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CBGとは?【初心者向けに優しく解説】

CBGとはどういった成分なのかを解説

CBDやCBNなどカンナビノイドには様々な成分がありますが、皆さんはCBGをご存知でしょうか?

CBGはレアカンナビノイドであり、大麻への含有率は1%未満といわれています。

しかし、近年はCBGにも注目が集まってきました。

今回は、CBGについて徹底的に解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。

CBGとは?
CBGとは、カンナビゲロール(Cannabigerol:CBG)と呼ばれる大麻成分の一種です。

CBGは、大麻草内ではカンナビゲロリン酸(CBG-A)という物質で存在しており、大麻草が成長するに従って酵素の働きによって、THCやCBDなどのカンナビノイドの変化します。

つまり、CBG-Aは様々なカンナビノイドに変化する前の物質(前駆体)と呼ばれるものです。
他のカンナビノイドに変化しなかった一部のCBG-Aが、変化することでCBGになるのです。

ほとんどのCBG-Aは他のカンナビノイドに変化するので、大麻草内のCBG含有量は1%未満となっており、そのことからレアカンナビノイドと呼ばれています。

レアカンナビノイドであるCBGですが、様々な効果があることが近年分かってきています。

CBGは合法?
CBGはCBDと同様に陶酔作用はないと言われているため、日本で使用しても問題ありません。

ただ、CBGは抽出方法が難しいため、多額のコストがかかります。
そのコストの高さから「カンナビノイド界のロールスロイス」と呼ばれるほど。

そのため、合法だからといって入手することや使用することは難しいかもしれません。

CBGの作用
CBGの薬理作用の研究によると、CBGは神経系に関係するα-2アドレナリン受容体、セロトニン5-HT1A受容体、PPARγ受容体などと高い親和性を有しており、神経疾患などに効果があることが示唆されています。

そのため、それらの薬理作用に基づいた研究が少しずつ進められています。

CBGの効果
実際にCBGの研究も進んでおり、様々な効果があることが報告されています。

欠損した遺伝子によって引き起こされる脳疾患であるハンチントン病。
この病気を発症すると、運動や認知能力に支障をきたします。
2015年において、マウスを用いた研究でCBGを投与すると、ハンチントン病などの神経疾患が改善されることが報告されました。

その他にも2013年に行われたマウスを用いた研究では、CBGを投与することで炎症性腸疾患の症状を緩和する可能性があることが示唆されました。

また、他の研究ではがん細胞の増殖を抑制することも分かっています。

このようにCBGには、神経保護作用・抗炎症作用・抗がん作用など様々な効果があることが次第に明らかになっています。

しかし、CBDよりは研究が進んでいないため、今後の研究が進み、さらなる効果が明らかになることが期待されています。

様々なCBG製品
CBD製品よりも少ないですが、CBG製品は実際に国内で販売されています。

加工種類としては、オイル・リキッド・パウダー・ワックスなどです。
オイルやリキッドの場合は、CBDやCBNなどの他のカンナビノイドが混在した形で販売されています。

パウダーやワックスの場合は、CBG単体で販売されていることが多いようです。

しかし、レアカンナビノイドであるため、CBD製品よりは価格帯は高めに設定されています。

最後に
今回は、CBGをご紹介しました。

CBGについては未だに明らかになっていない部分がありますが、今後の研究が進むことを期待しましょう。

興味があれば、実際にCBGを使ってみてくださいね。

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