スマートグラスの活用アイデア
本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、私個人が行う「働き方実験」についてまとめたものです。
今回、レノボさんのご厚意もあり、期間限定でスマートグラスの実機をお借りすることになったわけですが、同じ研究員の方と共にWomen's Metaverse Networkのメンバーも実機を体験する機会を頂くことが出来ました。
関西(大阪)で1回、東京(渋谷)で1回、複数のメンバーが集まって、日本未発売の「T1」という機種を試してみました。
渋谷の方は、新しい働き方ラボ研究員の一員でもある渋谷Well-beingラボのTAMAさんがメンバーとなっていらっしゃっている神南Slothに、レノボの方にお越し頂きました(Kさん、ありがとうございました!)。各自、スマートフォンやPCを持参し接続してみたのですが、対応していない機種も多く、皆さんでデバイスを借りあって体験する形になりました。
体験した方の感想としては、以下の通りです。
★良かった点
・姿勢を固定されないのは、便利そう+眼精疲労&肩こり軽減にもよさそう。ケーブル付マストでこのメリットを生かすにはPCよりスマホの方が親和性あるのではないか
・メガネの上からも装着できることと、ケーブルが無くなれば、どこでも好きな姿勢で映像が楽しめる
★気になった点
・対応可能なスマホが限られているので汎用性がいまひとつ
・ケーブルがあるので、使用範囲が限られそう
スマートグラスにも様々な種類があるのと、MRグラスとの相違がわかりにくいということもあって、「事前にイメージしたものとは違った」という感想が一番多かったです。
やはり「スマートグラスで何をやりたいか」が明確でないと、ただ持っているだけになってしまいそうです。
例えば、映画を見る、ウェビナーを見る、などは直ぐにイメージ出来ますが、他にどんな使い方が出来るのかを、よくわかって使わないともったいないな、ということがよくわかりました。
体験した皆さんから様々なアイデアを頂きましたので、それを少しまとめてみました。
まず、前提としてスマートグラスと他のデバイスとの違いを整理してみます。
スマートグラスが、他のデバイスよりも優れているのは、①ポータビリティ、②ハンズフリー機能、③使用環境、かなと思われます。重いHMDに慣れていると、スマートグラスの軽さは感動します。また、グラスを装着しながら両手が空くので、料理をしながら、あるいはネイルをしてもらいながら使用出来ます。また見た目はサングラスなので、HMDと違い、屋外で掛けていても周囲にドン引きされることはあまりないかもしれません。また給電は有線なので、バッテリーの消耗を気にする必要もありません。
それらの優位性を加味し、スマートグラスの活用シーンのアイデアが色々と出ました。
ワークスタイルよりも、どちらかといえばウエルビーイングで活用するアイデアが多かったのが印象的です。
ただし、T1で出来ることと出来ないことがありそうです。例えば完全防水機能はありませんので、プールでガンガン使うのは控えた方が良いかもしれません。
ただ、アダプターや接続するデバイスによって解決出来ることもありそうですので、今後も実機を試しながら色々なユースケースを想定した実験を続けてみたいと思います。