見出し画像

獺祭の旭酒造が酒米コンテスト開催で第1位に2500万円

旭酒造さんの正式なアナウンスとしてそのコンテスト名は

山田錦プロジェクトというそうです。




その第1位に輝いた山田錦には栄誉として

2,500万円の買取価格が支払われるとの事。それには内訳がありまして50俵(1俵30kg)の応募サイズで、1俵を50万円で買い取るというものです。

通常のざっくりとした山田錦の流通価格が20,000円ほどと計算されていて、25倍の価格での買取という事です。

因みに山田錦の本場兵庫県産だと30,000円~くらい。

スーパーなどで食べるお米は大体5kgで販売されているかと思うのですけども、上述のものはその5kgのサイズで83,333円となります。

また、旭酒造さんの最高峰アイテム≪獺祭 磨きその先へ≫は流通価格30,000円税抜で見かけます。よって、もし通常の山田錦ではなく上述の第1位25倍価格のものでこのアイテムを造ると・・・Σ(゚Д゚)




夢のような話が飛び交いそうですけども問題はその

選考基準(品質目標)。

詳細は旭酒造さん自社HPを御確認頂きたいのですけども私見として最もハードルが高いを考えているのが

整粒歩合99%。その品質の山田錦を、同一産地で、50俵もの量を応募できる、商慣習上原則考えられる既存の旭酒造さんとの取引生産者さんが、存在するのか。注目しています。

先日開催された、大阪での決起集会には新潟県から福岡県まで13の県から18の生産者グループさん達が参加したそうで、その中で「従来のやり方では達成できない」基準との声も挙がったそうですけどもその通りでしょう。

正に、生産者さんはこのプロジェクトのテーマである「最高を超える山田錦」作りに挑戦する事になります。

Sakeを愛する者の一人として、更なる美味しさ、更なる価値に期待しております!

推測では、米選別機ライスグレーダーを幾度か通せば整粒歩合99%は達成すると思うのですけども、それが同一産地で物量として50俵集められるのかどうかが勝負かと。




余談で、各所でSakeの価値を挙げる取り組みは為されていて

そのうちの一つが、昨年2018年に等級検査にて

史上初の特上認定を受けた雄町です。平成最後の30BYでは≪而今≫醸造元の木屋正酒造さんが全量仕込みました。

ここから先は

317字 / 1画像

¥ 300

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?