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あれから9年経ってるってことよ!

この投稿は、シン・エヴァンゲリオン劇場版:IIをこれから観に行こうというイチファンが、鑑賞前の感情を書き留めたものです。これから見ようという人ももう何度も見た人も大歓迎ですが、ネタバレだけはせんといてくださいね。ほんま勘弁してほしいわ。

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中学の終わりごろにエヴァを知り、友人に借りたPSP版「新世紀エヴァンゲリオン2」内の設定資料ライブラリを読み漁り、BSで再放送されていたTVシリーズを鑑賞し、序破を地上波とBDで補完し、
そして、

高校3年の冬。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q。初めてリアルタイムで見る、エヴァ。初めて見る宇宙戦をするエヴァ。よくわからない力で浮上するヴンダー。

なんだこれは。全くわからない!
でもそれ以上に、演出が、展開が、映像が、アクションが!かっこよくて綺麗だった。

早く次が見たい!早く作って欲しい!空白の14年間で起きた出来事は?ヴィレのみんなはどうなった?アヤナミは?アスカは?シンジは??

僕の期待とは裏腹に、新作の情報は出てこない。
風立ちぬ?日本アニメーター見本市?龍の歯医者?until you come to me?シン・ゴジラ?

エヴァは…?新作、そこにあるんでしょ?!
え、無いの?!

新作を待っている間に伸びた首にはたくさんの別作品が貼り付いた。中には少し尖っていてぐっさり刺さったり、貫通して食べ物が喉を通らかったりした。それくらい、シンエヴァを待っている間にいろいろな作品に出会ったし、いろいろな物語を知った。

それでも、根底にはいつもエヴァがあった。
考察サイトや考察動画も漁った。音楽も聴いた。ポップアップショップが名古屋に来たときには、毎回諭吉がいなくなった。1/6初号機も見に行った。アクリルフィギュアやチョロQが欲しくてカレーも食べたし、左腕も買った。脱出もした。ネルフのショルダーバッグは収納がたくさんあって使い勝手が良いので、カメラと財布だけ入れて写真を撮りに出掛けるのが週末の楽しみになった。

エヴァは、もはや僕の日常になった。
もしかしたら新作なんて出ないのかもしれない、何十年も先になるかもしれない。でも、そんなのどうでも良かった。エヴァという作品世界があり、それを多くの人が認知していた。初対面の人や会社の上司、先輩、後輩にエヴァの話が通じ、オタクであることがプラスになった。僕がここに居て良い理由になった。

目の前の本棚に並ぶ漫画やゲーム、DVDやBD。もしかしたらそれは、エヴァが無かったらここに無いかもしれない。エヴァは、僕にとっての生命のスープの1つだ。

そして、今日。待ちに待った、シン・エヴァンゲリオン劇場版:II、初鑑賞の日。
平日は仕事なのでどう頑張っても金曜日の夜まで待たなくてはならなかった。数日前からチケットを取り、先輩には定時で帰らせてくれと頼みこみ、前日は酒を控え、ネタバレを受けないようTwitterの位置情報をウガンダに変え、LINEの通知も切って望む、20時からの回。

やっと見れるね。待っていたよ。

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