サブカメラの話。というかX-E4。
突然だが、カメラを買った。
いや、先月α7IIIのために新しいレンズを買っていたばかりじゃないか。
もちろん、α7IIIは今でもメインだ。MD 35mm F2.8を装着してある。
だけど。
α7IIIはフルサイズにしては小型で軽量なミラーレスカメラだそうだ。
フルサイズ一眼レフを使っていた友人がそう言っていったし、メーカーもレビューもそうなっている。
ところが、スナップシューターとしてはどうだろう。
黒くてゴツめのボディを抱えて散歩する僕は、どうやら街の風景から少し浮いていることがあるみたいだった。
いつものNERVのショルダーバッグから取り出して撮る。たまにファスナーとかにひっかかってレンズキャップが取れたり、カメラのせいでかばんの形が歪んでたり。α7IIIに限らないが、一眼レフスタイルのミラーレスカメラは正直嵩張るみたい。
写真撮りに出かけるときはそれで良いし、なんならずっと首から下げていたり手に持っていたりするから構わないんだけど、ちょっと散歩するのに持っていくとか、通勤カバンに入れておく、というのには少し不便に感じてきていた。
一応そういう用途でRX100Vを持っているんだけど、フルサイズなα7IIIと並べて使うには少々スペック差が大きいし、レンズ交換はできないのでせっかく手に入れたオールドレンズを使えない。
そもそも、RX100Vは僕のカメラ入門機であってサブカメラとして使うために買ったものではないので、出番はほとんどα7IIIに奪われてちゃってた。
ちょっと凹みが気になっていたので、修理に出してみたらキレイになってきちゃって。このまま手放して、また新しい人をカメラの沼に引きずり込む役をやってきてもらったほうがこのカメラのためにも良いんじゃないか、僕の部屋の隅っこで使ってもらえず佇んでるのは可哀想じゃないか。
(東亜重工のステッカー貼ってたんだけど、外装交換になったからパーツごとお返ししますって。記念に飾っておくことにした。ソニーストアの店員さんたちの間では「用途不明の謎の反射板」って少し話題になっていたみたいだった。すみません、ただの飾りです…)
そんな気分でいたら、なんか、その。
Twitterで、X-E4って…
なんなのこれ。かっこいいじゃん。いままでグリップが小さいカメラって使いにくいと思ってた。RX100Vにも社外品のグリップ着けてたし。でも、違った。
カメラって2種類あって、1つは持ちやすくてしっかりしてて綺麗な写真がたくさん撮れるカメラ。もう1つはカメラそのものに価値があって、そのカメラを使うことが歓びになるカメラ。
α7IIIは前者でこれは後者だと思う。グリップは要らない。フルフラットボディに小さめのレンズを着けて街に出ろ。そういうカメラ。
開発者さんのインタビューも興味深かった。本当にカメラが好きな人たちが自分たちが好きなカメラを作ったらこうなった。そんな感じがした。
フィルムシミュレーションもよくわかってないし、グリップが無いカメラの安定した持ち方もわかってない。でもその思想が僕には刺さったし、使ってみたいと思わせた。
Xマウントのレンズは検討したこともなかったのでどれが良いかわからなかった。とりあえず手持ちのM Rokkor 40mm F2とMD 35mm F2.8が使いたかったのでマウントアダプターを買った。
よーしこれから毎日カバンに入れて通勤するぞ!
デザイン重視したいのでグリップ付けたくないんだけど、イマイチ「右手は添えるだけ」っていうカメラの持ち方が習得できず…
「左手に乗せる」ってのもよくわかってない。
みんなの持ち方を見せてほしい。参考にしたいです。
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