プロダクトづくりを学び合おう by DevLOVE
2019年1月26日
前日とは打って変わって寒気が入り込む寒い日でした(結果的には翌日のほうが3倍寒かった)
そんな寒さを吹き飛ばすような熱気がそこにはあったと思います。
プロダクトづくりを学び合おう 〜静岡デベロッパーコミュニティを立ち上げよう〜
ということでDevLOVEが初の静岡上陸!
会場もこれまでとは違う(椅子や机のある会議スペースではなく)木のぬくもりが心地よい素敵な場所でした。
いちぼし堂
そんなわけで、静岡にもこんなに熱いデベロッパーがたくさんいたんだなぁなんて思いながら
土曜にもかかわらずここまで人が集まったということは、潜在的な熱量はまだまだあるのだと思う。
今回は15分だけ話す時間をいただけたので、数年ぶりに人様に見せるスライドを作った次第です(´・ω・`)
つたないスライドをばーんと載せたところで何も通じないので、少し補足しながら書き残しておこうと思います。
今回はチームにフォーカスして、よいプロダクトづくりにはよいチームが必要だということ、どうやったらよいチームをつくれるのかという話です。
全体はこちらから
最高のチームを目指している旅の途中で、わかったことを少しでも伝えられればもっといい知見が見つかるかもしれないし、誰かを助けることもできるかもしれない。 そんな気がしてこれをテーマにしてみました。自分的にもホットな話題なので。
足りないピースと表現しましたが、穴を埋めるどころか穴だらけなので埋めるも何も土砂が必要なくらいです。 集まらないというか”そもそも足らない”が正解だったかも。
少し横道にそれて採用の話を覗いてみましたが、現場が必要な”こと”だけを伝えるのは愚策だと思います。(面接にやってくるのは”こと”ではなく”人”です)
人探しのはずが、いつの間にか足らないスキルや”こと”になっていて、働く人であることを無視(もしくはそれは面接で料理すればいいこと)されています。
現場がチームを自称するなら、チームでありたいと思うなら、
チームの目的やビジョンを掲げて、そのためにどうあるべきかを考える必要があります。 本当に人が必要なのか、目指す目的に向かうために足らないものは何か?
チームなら、どんな人と一緒に働きたいと思うかを考えましょう。
必要なスキルを備えているのに、一緒に働きたくないメンバーと目的を共にできるのでしょうか?
最初は自分たちの意思とは関係なく集められたメンバーかもしれないですが、チームとして働きたいと思うなら考えるべき問いです。
同じ方向を向いて進みたい人は、何かができるだけでよいのか?
本当は、どんな人となら一緒に進みたいと思うのかがあるはず。
人が集まらないチームとは裏腹に、働きたい人もまた実はたくさんいます。
それは潜在的かもしれないし、単に機会損失が大きいだけなのかもしれない。
他責で制約が多い人もいれば、自責で制約をつけている人もいますが、少なくとも働く意欲のある人は思っている以上にたくさんいるはず。
そんな働きたい人をチームに迎えるために、何をしたらいいのか?
根底には、よいものをつくりたい強い意思と、共に切磋琢磨できる仲間として認識できる”一緒に”働きたい人のイメージがあるはず。
穴埋めをしようとするチームは考えを改めて、
穴を小さくする努力をしよう。
自分はこれしかできません、やったことないです、わかりません、、だから○○ができる人を増やそう。とするのではなく、広げていく=挑戦する
一緒に働きたい仲間なら、今は何かできなくてもいいと思います。 できないことは一緒に増やしていけばいい。
そして、チームの向かう先を再確認します。
何のためにどこに向かうのか。
言葉にするとわかるチームとしての責任や意思があるはず。
目的(Why)に共感すれば人は必ず動きます。
そして、チームはメンバーの受け入れ体制を整えます。
空気感はとても大事。
とりわけ、チームのルールは表明できるとよいと思います。
どんなことを大事にするチームなのかがわかるルールは、チームの価値観が見えてくるので、合う合わない(溶け込みやすいかどうか)がすぐに分かります
さて、働きたい人は何をしたらよいチームに入れるでしょうか?
8割以上は巻き込む側のチームが整えるべきと考えますが、働きたい人も少し意識しておくといいことがあります。
自分の得意なこと、大切にしている価値の表明。
Java得意です!でもなんでもOK
自分が戦える武器は何か。
価値観も、
品質が大事、美しい設計が大事、定時で帰ることが大事、、など自分が一番大切にしていることを得意なことと一緒に言葉にしてみましょう。
わりと文字に書こうとすると手が止まるという・・( ゚д゚)ハッ!
何を言おうとも、どんなスキルがあろうとも、
この先ずっと進歩しない人とは一緒に働きたくないと思います。
チームは、自分を磨き仲間を助けられるような可能性を見たいはず。
お互いに何を期待するのか、されているのかが一致することで大きな信頼感が生まれます。
カッコで書いていますが、自分の背中を預けられる安心感や信頼はなかなか得られません。
しかし、それを得た時のエネルギーや推進力は数倍に膨れ上がります。
そんな仲間探しをしよう。
それは、自分たちのチームとしての活動を続けながら、自らをアップデートする旅の途中でもきっと見つかるはず。
コミュニティはリクルートする場所ではないですが、出会いの場であることは否定できず、組織や会社の壁を越えてチームが生まれる可能性を持っています。
ものづくりに必要なのは信念や情熱。
ぼっちもたくさん集まればもうぼっちではないので、道は違えど共に月に向かう仲間であり、きっかけさえあれば想像もしない化学反応を起こせるはず。
よいチームの基本定義を3つ示しました。
SECIモデルとかスクラムだとか難しいことを知る必要はなくて、ただひたすら目的に向かうことを考えてみるところからでいいのかなと思います。
目的に到達するためにどうすればいいか考え始めると、あらゆるものが境目に見えてきます。
それを越えるためにはぼっちでは部が悪い。
ともすればチームで倒していこうとなるわけです。
チームでありたい。チームであるべき。
そこには、常に目的に向かい続けるからこそ生まれる様々な問いや学びからの、他では得られない"経験"という報酬があります。
自分たちにとっての最高のチームへ。
最後に、
みなさんの旅がよりよいものであり、この世界を変えていける原動力になれば幸いです。
私自身、あの日見たサービスやぼっちエンジニアに多大な影響を受けました。
この続きは静岡で、この場所でやりたい。
新たな地域コミュニティの形として学びあえる場となり、世界を動かす起点になればと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?