『1Q84』の天吾くんが愛好したディケンズ作品『オリヴァー・ツイスト』
『オリヴァー・ツイスト』は、イギリスの偉大なる作家チャールズ・ディケンズが初期に書いた作品です。
『1Q84』の主人公の天吾は、少年時代にディケンズの小説に熱中していました。
その影響を受けて、僕もディケンズの作品を読み始めてとてもはまりました。主人公が良いことも悪いことにも巡り合う展開、豊かな登場人物、伏線の用意などが素晴らしいです。
ディケンズ作品の中で天吾が最初に読んだのが、『オリヴァー・ツイスト』です。初期に書かれた作品というのもあり、ストーリー展開として荒い部分もありますが、ストーリーの勢いを感じました。孤児オリヴァーがさまざまな苦難を乗り越えていくと同時に、オリヴァーはどうなっていくのかと気になって仕方がなかったです。つらい幼少期を過ごした天吾とリンクする部分もあり、僕自身ディケンズ作品をある程度読破してみて、天吾がディケンズに熱中したのはとても納得できます。
個人的には、ディケンズの長編作を初めて読むなら、天吾のように『オリヴァー・ツイスト』から読んでみるのはおすすめです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?