テルペンとは？【初心者向けに優しく解説】

テルペンとはどういった成分なのかを解説
CBD製品を調べていると、時折見かけるのがテルペンという成分。

テルペンは香りに関する成分で、大麻の効果を引き出す役割があると言われています。

今回は、テルペンについ徹底解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

テルペンとは？
テルペン（Terpene）とは、イソプレン（二重結合の炭化水素）を構成単位とする炭化水素で、植物や昆虫、細菌などから作り出される生体物質です。

生活の身近に存在し、テルペンは香りに関わる成分であり、イソプレンの結合数に応じて様々な種類があります。

テルペンは柑橘系の香りを持っているものが多く、香水・菓子・医薬品など様々なものに用いられます。

また、その爽やかな香りから血圧を下げたり、リラックス効果も報告されており、テルペンの香りを嗅ぐだけで精神的に落ち着くことが可能。

日常生活の様々な場面で知らず知らずのうちに使われているのがテルペンなのです。

テルペンの種類
先ほどの述べたように、イソプレンの結合数によってテルペンの呼び名が変わってきます。

・モノテルペン（C10）
・セスキテルペン（C15）
・ジテルペン（C20）
・セステルテルペン（C25）
・トリテルペン（C30）
・テトラテルペン（C40）

大麻草には、このように種類が異なるテルペンが200種類以上含まれていることが分かっています。

次からは、大麻にどんなテルペンが含まれているのかを詳しく解説していきます。

大麻に含まれているテルペン
ここからは、大麻に含まれている代表的なテルペンをご紹介します。

ミルセン
ミルセンは、大麻の品種の多くに含まれているテルペンです。
大麻の他にバジル、マンゴー、ユーカリなど他の植物にも含まれており、その快い芳香から様々な製品に使用されています。

効果としては、筋弛緩作用・催眠作用・抗炎症作用が確認されています。

リモネン
リモネンは、レモンやオレンジなど柑橘系の果物に含まれているテルペンです。

その爽やかな香りから抗不安作用やリラックス効果があると言われています。

実際うつ病患者に用いた研究では、リモネンを摂取することで症状が緩和したことも報告されています。

そのほかにも抗炎症性・抗菌性・抗がん効果なども期待されており、その様々な効果から医療現場では医薬品の成分として用いられることもあります。

β-カリオフィレン
β-カリオフィレンは、ブラックペッパー、オルガノなど食用ハーブに含まれているテルペンです。

胡椒のような香りが感じることができます。

β-カリオフィレンはカンナビノイドCB2受容体を活性化させるので、カンナビノイドに近い働きをします。

様々な研究では、抗炎症作用・抗不安作用・抗がん効果などがあることが分かっています。

テルペンはアントラージュ効果を生む
テルペン単体にも効果がありますが、CBD製品にテルペンを加えるとアントラージュ効果によって、CBDの効果をさらに引き出すことができます。

そのため、CBD製品を選ぶ際にはテルペンを含んでいる製品を選ぶことをおすすめします。

最後に
今回は、テルペンについて解説しました。

テルペンは様々な植物に含まれている成分で、皆さんの生活の身近にあります。

CBDとのアントラージュ効果も期待できるので、ぜひ一緒に摂取してみてください。