建築豆知識『注文住宅の知っておきたい品質基準』 木工事①
土台
柱の下部を連結する水平材で,基礎の上に載せる木材。柱と同寸法又は少し大きい角材で,一般的には桧などの湿気に強い木材を用いる。
※湿気に強い木材でなくても対策をした木材を用いる事もある。
床下換気
床下換気は、床下に湿気がこもると土台の腐食やシロアリの発生又は室内のカビなどの繁殖する原因となり、建物だけでなく人体にも悪影響を及ぼすため必要とされています。
※基礎断熱などにより、室内と床下が同じ温度や湿度になる対策をした場合を除きます。
アンカー
土台は、アンカーボルト金物を用いて緊結させる。
注意点
〇土台継ぎ手がある場合は上にくる木材側にアンカーボルトを設置する
〇アンカーボルトは継ぎ手に干渉しないように設置する
〇アンカーボルトは柱下に干渉しないように設置する
〇ホールダウン金物については筋違いに干渉しないように設置する
〇アンカーボルトは土台端部より30㎜以上を残す
〇ボルトのねじ山は土台天端より10㎜以内とし土台天端より突出した場合はカットを行う。
※カットをした場合は防錆処理を行うことを忘れずに行う。
大引・床束
床束(鋼製束又はプラ束を使用する会社が多い。)は大引き(柱の下部を連結する水平材で,基礎の上に載らない木材。)の下部に設置し専用ビスを用いて留め付ける。設置寸法は1000㎜以内とする。
床束の底面とスラブコンクリートの設置面は、専用ボンドを塗布して圧着させる。