してください。


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採用ケース②ー2 「ツインエネルギー」が1枚以上存在 ⇒   採用

 ツインエネルギーが存在する場合、2ターン目以降のメタング・メタグロスのバリューが上がります。メタングでは「マグネブラスト」が60点、メタグロスでは「レッグクエイク」が100点+進化ポケモンの行動制限が最速2・3ターン、手張り2回で行えます。合わせて「トルネロス」なども採用するとサブアタッカーとして良い働きができると思います。


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採用ケース②ー3 それ以外の場合 ⇒ ダンバルのみ採用

 それ以外の場合は、「ルカリオ」「マギアナ」「ディアルガ」と組み合わせてダンバルのみの採用が丸いと思われます。メインの属性のポケモンやエネの枚数に大部分がさかれると思うので、その場合は無理に事故率を上げてまで進化ラインを入れる必要はないと考えます。

 以上が採用理由になります。余談ですが、優勝構築に多くみられるトゲキッスをメタるため、雷と組み合わせて〇+雷+鋼でダンバルを採用する場合、鋼エネルギーは4枚以上入れてください。3枚以下の場合はエネルギーを引ける可能性は低いので、運を天に任せましょう。


※山札を確認できるカード

・ダンバル

・ビードル

・ペラップ

・トゲキッスVMAX

・マホイップVMAX

・ポプラ


・エネルギーカードの枚数

 エネルギーカードの公式の推奨枚数は15枚です。実戦を行った感想としては、トレーナーズの枚数が少ない点、加えて以下のポケモンの採用によって16~19枚合ったほうが上振れの点数が高いという感じです。尚、ここでは具体的に何枚がベストとは言い切れません。後述の各カードの優先順位の項を参考にしながら、ご自身のピックカードと相談していただければ幸いです。


マホイップVMAX・セキタンザンVMAX・ザルードV


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 この3枚のカードはそれぞれエネルギーに準じた効果を持っています。ですが、エネルギーが無いと大きくバリューが下がるカードになります。そのため、これらのカードを採用する場合はエネルギーを多く採用しても良いと考えます。


ツツケラライン


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 ツツケラライン(ケララッパ)がある場合もエネルギーの枚数を増やす検討が必要になってくると思います。特にケララッパの「とつげきラッパ」は山札を3枚めくり、その中の基本エネルギーを好きなだけ好きなようにつけるという戦況を大きく左右する特性を持っています。


 そのため、エネルギーを枚数を多くした方が当然エネルギーが多くつく可能性が高まるため、採用枚数の多くしてもよいと考えます。参考までに私がエネルギーカードを18枚で「とつげきラッパ」を7回使用した場合、2回ほど1枚もエネルギーが当たりませんでした。運にもよりますが、18枚でこの有様なので、枠との相談でもう少し増やしてもいいかもしれません(笑)


・エネルギーカードの色の配分

 エネルギーの色の配分になりますが、以下のような配分になると考えています。


 エネルギーの枚数 = ① + ② + ③

 ①メインで使うポケモンに必要なエネルギーの2倍 +α

 ②サブ色(2色)4枚以上 +α

 ③特殊エネルギー 


 ①の理由

 ①の理由としては、ドローの引き、サブアタッカーのポケモンがワザが打てることを総合的に考慮しての枚数になります。+αに関しては、サイド落ちを考慮して2枚以上枠をみての採用と定義して考えています。なぜ2枚以上かというと、去年のシールド戦の決勝で、対戦相手があれば勝てたエネルギーが2枚ともサイド落ちしたことを踏まえて2枚以上としています。本当にしゃれにならない話です。以下、シミュレーションになります。


ex)セキタンザンVMAXの場合

 「キョダイガンセキ」に必要な必要な闘エネルギー3枚

 ⇒①にしたがって、計6枚 + 2枚以上 = 8枚以上(8枚で定義)


 デッキを20枚(※)掘ったとき、手札に3枚以上闘エネルギーがある確率

 ・闘エネルギーが2枚サイド落ち  ⇒ 66%

    ・闘エネルギーが1枚サイド落ち  ⇒ 79%

 ・闘エネルギーが0枚サイド落ち  ⇒ 88%

 ※10枚の場合、それぞれ確率は半分以下になります。

  恐ろしい・・・


 一番固定の色エネ要求が多いセキタンザンVMAXで仮定したため、他のポケモンではより確率は高くなりますが、逃げるための逃げエネ等を踏まえると同程度の枚数が必要と考えてもいいかもしれません。(マホイップVMAXに関しては、専用構築が必要です。)


 ②の理由

 基本的には①の理由と同じで、①との枚数調整になります。必要なエネルギーが無色エネルギー多めであれば、①と②の枚数をほぼ一緒にしても良いかもしれません。


 また3色目のエネルギーの採用についてですが、基本的には採用を勧めません。今回のシールド戦では、サポート枚数やデッキを回すパーツが少ないことから前回より事故率が上がっているため、安易に事故率を上げるべきではないと考えています。


 もし採用を考える場合は、無色エネルギー要求のポケモンが多い且つ、決勝トーナメントの主力モンスターをメタって勝つ。などの大きなリターンが得られる場合のみかと考えています。アメイジングレアのカードが当たった場合も無理せず、メインのモンスターを生かして戦うことを推奨します。


・トレーナーズの枚数

 トレーナーズの枚数ですが、こちらは「英雄のメダル」を除き、出た枚数を入れてよいと考えています。なので、配布される「ジムトレーナー」を含めて8~10枚程度になると思います。


・各カードの採用優先順位

以上のことから、このような優先順位で枚数調整を行うと良いと思います。


・全体的な枚数

 メインポケモン(1色目)=メインエネルギー > トレーナーズ

     > サブのポケモン(2色目) = サブエネルギー


・細かい調整(ポケモン)

 サブアタッカー > デッキ回し・補助用ポケモン 

   > 運用素ポケモン > 逃げエネと性能が釣り合わないポケモン


〇まとめ

①ポケモンの採用枚数は12~17枚程度。

 うち、たねポケモンは8枚以上いれるとたね負け確率が50%以下。

 ダンバルの採用検討のすすめ。


②エネルギーカードの枚数は16~19枚程度。

 エネルギーの配分は採用ポケモンに依存。

 メインポケモン(1色目)の色を厚くいれましょう。

 基本的には3色以上は推奨しません。神ピックしたときのみ。


③トレーナーズは「英雄のメダル」以外は全部入れよう。


〇サンプル構築

試しにシミュレータでデッキを作ってみました。

使用させていただいたのは以下になります。



・サンプル①

レシピ①

デッキ①ー1


キッスハガネール軸。

キャッチャーが無く対面性能をあげたいのでゼクロムをピック、雷よりに。

鋼単にして、セキタンザンVMAX用にヤンヤンマラインを2-2でも面白い。


・サンプル②

レシピ②

デッキ②

マホイップ解雇型。

ザル―ドを軸にしながら、ザル―ド捨て+サブアタッカーでセキタンザンVMAXを倒せる構築に。

ツインエネルギーがないため、メタグロス・トルネロスは見送り。

火力が怪しいので、タマタマチーズout、クヌギダマフォレトスinはアリ。


・サンプル③

レシピ④

デッキ④

欲張り3色の例。

このパターンの鋼採用が一番の悩みだが、ダンバルin。

先行・後攻2ターンキルの可能性を高めたデッキ。


2色構築の場合、ダンバル鋼エネout で ジガルデ闘エネinで安定性を上げるのが良いと思われます。


〇最後に

 本当は各カードの考察もする予定でしたが、自身がまだシールド戦参加前だということや他の方々が沢山考察をしていらっしゃるので、自分はシールド戦終了後にゆっくり書きたいと思っています。


 最後までご覧いただきありがとうございます。こういうことが知りたいとかコメントあれば、次回のシールド戦後に書く記事の参考とさせていただきたいので、皆様ご協力お願い致します。













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